みなさん、お元気ですか。お久しぶりです、ちゃんかさです。少しお会いしていない間にわたしは車を買いました。人生で一番大きな買い物です。借りを作るのが怖いという理由からローンは組まず現金一括払いにしました。明日、その可愛い軽自動車が納車されます。ついにわたしが車を持つことになるなんて感慨深すぎて泣いてしまいそうです。
そもそもわたしは十九で免許をとったのですが、持病の悪化によりずっと車に乗れなかったのです。それゆえ、二十年近くもペーパードライバーとして生きてきたのです。運転免許はもはや身分証明書に成り下がっていました。ところが、娘も二歳になり幼稚園に通うことになりました。幼稚園は近所ですが歩いて行くには少し遠い距離です。絶対絶命です。わたしは泣く泣く自動車学校に通い、ペーパードライバー講習を受けまくり、なんとか車を運転出来るレベルまで練習を重ねました。二度目の自動車学校はペーパードライバーという微妙な立場のせいで気まずいものがありましたがなんとか無事に卒業することが出来ました。いや、卒業もなにも免許は持っているので自ら見切りをつけただけですが。いまは馴染みの場所ならば運転出来るレベルになりました。相変わらず車線変更と駐車は苦手なままですが、なんとかやっていけそうです。

iPhoneのメモ、便利な機能なのですが、何年も保存できるので、なかにはもはや意味が分からないものも多々ありますよね。わたしの場合、タイトルの「宗教法人ヴァギナ」がそうでした。カメラロールを辿るように、メモを辿っていたら、突然「宗教法人ヴァギナ」とだけ書いてあったのです。2017年、一体わたしに何があったのでしょうか。当時、わたしはまだ結婚しておらず、子どももいませんでした。攻めの姿勢だったのだと思います。攻めすぎですね。
察するに、友人との悪ふざけの産物でしょうか。宗教とヴァギナ、繋がりは分かりませんが前衛的です。
宗教法人は非課税だと聞いたことがあります。いつか立ち上げるならば会社よりも宗教法人、教祖となって儲けようと思ったのかもしれません。ただ、ヴァギナという名前では女性信者の心は掴めないでしょう。まるでわたしのTwitterのフォロワーのように。
そう、わたしのTwitterには女性フォロワーがあまりいません。女性フォロワーはほぼ友人および知人といっても過言ではないでしょう。そのくらい、女性に好意を抱かれない女、ちゃんかさです。理由は下劣な下ネタのせいでしょうか。わたしにはよくわかりません。

昔、澁澤龍彦氏の著書にワギナ、と書かれていて度肝を抜かれたことがあります。ワギナ、というと性的な印象が薄れますね。これからはワギナと表記すれば女性フォロワーも増えるかもしれません。「血と薔薇」を読んでも難しすぎて途中脱落したわたしですが、お耽美に生きたいとは常々思っております。

冒頭にも書きましたが、わたしの娘もついに秋から幼稚園に通うことになりました。最初は週に一、二回から始めて、最終的には週に5日通ってもらう予定です。幼稚園なので、十四時くらいには帰ってきてしまうのですが、延長保育もできるそうです。わたしはついに自由を手に入れることになったのですが、まだどうして良いのかわかりません。就職活動に充てるべきなのでしょうか。いや、間違いなく就職活動すべきですね。ただ、最初のうちは職安に行く前にモーニングに行ったりと少し自由を謳歌したいと思います。今までどこにも行けなかったのですから、多少の贅沢は許されたいものです。なにもホテルのアフタヌーンティーに行きたいと言っているわけではないのでどうか叩かないでくださいね。わたしはコメダで珈琲でも啜れればそれで満足です。
しかし、常に一心同体の如く一緒にいた娘と離れ離れになるのはとても寂しいものです。毎日、様々なイタズラに怒りながらも、楽しく暮らしていたのですから。わたしが子離れしなくてはいけないのでしょう。娘は最初こそ泣くかもしれませんが、きっと幼稚園でもやんちゃに暴れて楽しんできてくれるのでしょうから。

さて、明日は納車日。今からマイスリーを飲んで眠りましょう。冴えた頭で挑まなくてはなりません。なんせ、車に乗るのですから。それではまたお会いする日まで、さようなら。