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オタク、ジャンボうちわの入るサイズのバッグを縫ったの巻

自分でも何してるのかだんだんわからなくなってきました。
手芸クラスタではないです。縫い物苦手です。オカンアートに片足突っ込みはじめた感あります。

ぬいを手縫いしていて、よくオカダヤさんやユザワヤさんに足りないものを買いに行っていて、
「あ!この布あればあの衣装作れるじゃん!」みたいな妄想は日々していて、
あの、なんか、布見てたら、急に、バッグ、作りたい欲望が、止められなくなって………。
ぬいは小さいし手縫いだからなんとかなるけどバッグ用の布を切るスペースすら我が家にはないのに…。


★作る前の諸々


・作る前の願望
「コンサートに持って行くためにジャンボうちわの入るサイズにしたい!」「推し衣装イメージにしたい!」
そう、全てはFNS歌謡祭のジャポニカスタイルのせい。俺たちジャポニカスタイル。
一回「いやバッグは…」って我に返ったけどカウコンでも着てた。LOVE。作る。

・作る前の調べ物
元々うちわの入るサイズのバッグは買わなきゃなぁと思っていて、ネットでいろいろ見ていて、
ざっくりA3の入るトートバッグなら大丈夫なんだけど、シンプルな帆布系のトートバッグは自分の普段の服装に合わないなぁと思っていて。
帆布よりしっかりした合皮だとビジネスバッグみたいな見た目のが多くてそのまま仕事に持って行きそうだしテンションが上がらない。
大きめ巾着バッグで、最悪うちわの写真部分さえカバンの中に隠せたら、持ち手は外に出ても良いか?と思っていました。
なので大きめ巾着バッグの作り方を検索。


参考①
コッカファブリックさんの「簡単なのにおしゃれ!裏地つき巾着バッグの作り方」

https://kokka-fabric.com/craft-sewing/drawstringbag-5/

縦41センチ、横40センチの巾着バッグが作れるようです。ふむ。ほぼ正方形ですね。
ジャンボうちわは縦420ミリ×横295ミリらしいので、持ち手がちょっと出るけど許容範囲。
型紙もあるしほぼ直線縫いです。いけそう。


参考②
ブティック社さんの「大きなリボンがかわいい ベロアのトートバッグの作り方」

ロリィタ系のソーイング本に載っているレシピを無料公開してくれているみたいです。
仕上がりサイズは書いていないですが「B4が入る」と。
B4は364ミリ×257ミリ。これが「入る」ってことは…どうだろう…?
余裕を持って入るならうちわ入るけどミチミチに入るならうちわNGのサイズです。


参考③
縫いナビさんの「直線縫いのみ!初心者さんにもオススメな簡単かわいい巾着トートバッグの作り方」

ちなみにこの記事は、縫いナビさんがYouTubeの* Baby&Kids * Handmadeさんの「裏地付き巾着バッグの作り方(生地切り替え、まち付き)」を参考に作ったそうなので、元動画も貼ります。

こちらはA4の入るサイズとの説明で、仕上がりは縦35センチ横35センチ、マチが10センチ。
うちわの持ち手はバッグから飛び出しまくりになりますが、マチがあると普段持ち歩いているもの(カメラとか)も入りそうで良いなぁ〜と思いました。
あとペンラも持たなきゃいけないので荷物はたくさん入る鞄が良い。でけぇのよペンラ。

脳内を整理します。
・参考①くらいのサイズがあると理想
・参考②はサイズがわからないけどかわいい
・参考③は小さいけどマチがあって底が切替えになっているのが良い
 底を硬めの布にして中に板入れたらもしかして自立する可能性もある?望みすぎ?

