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おじさんは個人用VRChat/VTuber用アバターをいかに決めるのか

VRChatに遊びに行くにあたって、やっぱりオリジナルなアバター欲しいよね〜、あわよくばVTuberもやってみたいし・・となったはいいけど、優柔不断なおじさんはどんなアバターがいいのか、なかなか決めることができない。そんな中、頑張って考えて決めてみたが、決めるきっかけとなった考え方など、これからアバターを作ろうと考えている人の参考になるかもしれないので記事に起こしてみた。

目次
おじさんがVRChatに行くにはどのようなアバターがいいのか?
どんなキャラクターになりたいか?で考えると決まらない
なりたいキャラクターではなく、行きたい世界をベースに考える
メビウスが描くような世界観
メビウス的世界観の特徴
アバターデザインの方向性
アバターデザイン案
どっちがかわいいかアンケート

おじさんがVRChatに行くにはどのようなアバターがいいのか?


わからない。

そもそも、

「はい、ここVRChatの世界では、どんな姿でもいい、あなたの好きな姿になれるんですよ!さあどんな姿になりますか?」

と突然言われて、「はい、こんな姿です!」って即答できるものだろうか?私はできない。
ここにちゃんと自分なりの解があるだけですごい。現状で、オリジナルアバターでVRChatやVTuberをやっている人はそれだけで上級者だ。

独力ではわからないので、先達であるのじゃおじさんのインタビューを参考にしてみよう。

かわいいは心のATフィールドを取り払う 「バーチャルのじゃロリ狐娘YouTuberおじさん」独占インタビュー(後編)

ねこます それは重要なことで語りたいんですが、VRChatをやってわかったことは身長の低い女の子になって、身長の高いむさい男に囲まれると、それだけで圧迫感があるんですよ。
ねこます 要はゴツい騎士とかに囲まれると圧迫感があるのに、同じ可愛い女の子同士ですと、お互いに惹かれてすごく打ち解けやすくて平和みたいな。だからかわいいとか女の子の概念みたいなのは、心のATフィールドを取り払う効果があるんです。マツコデラックスさんが話してきたらなんでも言っちゃうみたいな感じがあるじゃないですか。あんな感じで女性らしさや可愛らしさは、打ち解け合う力を持っている。生物学的に男性、女性ということよりは、女性的な特徴を持つことの方がコミュニケーションに都合がいいんです。
「中身がおっさんの百合VR」って認識は違っていて、VRソーシャルやれば分かるんだけど一人称視点の実在感はアバターが相手の心理に与える影響がかなり大きい。
実は、男が男アバターを使う方が遙かに難しく、コミュニケーションに最適化すると相手の心理バリアを破るために可愛くなるのが最適解。

どうやら、美少女キャラである方がコミュニケーションを取りやすい、ということであるらしい。なるほど・・

また、美少女キャラというだけではなく「のじゃロリ」、つまり正体が妖怪であるということもプラスに作用していると思った。見た目は美少女でも中身はそうではないということが間接的に表現され、受け入れやすくなっているのではないか。なので、獣人要素も入れておいた方がよいだろう。

どんなキャラクターになりたいか?で考えると決まらない

幸いなことに、美少女キャラをアバターとして使うことにそれほど抵抗はない。しかし、実際に、具体的にアバターを考えよと言われるとこれがなかなか難しい。
自分のアバターなのだから、まずは「こんなキャラクターになってみたい」というところから考えてみるのは自然な流れであろう。しかし、この方法だと候補が多すぎてなかなか決まらないのだ。

自分が、何か特定のジャンルにどっぷりハマっていて、常日頃から「こんなキャラクターになりたい!」と思い続けているような人であれば悩むことはなかっただろう。しかし残念ながら自分は比較的雑食タイプ。藤堂ユリカ様が好きなら、騎咲レイも好きだし、ナナチもいいし、人形の国のタイターニアも好きだ。

おおよその傾向はあるものの、そのなかからどの方向性を選ぶか?と言われると、なかなかに選び難い。

なので、別の考え方で決めることにしたところ、案外あっさりとイメージが固まった。

なりたいキャラクターではなく、行きたい世界をベースに考える

結局これも、ねこますさんの考え方をなぞっているに近い。ねこます師匠は偉大だ・・

かわいいは心のATフィールドを取り払う 「バーチャルのじゃロリ狐娘YouTuberおじさん」独占インタビュー(後編)

