χの断片記

哲学に興味のあるインチキ大学生です.

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最近の記事

学費返還運動について考えたことの自己分析としての反省文

 お久しぶりです。皆様元気にお過ごしでしょうか。最近はコロナの影響により外出自粛、ほとんどの方が自宅での引きこもり生活を余儀なくされているのではないでしょうか。さて、そのコロナの影響もあり、大学での授業は延期、オンライン授業となり、大学への入構も禁止となった。図書館や学部棟なども使えなくなってしまった。そのような状況下で、インターネット上では学費返還運動なるものが起こりはじめている。これについて私は先日、その運動に対し部分的な共感はあるが、私の現在所属する大学のその運動には賛

    • 空を眺めながら

       久しぶりに寝っ転がって空を眺めていた.  いつぶりだろうか,こんなにゆっくりと空を眺めるのは.  僕は,幼い頃から空を眺めるのが好きだ.  芝生の上で寝っ転がって.  小屋の屋根に寝っ転がって.  青い空に浮かぶゆっくりと動いてく白い雲を眺めるのが好きだ.  今日は久しぶりにそんなことができた.  銭湯の露天風呂で寝湯に浸かりながらぼんやりと.  雲は自由だ.  どんな形にだってなれる.  僕らの想像を働かせるように. 様々な想像を働かせて.ニヤニヤし

      • 「私」とは〜自己分析編(2)〜

         何もない所でつまずいた。と呟こうとした。しかし、その瞬間にふと頭の中に浮かんだのは、何もないということなどないのでは、ということである。何か有るというためには、何かに於いてなければ、有るものと無いものの区別がつかないのである。詰まるところ場所が必要なのである。と思い立ったもののはじめに呟こうとしたのはそんなことではなく、何も”障壁のない”所でつまずいた。という意味なのになと思い返したのである。自分で無意識のうちに省略したのにもかかわらず、それに気が付かずろくでも無いことを考

        • 青春18で石巻へ

          青春18きっぷが余るな(8、9、10で使う予定ありなので二日分余る)と思い、11日に行く予定であった石巻に行った。(青春18は10日までなので前倒しするしかなかった)。仙台から石巻へは何度かいったことがあるが、東京から仙台までを在来線で行くのは初めてであった。石巻は高3の春休み(春休みってどちらの学年に入れるべきなんだ。ここでは高3が始まる前のこと)以来である。ひさしぶりの石巻。一冊の絵本を片手に目的地へと向かう。石巻市は僕にとっては重要な都市のひとつだ。様々な思い入れがあ

        学費返還運動について考えたことの自己分析としての反省文

          鬱蒼とした世界で(1)

           なぜ人は生きるのか。そもそも人に生きる理由なんて存在するのだろうか。訳も分からずに気が付いたらこの世にすでに自分は存在していて(多分…)、半強制的に生かされているのではないか。そんなことを思いながら今日の朝は目覚めた。いや、正しくは目覚めてから布団を出るまでの間に考えたことだ。朝っぱらから何を考えているのだろうかと自分でもうんざりする。そんなことを考えながら朝食の席に着いた。テレビには朝の報道番組が映っていた。映ってはいたがあいにく席の関係で音声しか聞こえない。そこでこんな

          鬱蒼とした世界で(1)

          Noteに変えたご挨拶

          自己紹介  どうもこんにちは。χです。以前は、はてなブログでタラタラとくだらないことを書いていたのですが、なんのきっかけか(自分でもよくわかっていない)、Noteにしてみようかなと思い立ちこちらに変更しました。一本くだらない記事がすでに出てはいるけれども、自己紹介していなかったなと思ったので。というわけで軽く自己紹介でもしていこうかななどと。  χというのは、ギリシア語で「カイ」と読みます。よく「エックス」と呼ばれることがありますが正しくは「カイ」です(まあどちらでも、い

          Noteに変えたご挨拶

          僕の考える読書感と本の購入について〜「速読」と「遅読」〜

          ・読書感について 最近巷ではどうやら「速読」なるものが流行っているらしい.書店に行くとやたらと「速読」についての本が並んでいるのを目にする.じゃあ「速読」ってなんだってことになるだろうから,一般的な認識から記述してみると,1ページを数秒で内容を理解して「速い」スピードで読んでいくことであるようだ.中には1日に何十冊,百冊まで読むという猛者がいるらしい(会ったことはないが).僕自身も本を読むのは人より速い方だと思う.小説などであれば,文庫本だと大体1時間程度で読めていた記憶はあ

          僕の考える読書感と本の購入について〜「速読」と「遅読」〜