ということで、型紙をキメラにします。
各型紙を見ながら布のサイズを調べます。

字が幼児なの許して

意外と、表地の布のサイズを書き出してみたら参考①の柄のバッグと参考②のリボンのバッグがサイズほぼ同じだったので、参考②のリボンのバッグをベースにします。
この2つの型紙の大きい違いは、下辺が直線か曲線かのフォルム以外だと、
①巾着の荷物入れる側を一枚の布で折って中まで柄布にして、持ち手は外側から縫い付ける
②巾着の荷物入れる側を口布使って二枚で作って、持ち手は二枚の中に挟み込む
の差かなーと思います。もしかしたら①のほうが簡単なのかもしれませんが、持ち手をつける縫い目が上手にできる気が全くしなかったので②をベースにします。
②のリボンバッグの底の丸みは完全に無視して、③のバッグと同じく底に10センチのマチをることにして、
表の下部に9センチ切替えの布が出る計算にして、ヨシ!10センチのマチと9センチの表地がデザイン的にバランスがイケているのかはわかりません!そのまま流用しただけ!

持ち手は①が48センチ(重ねて縫うからもっと短い)、②が50センチ、③が57センチと、最短と最長で10センチくらい差があるので、
冬だし厚手のコート着るし一番長い57センチを参考にするつもりでいます。が、様子を見ながら作ります。
③よりバッグの縦も10センチ弱伸びるので、いけるか…?いけるのか…?背が低いと持てないバッグになるかもしれないな…と思いながら。

阿呆ほどブレードをたくさん縫い付けたいので、その幅がどれくらいが良いのかを考えます。
正直サイズ感がわからないので、スマホで雑な絵を描いてA3で印刷してみました。

深夜のコンビニ

A3が縦42センチなので、縦45センチのデザインを印刷すると実寸とは違うんですが、まぁなんとなくイメージで…。
見えづらいですが下の濃い緑が切替え部分、上の明るい緑が巾着の結びより上(いちばん上の点線が巾着の紐結ぶラインの予定)のつもりです。
なんとなく悪くなかったのでざっくり良いとしました。
真ん中の白いところが7センチ幅、赤いところは3センチ幅くらいのイメージになりました。
買いに行って同じ幅の気にいるものがあるかわからないので、推し衣装の写真を見ながら、雑な絵は適当に参考にしながら買い物します。


★作るよ


途中経過の写真が全くないです。
いろいろ買い物したんですが結果使わなかったものもあるので使ったものだけ。

表面
・緑のベロア、メインの布 60センチ
・緑の輸入布、切り替え&底の布 20センチ(30センチ買えるなら30センチ欲しい)
・白の輸入布、柄部分の布 10センチ
・接着芯 1メートル(かなり余った)
・赤いリボン 1メートル
・タッセル 50センチ
・ゴールドのブレード×数種類 各50センチ

裏面
・キルティングの布 50センチ(かなり余った)

その他
・バッグの持ち手用アクリルテープ 3センチ幅のもの 120センチ
・アクリルテープと同じ幅のブレード 120センチ
・巾着用のツイストコード 200センチ
・緑のミシン糸
・ゴールドのミシン糸
・ボビン

縫ってる最中は必死すぎて写真が全くありません!!!!!

まずは布を裁断して、接着芯を貼りました。
フワみが欲しくて裏地をキルティングにしたので、端2ミリくらいのところにダダっとミシンかけました。ロックとかじゃなくて普通に。ちょっとマシかなと思って。
あと、マチ部分&切り替えの布が、30センチ買えたら28×40で1枚取れば良いだけだったんですけど、この布めちゃくちゃ高くて…。
1メートル1万円を超える布だったので、ケチって20センチって買い方してしまって、14×40を2枚取って繋ぎました。
間のダマスク柄の布も、本当はインド綿リボンとかにしようと思っていたんですけど、布屋で「これだ!!!」と思うお高い輸入布を見つけてしまって、
リボンだったらいらねぇのによこの手間…!と思いながら裁断して端を三つ折りして材料としました。面倒くさかった…。

ブレードをどこにつけるか考えている様子

脳死でブレードの上からアイロンかけてブレードを溶かして殺したりしました。
あと両面この柄にしてちゃんとつなげようと思ってたんですけど、正気の沙汰じゃねぇなと思ってブレードつけるのは表だけ、裏はポケットにしました。

生地の端処理して片面にブレード縫い付けたら100メートルあるミシン糸がこうなった
そんなことある?

