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心の状態


生きていく上で心の状態はとても大切だ。

自分の機嫌が良い時、イライラしている時では言葉一つの解釈がまるで違う。

冷静にならなければいけない場面でも、心の状態が整っていなければ正しい判断はできない。

バスケットボールは攻守の切り替わりが激しいスポーツだ。

ほんの数秒の間に色々な出来事が起こる。

心を整えるすなわち、感情をコントロールすると言うことだ。

僕はバスケットボールを教えて約14年が経つ。

最初の頃はコーチングと呼べるのか分からないが、練習をキツくしてピリピリした雰囲気を出す。

そうする事で子供達がバスケットボールと向き合い、上手くなると思っていた。

当時やっていた練習など覚えてもいないし、どんな練習をすれば県大会や東北大会を出場できたなど尚更分からない。

1つ言える事は子供達が精一杯目の前の事を頑張っていた。

僕の練習を誰よりも率先してやっていた歴代のエースの子達。

マンツーマンで教えた事など一度もない。

今思い返せば僕がピリピリした雰囲気を出している中でも、コートの中ではポジティブな言葉を掛け続けられた歴代の上級生達

様々な感情がある中でも強い時には自然に必要な声が出ており、結果が残らない時ほど上手くいかなった。

コーチが伸ばせるのはやる気がある選手だけ

これは言い訳ではなく事実だと僕は思う。

やる気の中にも感情がある。

試合で負けた悔しさをやる気に変えれる選手

コーチや保護者、チームメイトに怒られて悲しい感情をやる気に変えれる選手

褒められてもっと上手くなりたいという感情をやる気に変えれる選手

最近のバスケットボール界ではインテグリティが重要視されている。

これにはもちろんメリット、デメリットがあると思うし後は信頼関係の問題なのかなと思う部分もある。

もちろん選手やコーチ、保護者が感情的になってそれをぶつけてはいけないと思う。

ただ時にはそういう指導も必要。

プレイヤーファーストだからこそ褒めるだけのコーチではダメだし、怒るだけのコーチでもダメなのだ。

十人十色という言葉があるがその通りに、怒られて伸びる子もいれば褒められて伸びる子もいる。

現代っ子は後者が多いかなと思うが褒められばかりでは調子に乗ってしまう子が多いので、時には鼻をへし折る時も必要だなと思う。

そして僕が一番大切にしている事は

教えていない事は怒らないという事だ。

子供達は真っ白はキャンパス。

感情がコントロールできていればやみくもに怒る事はないと思う。

心の状態を常に良く保ち、その選手の個性にあった指導ができるコーチになりたいと強く思う。










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