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令和1年宅建試験レポ~駆け抜けた3か月間~

10月のこの時期になると、去年、一昨年のことを思い出します。

「あぁ・・・この時期がやってきた」んだな、と。
去年桜咲かせた、宅建試験のお話です。

今、なにも頑張ってないな・・・って悩んだ時、過去に頑張った宅建試験の話を思い出して自分を奮い立たしています。

そんな宅建試験記、何回かに分けてお送りしたいと思います。

と、言うわけで、今回は一昨年の話でもしようかと。

一昨年の10月・・・

先日の宅建試験、無事に終わりました。

結論を言うと合格基準点なんて夢のまた夢に終わってしまいました。

点数はおろか令和1年試験の合否も公表せず、墓場まで持っていこうとも思いましたが、これから受験する人への参考レポになると考え、振り返ってみようと思います。

・こうしておけばよかった
・こんな考えを持って挑んでいればよかった

そんなことが、一昨年涙を飲んだ経験からお伝えできればと思います。

受験も登録もタダ!?

きっかけは、前に在籍していた会社が宅建業の登録をしていたから。単純にそれだけです。(笑)

何万もかかる登録料がタダになったり、全国不動産協会が運営している講義に会社負担で出席出来たりと。

当時離婚後間もなく、貯金が少ないわたしにとって朗報だと感じ、令和1年7月の申込日と同時に会社で申し込み。帰宅後、楽天ブックスで参考書を購入。2~3日後には手元に届き、勉強がスタートしました。

SNSで勉強仲間を見つける

Twitterで「宅建申し込みました!」って呟いたところ、同じ受験生の方から何名もフォローが来ました。

そしてフォロバ。皆さん、過去問で大きな点を出している人、過去の受験のノウハウを提供している人、宅建以外にも共通点がある人と、色々な人と関わることが出来ていい刺激になりました。

その中の1人、パパリンさんという方は、ご本人が宅建の資格を持っているのは勿論のこと、息子さんが史上最年少合格者(小学校6年)という実績を持たれている方です。

ブログに試験範囲の要約や、息子さんの合格までのストーリーを綴っており、とても役に立ちました◎

電車での移動中、ブログを読んでインプットしたりしていました。素敵な情報源をありがとうございました。

令和の時代は動画で勉強できる??

私はこれまで色々資格試験に挑戦してきましたが、「YouTubeで勉強する」ということを宅建の勉強で始めて覚えました。

その中でもみやざき先生と吉野先生。

みやざき先生の動画はとても分かりやすく、「楽しく覚える」ということをモットーに展開されています。統計の語呂合わせもとても助かりました。

吉野先生はとてもハキハキした話し方が印象的。宅建試験終了後の解説動画にて私と出身が同じことを知り「地元にとてつもなく凄い人がいる・・・」と、思ってしまいました。

許可なく動画を載せていいのか分からなかったので割愛するしますが、宅建受験するそこのあなた、ぜひ「宅建みやざき塾」「吉野塾」でググって観てほしいです。

突然の解雇宣告

宅建の勉強を初めて1か月が経った時、宅建を受けるきっかけとなった会社をクビになりました。

会社をクビになった以上、勉強なんてやる意味ない。

宅建の勉強が役立ちそうな不動産業界をはじめ、建設系や銀行などに業界を絞って転職活動をしようとも考えましたが、貯金無し職無し生活立て直し中のバツイチ、そんなことを考える時間、ありませんでした。

・・・が、結局、不動産業界の会社に内定をいただき、ノリで受験した宅建がガチ勢になりました。

毎週水曜日は学校の日

8月の後半から、毎週水曜日に宅建の学校に通い始めました。まさかのご厚意で?会社を退職してからも通わせていただき、ほぼ出席しました。

運営元はアルファベット3文字の某資格の学校で、試験問題に関するコツなども教えてくださりました。「〇〇が出てきたら容赦なく×つけて!不正解の可能性高いから!」・・・と。

また、学校では本番に近い模試もやりました。そこで現実を知ることになります。

総得点50点中15点。宅建業法は20問中3問正解(※5問免除は全問正解でした)。

業法は満点!とみんなが口をすっぱくして言っていたので、業法に力を入れてきたはずでした。

「これが本番じゃなくてよかった!できないところがはっきりわかってよかった!」と、ポジティブに考えて過去問に励んだのでした。

そんな感じで過去問を繰り返す日々。特に業法に関しては分野別過去問を追加で購入し、最後の追い込みをはじめました。

突如訪れた災害。

試験1週間前、事件が起こりました。2年前に日本を襲った「台風19号」覚えているでしょうか。

台風なんて誰にも予想できない。

この日は当時交際していた元彼と会う予定でしたが、翌日の予定に備えたいとのことで12日の昼間だけ会うことになっていました。私も宅建の追い込みできるしちょうど良き。

しかし、関東では公共交通機関の計画運休が続々と決まり、TwitterもTVも災害がらみのニュースで、HSP傾向のある私にとってきついものとなってしまっていました。

結論を言うと、翌朝(元)彼の家に行き、二人して違うことして過ごしていました(もちろん私は宅建過去問)。

台風の影響で辛い・・・ってツイートしたらご本人が提案してくれたこと。大雨の中向かうのは大変だったけど、勉強も沢山できたので、後悔はありません。翌日、嵐が去った後無事に帰宅しました。

チラシを貰って会場へ!!