そんなこんなで「バッグを縫い始める」の前段階でめちゃくちゃ時間かかりました。
1日で仕上がるレシピを元にしてるのに2日かかりました。ゼェハァ。
縫い始めまで辿り着いたらあとはすぐでした。

巾着になる前のトートバッグ姿
ダマスク柄をリボンじゃなく布にした時点で、持ち手をここの柄と揃えるのは断念して(縫いたくなかった)かわいいブレード買ったんですけど、持ち手にブレードは良くなかったです
袖にめっちゃ引っかかる 本当によくない




★できたよ

巾着にして紐通して、できた!縫い目ガッタガタ!
赤い糸を買わずに金と緑だけで縫いきった横着が目立つ!写真で見るとよりひどい!!!
うちわ入れられるバッグが欲しいって縫い始めたのにうちわ超ギリギリ!!!!!!!


サイズ的には②のリボンのバッグ+マチ10センチ、くらいのはずなんですが、やっぱりそれなりにデカくなりました。

出先のお手洗いで写メ撮ってるの許して

身体162センチのわたしが、肩掛けで良い感じ、肘で持ってもまぁ良い感じ、手で持つと地面スレスレぎりぎりぶつからないくらいです。
持ち手はもっと短くしても肩掛けできるので、身長160センチ以下の方は持ち手を短くして作るか、いっそ持ち手無くしてショルダータイプにするのもかわいい気がします。

うちわ、ペンラ、500ミリペットボトル、化粧ポーチ、財布、ハンカチ、趣味のカメラとフィルムのポーチが入っています
ペンラは100均のペンラポーチに入っています
+スリコのトラベルポーチに入れた手作り推しぬいも入れました

うちわ、ペンラ、財布と化粧ポーチくらいならマチなしで余裕そうです。②のリボンの巾着バッグ、オタクいけます。
ただし無地でそのままいくなら外側にはポケットつけないと思うので、内側には絶対にポケットあった方が良いです。
ポケットはあればあるほど良い。
でかいバッグの中からハンカチ探すの大変。

ベロアじゃない布で作っても絶対かわいい。
表地45×40をベースにしてこれなので、市販のバンダナ(53×53)とかで裁断せずにそのままいってもかわいいのでは…!?
100均で売ってるバンダナ×5枚(表地2、裏地2、持ち手とポケットとかパーツ裁断用1)で余裕で作れちゃう。
余計な装飾しなければ半日かからず縫えるからメンカラで友達とお揃いとかにしてもすぐ作れるし絶対かわいい。
53センチだと手持ちは床引きずるけどうちわは絶対かくれるし!バッグとしてはかなり大きいけど裏地もバンダナならモコモコしないからかさばらないし。
ヴィンテージのスカーフ類とかでも推しっぽいのがあれば裏地と接着芯つけちゃえばなんでもバッグにできる!!!!!最高!!!!!!!
鳥柄のスカーフに黒リボン、ゼブラ柄のスカーフに赤リボンみたいな概念バッグも作れる〜!!!!
宝石柄のスカーフとかもかわいいの多いよね。スカーフだと80×80くらいあるから使いようによってはほぼ一枚でイケる!!!!!
今回ツアーバッグないので、ツアTを1枚余分に買って布として使うのもアリですね…。でけぇしツアT…巨漢の着られるサイズよ…布いっぱいある…。

夢が膨らむな!?!?!!!?!!