ねこます 一つ言えるのは、とにかく自分の芯にあるのが「ケモミミっ娘の世界を構築したい」という思いなんです。その目的を達成するために、3DやUnity、VRやMRといった具合にプレゼンス(実在感)の高い方法を選んできました。要はケモミミ帝国につながることだったら色々と挑戦していきたいというのがあります。

なりたいキャラクターではなく、行ってみたい世界観となると自分の場合はかなり絞られてくる。

もちろんそれも1つではない。ただ、好きだけど行ってみても辛いだけなんじゃないか、、的な世界観が多いのだ。BLAME!の無限に続く機械構造体の世界観とか、カウボーイビバップの傷や経年劣化にあふれたSFの世界観とか・・

そんな中で、一番行ってみたい世界観はこちら

メビウスが描くような世界観

80年代に一世を風靡したイラストレーター「メビウス」の描くような世界観。自分が一番「行ってみたい」と憧れているのはこういった世界観だ。
上の挿絵は、メビウスのイラストレーションを自分で模写してみたものだ。(直接引用が怒られそうだったので・・ 模写でも怒られるかもだが)

メビウスの世界そのものが良いというよりは、そこに影響を受けた作品群の世界観のエッセンスが好き、という感じだ。

・風の谷のナウシカ
・パンツァードラグーンシリーズ
・スターウォーズシリーズ
・グラビティデイズ

これらは確実に影響を受けていると言っていいだろう。
特にパンツァードラグーンはメビウス自身がパッケージビジュアルを手がけているので、直接的に関係しているということになる。

メビウス的世界観の特徴

上記の作品群には共通した特徴がある。

・ファンタジーではあるが、剣と魔法の世界ではない
・SFではあるが、サイバーではない
・ファンタジーとSFが混じり合っている
・金属ではない、謎のセラミック状の物質が機械の外装などに使われる(程度の差あり)
・生物の生態系が独特である(ナウシカの蟲や、パンツァードラグーンの独特なドラゴン、スター・ウォーズの生き物全般など)

メビウス的世界観を醸し出すエッセンスは、これらの特徴に支えられていると思われる。この世界に入ることを前提として、アバターを考えたい。

アバターデザインの方向性

まとめると、アバターデザインの方向性としてはこういうことになる。

・獣人系の、人間ではない美少女
・メビウス的要素のあるコスチュームデザイン
・メビウス的世界観にいて違和感が少ないデザイン

アバターデザイン案

以上を踏まえた上でアバターデザインを考えてみたところ、このようになった。

結局1案にしぼりきれず、2案となった。
頭や胸元につけたアクセサリにメビウスぽさを加味したが、基本的には現代ぽいデザインの服装とした。

実は上述の模写イラスト上に、この2アバターを試験的に登場させている。

世界観とマッチしているかと言われると微妙なところだが、可愛らしさをキープしつつバランスを取るのは自分のデザイン力だとこれが限界だった・・

各アバターについて説明しよう。

1. フェネック系女子

獣人モチーフがいい、と思ったものの、何だったらかわいいだろうか・・と考えた末に思い当たったのがフェネックキツネ
フェネックがモチーフなので、背は低めで耳が大きいのがこのアバターの特徴となっている。
オーソドックスに、獣耳と尻尾が付いているデザインとした。

2. クラゲ系女子

青の6号のミューティオが好きだったので、ああいった方向性もありかな・・ということでクラゲをイメージしてデザインしたのがこちらのアバター。ミューティオが良いと言いつつ、あそこまで獣人すぎないデザインを・・と思って描いていたら、最終的に髪型と服でクラゲっぽさを表現したようなアバターとなった。

どっちがかわいいかアンケート

2案考えたものの、結局どちらがいいかは決め兼ねている。
そこで、現在この2アバターのどちらがかわいいと思うか、のアンケートをTwitter上で実施している。


このブログを見た方は、どちらのアバターの方がかわいいと思うのか、ぜひ投票してほしい。

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