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伝説の国 Shangrila

小学6年生のとき
初めて自分のお小遣いで買ったアルバムが
ユーミンの『天国のドア』だった。
当時、カセットテープからCDへの移行期で
CDを買うかカセットテープを買うか
すごくすごく悩んで、
なぜかカセットテープを買った。
(ある時期までのわたしは
なぜか自分がベストと思うものの2番目を選ぶクセがあった)

『天国のドア』は文字どおり擦り切れるほど聴いて
大好きなアルバム。

そして翌年、1991年に発売されたのが
DAWN PURPLE』
で、この年からわたしはユーミンのコンサートツアーに
毎年足を運ぶようになる。

当時はバブル真っ只中で
ダブルのスーツとカボティーニの香りに身を包んだ
お兄さん、お姉さんに混じって
ユーミンの目も眩むような世界にはまり込んだ。

リオのカーニバルを楽しみに心の支えに
1年働くブラジル人のように(知らんけど)
わたしの1年は、ユーミンのライブに支えられていた。

コンサートチケットを買うために
発売日の前夜からチケット屋さんの前に並んだ。

そのうち、お小遣いでファンクラブに入り
当時、大学生で運営されていたファンクラブで
ゆくゆくは働きたいと思い
東京の大学生になることを夢見た。

結局、第一志望だった東京の大学には受からず
第二志望の大阪の大学に進学したため
ファンクラブ運営の夢は絶たれたのだけれど。

それでも、毎年のコンサートが楽しみで
ユーミンのアルバムをせっせと聴いて
年に一度のコンサートを楽しみに生きていた。

就職してしばらくすると
アメリカ、ニューヨークで働くことになり
その期間中はユーミンのライブから離れて暮らした。

久しぶりに帰国してユーミンのコンサートに行ってみたら
当時はサーカスっぽい、ショー型コンサートの
シャングリラシリーズが開催されていて
大好きな曲の時ノリノリで立ち上がったら
後ろの席から「座れー!」とブーイングされて
ものすごくテンションが下がって
悲しい気持ちになったのを覚えている。

それ以来、ユーミンのコンサートで立ち上がるのが
ちょっぴり怖い。

そんなことを思い出すのが、この曲です(笑)。

大気の中に Find me!
ついておいで Behind me!
命つきる前に
私といっしょにみつけよう
伝説の国 Shangrila

SHANGRILAをめざせ

SHANGRILAをめざせ
作詞:松任谷由実
作曲:松任谷由実
『NO SIDE』 1984/12/1



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