あれから時は流れ、10月20日の時を迎えてしまいました。会場は最寄駅からバスで1本で行ける某大学。

バス停に向かったら、テキストを開いてバスを待っている人が既に10人くらいいました。まだ会場に着いてもいないのに雰囲気にのみ込まれそうになりました。

バスに大きな遅延もなく、無事に大学に到着。到着すると「試験頑張ってください~!」と、某予備校のスタッフさんがチラシを配っていました。

上述した学校の先生が仰っていました。そのチラシには近年の法改正や、出題される可能性が高いと思われる問題文が載っているとのこと。もらえるだけもらっておきなさい、と言われていました。
更に言うと、不合格者への来年のセールスも兼ねてるそうです。
ただ、「自分が使い込んできたテキストを最後まで見たい!」なんて人は、チラシを貰わないのも間違った選択肢ではありません。

結局チラシはもらったものの、自分が使ってきた参考書を目に通していました。

試験の感想・結果

統計

問26~50(宅建業法・5問免除)

問15~25(法令・税)

問11~14(民法の特別法)

問1~10(権利関係の判決文以外)

判決文

という順番で解いていきました。これまで行った過去問や模試と同様です。

認定こども園やタワマン、地震など現代社会を彷彿させられた問題が多数。
宅建業法は個数問題が多かった・・・

模試の解説時に「法律用語が出てくる国語の問題」と言われた判決文の「けだし」なんて初めて聞いた言葉だよ・・・

「けだし」(漢字では「蓋し」)
一般的には「蓋し名言である」(考えるに名言である)といった形で使いますが,法曹界では「なぜならば」の意味で使います。
https://www.uku-law.jp/newsletter/lawyer/column14/

そして、試験終了後、某予備校の自己採点ツールを使って自己採点・・・自己採点するのが怖かったです・・・

権利関係  9/14
宅建業法  8/20
法令    4/8
税・その他 4/8
合計    27/50

私の令和1年の宅建試験は桜散りました。

業法の個数問題増加に対応しきれなかったり、勉強中の解雇や転職活動など、言い訳はいくらでもできてしまいます。

しかし、過去問も満点にできなかったし、インプットも足りなかった私に非があります。

なぜか権利関係が1番点取れていましたが、上述したパパリンさんがとある応急措置を伝授して下さって、その方法を用いたからこそあの点数だったのかもしれません。
(※この応急措置はわたしもおすすめはできないし、当該記事は既に削除されているようなので割愛します)

少しだけ言い訳させてください

うつ病を持ち、自己肯定感も高くない自分だからこそ言いたいことがあります。

・(模試に引き続き、初見で解いた問題は2回目。)模試の2倍近い点数が取れている!
・業法は模試から5点アップした!
・1週間前から手付けた報酬の計算きちんとできた!合ってた!
・自己流に覚えた土地区画整理法も正解!
・民法の特別法4問は全問正解!
・統計はみやざき先生の動画のおかげで正解取れた!

・・・でも、勉強の成果が100%出なかったわけではないのです。質も量も、合格には及ばなかったんだなと改めて思いました。

来年リベンジする道を選ぶ!

新しい会社で努力義務が課されているので逃げられません。

更に、不合格が分かった直後にTwitterで「今年涙をのんだ皆さん、リベンジしますか?」とアンケートを取ったら・・・

50票獲得、6~7割くらいの人が「リベンジする」という回答でした。得票数50票(宅建試験の問題数50問)ってのも何かの縁ですね。

まとめ

宅建を申し込んでから、いろんなことがあって、試験を受けることを諦めようとした時期もありました。

でも、試験を受けることが出来るって幸せなことだなとしみじみ。試験会場に空席も1/5ぐらいあったし。

試験のあの緊張感は、来年受験する時に今年より緊張しないんじゃないかと。試験時の手順(スマホ封筒に入れたりとか)も手際よくなってるだろうし。(笑)

今年宅建落ちたことで、今年の試験は「来年への布石」になりました。1回受験したことが、アドバンテージになっています。

これから人生の中でも変化が起こるだろうし、他の資格も受けるけど、来年に向けて今から走り出していきたいです。

~by 令和1年10月の自分より~

▽この話の続きはこちら▽


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