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》 自由の上に立ってそこから飛び上がる
ひとは自由になるのではない
またひとつ自分が自由であることに気付いてしまうだけなのだ
否応なしに自分が自由であることに気付いてしまう
全ての出来事が、ひとをそうした方向に仕向けている
だから、大切なことは、自由を求めることではなく
自由の上に立って、では何を始めるかという事だ
全てのプランは役に立たない
その上に立ったときに初めて考えを持つことができる
何故ならば自由とはその度=その旅に自分が立つことになる全くただひとつの地面だからだ
過去の経験などは、直感を当てにするため自分で自分に言い聞かせる言い訳でしかない
積み重ねたことばの数々は、僕らを奮い立たせるためにのみ意味を持つ
だからこそ僕らはあんなに真剣にことばを拡げていくのではないのか?
(だからこそ 君と僕はあんなに泣いて笑ってケンカしたのではないのか?)
僕は信じない
僕ひとりを生かすために、君にも生きていて欲しいと思っているなんて
誰もが自分のためだけに生きているなんて、それこそたわごとではないのか?
ぎりぎりのところでしがみつくのもいいけど
いっそのこと手放して
そう、その両手を大きく拡げて
手は何かを掴むためにあるけれど
決してずっと何かをつなぎとめておくためにあるのではないから
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