「慣声の法則」SixTONESの在り方を見せつけた迫力のステージ|装苑ONLINE https://soen.tokyo/culture/news/sixtones230111/ fashionjpより

今ツアーは全体的にグリーンの衣装が好きだけど、一番好きなのは1曲目〜のジェシーくんの紫コート安全ピン柄かもしれないしTシャツでバッグ作るなら裏地はファイヤー柄だな…!!!(ドームのお席はご用意されませんでした)




★今回ミシンをお借りしたレンタルスペース

当たり前にミシンで縫ったんですが、家にミシンがあるはずもなく。
なんならミシンそのもの、10年以上使っていなくて、実家にはあったな???くらいの使い手です。

メインでお借りしたのは「秋葉原工作室」さん!

まさにオタクが作業している姿のツイートです。
作業スペース代+ミシン代1000円でお借りできるので、3000円とか3500円とかで1日ミシンが使えます。
間違いなく都内最安値だと思う…。
ミシンは台数に限りがあるので、ミシン利用の場合のみ予約が必要です。
前日の時点で「あしたミシン空いてますか?1人いけますか?◯時に行きたいです」ってDMしておけば大丈夫でした。

元々はプラモ組んだり塗装したりがメインの「部室」って感じのスペースなのですが、ミシンが借りられるお部屋は塗装ブースと別の部屋なので、
パテでフィギュアの原型作ったりされてるお兄さん方とご一緒したり、ドールの着せ替えしてるお兄さんとご一緒したりしました。楽しかった!

ミシンの使い方は、たぶん聞くと最低限は教えてくださると思うんですけど、わたしはコミュ障なので「ダイジョブデス」って言ってひとりでなんとかしました。
材料の類を全部抱えて秋葉原まで行くのだけが大変でした。あとはのびのび作業できて最高!


あと吉祥寺のボビナージュさんでも一瞬お借りしました。

こちらは1時間1100円で借りられるミシンスペースです。
蛇目ミシンさん直営の、ワークショップとかがメインのお店なのかな?たぶん…。ということで、糸をセットしたり下糸をボビンに巻いたりは店員さんがしてくれました。

ここは作業スペース的に広いわけではないので、裁断とかは全て事前に済ませて行くのが間違いなさそうです。
ミシンのけて貰えればテーブル広いんですけど、事前作業から全て持ち込むにはちょっと割高なので、やっぱり「あとは縫うだけ!」にして行くのが良かと。

メールフォームでの予約が「利用の1週間前まで」なのですが、直接電話して「今日とか明日とかいけます???」って聞いて電話の1時間後に乗り込みました。
スペース的には定員が4人で、自分と、あと3名作業されている方がいらっしゃったんですが、その3名の方は皆さま店員さんでした。
でも店員さん同士の雑談とか全然なくて、黙々と作業会されていたので、居心地は良かったです。
店員さんはバッグ縫ったり服縫ったりされていました。ワークショップの作例とかなのかな〜と思います。たぶん。
常に店員さんがある程度近くにいらっしゃるので、困った時に助けてもらいたいならオススメの作業スペースです。


あと問い合わせだけして実際に使わなかったのですがユザワヤさんのレンタルソーイングスペース。

これネットで検索すると古い情報がいっぱい出てきて実体が見えなくて「?????」ってなってしまって行けなかった…。
電話で問い合わせをしてみたところ「前日の17時までに予約が必要、平日でもやっていない日もあるため予定が決まったらはやめに問い合わせください」との事でした。
平日18時〜20時頃までの約2時間限定とはいえ、ユザワヤさん(駅近なことが多いし困ったら糸とかすぐ買える)で660円でミシン借りられるの安すぎる!!
作業スペースがどれくらいあるかとかわからないので、今度1時間くらいで縫えそうなポーチの材料持って行ってみたいと思います。

コンサート以外の日も持ってた

テンション上がるな〜!!!!!!!!!!!
オタクって楽しいな〜!!!!!!!!!!!

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