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Liella!2周年──夢の中を走り続ける貴方たちへ。

2021年4月7日。
これが何の日か、皆さん知っていますか?

そうです。
Liella! 1stシングル「始まりは君の空」発売。
つまり、Liella!がグループとして世間に正式に認められたのがこの日になります。

あの日から時の流れは早いものだなぁと感じる日々が続き、気づけば結成から早2年。メジャーデビュー2周年も目前に迫ってきているという状況です。

私の中で、Liella!ってなんだろう?
答えは人それぞれあってよくて、それに正解なんてなくて、もちろん間違いなんてなくて。
多種多様な意見が交わってまた新たな深みになって。私はそんな、人との意見交換がとても好きです。人の意見を聞いてみると、自分の中だけでは発見できなかったことや生まれてこなかった発想などが自分の中にどんどん入ってきて。面白いなぁ、楽しいなぁって感じます。

少し私の中で時間が出来たので、2周年を記念に、少し自分で考えてみました。
私の中で、Liella!ってなんだろう。どんな存在なんだろう。まあこの2年間の活動を主に振り返りつつ、ゆっくり自分の中で考えがまとまればいいかなと思っています。


結成まで(2020/1~)

ラブライブフェスにて、シリーズ初の一般公募オーディションが行われることが決まり、少し界隈がザワついたのは今でもよく覚えています(いい意味で)。
キャラ設定が公になったのは5月。グループ名決定が9月、一般公募からの合格者をふまえたキャスト発表が12月。2020年の1年間をかけて、シリーズの根本、グループの根本を作ってきたと言ってもいいかもしれませんね。

活動開始(2021/1~)

グループ最初の生放送(2021/1/30)

年明けのグループ最初の生放送。私は当時大学受験の真っ只中で、画面を見ずにラジオ感覚で聞いていたのですが、伊達さんの涙が未だに忘れられませんね。シリーズ史上最速で公で涙を流したキャストさんになったのでは無いでしょうか笑

初の生放送挨拶で涙を流す伊達さん。
当時同い年と聞いて衝撃を受けましたね。


そこでの、デビューシングル「始まりは君の空」の音源初解禁。
正直、私は見くびっていました。5人で作るグループに何ができるのか、と。先輩たちはいつだって9人でした。「9」という数字が、私の中で呪いのようにへばりついていて離れなかった。

そんなものは杞憂だったと思い知らされましたね───

当時音源の時だけペンを置いていた私。
本当にその後勉強か手につきませんでした



圧倒的歌唱力。
何だ、これは。と。(その時はダンスシーンを見ていなかったのであくまで声だけです。)

これが本当に5人が出している歌の力なのかと。本当に僕の心配、というか不満をぶっ飛ばしてくれたなぁと思います。
今振り返ると、このタイミングでグッと、Liella!に惹かれていたのかもしれません。笑

メジャーデビュー、そしてリリースイベント(2021/4,5)

4月、いよいよ1stシングル発売。
本格的にメジャーデビューを果たしましたね。

私も何とか大学生になれました笑

初のイベントが、リリースイベントで、会場にはなんと人が入れるという。当時のコロナ情勢からしたらこれほど嬉しいことは無かったですね。(その後その期待は露と消えるとしても)

結局無観客の、配信のみで行われたリリースイベントですが、とにかく短期間での完成度が今までのグループに比べてレベチでした。
最初っからキレッキレで、とても楽しそうで。
「輝く」ってこんなんなんだなぁって、思いましたね。無観客ならではの、本来私たちが座るはずだった観客席を使用した「私のsymphony」の披露もとても印象強く私の中に残りました。

今後に期待しかないリリースイベント。
配信だけどとっても楽しかったですね☺️

アニメ1期、放映(2021/7~)

TVアニメ1期メインビジュアル
1年生らしい元気なイラストですね✨

7月、ついに待望のTVアニメが放送開始
かのんを中心としたメンバーたちがLiella!としてのひとつのグループとして、どのようにまとまっていくかを素晴らしく、個性豊かに描いてくれたTVアニメ1期でした。

私が特に素晴らしいと思ったのは第3話。
かのんと可可が初めてスクールアイドルとしてステージに立つ、印象深い回ですね。
覚えている方も多いとは思いますが、実は延期されていた東京五輪の影響もあってか、2話から3話までの間に2,3週間の空きが生まれるという珍しい事態が起き、その間に生放送+3話だけのスペシャルPVが作られるという異例の事態でした。笑

そんな期待をそそるようにして放送された第3話。正直、30分の話の密度ではありませんでした。60分、短く見積っても45分はありそうな話の濃密さ。そしてそんな濃縮された話を完璧にまとめあげる最後の「Tiny Stars」
期待以上のものを見せてくれたと思います。

🍨🐙「たまんねぇ〜〜!!」
からの🎧「消して。」は最高😂

「かのんさんはもう、私にとってのスターなんです!夢なんです!」(可可)

「かのんって、呼んでよ…」(かのん)

「歌える。ひとりじゃないから──」(かのん)

とにかく、名シーンと名言が多かったし、そのシーンが目立った。素晴らしい3話でしたね。
やはりラ!シリーズは3話が強ひ…笑

1stライブツアー、開始(2021/10~)

1stライブツアーのキービジュアル。
全国10都市を回る、長い旅が始まりました

アニメ終了と共に瞬く暇もないまま、Liella!初のナンバリングライブツアーが始まりました。
1stライブなのに、3ヶ月をかけて全国10都市を回る──。大きな会場で少ない公演数をやるよりも、小さな会場で、より多くの公演をする。全国を回ってくれるのは、特に地方の人にとっては嬉しい情報でしたね。

私としても、ラブライブシリーズ初の地元(群馬県)でのライブが決まって、「何がなんでも行ってやる」という強い意志がありました笑
未だにLiella!として、初の有観客ライブを群馬県でやってくれたことは、本当に一生の誇りですね。

私はLiella!が初のアーティストライブでした。
そういう意味でも感慨深かったですね☺️

ライブ内容も、高揚感が数日、いや数ヶ月間抜けないくらい私にとって特別なものでした。
必死に声を出したい衝動を抑えながら。
推しの色を振りかざす楽しさは、やっぱり現場でなきゃ味わえないし、雰囲気に浸れる。
言葉にするのが難しいくらい、現地ライブって素晴らしいものなんだなって。
その時感じられました。

個人的に、ペイトン尚実さんのお顔が天使すぎてマジでビビりましたね笑
未だにライブで見ると心臓がうるさいくらいです笑

声無しでも常夏サンシャイン、ノンフィクション、Day1、だから僕らは鳴らすんだ、あたりはめちゃくちゃ盛り上がれるし、Wish Song、などのしっとりとした音程にも浸れる──

最後のStarlight Prologueで、5色のラインを作ったことは忘れられませんね〜
(私はすみれちゃんの色でした😉)

その後、各都市を回って東京公演で追加公演の発表があり、10都市+2公演に。さすがにこの頃からキャストさんの体調を心配する声が上がり始めましたね〜笑
追加公演にはSunny Passionの参加も決まり、個人的にはすごく楽しみでした。

年を跨いで、最終宮城公演。
私は2日目、配信で参加しました。
さゆりんがギターを持って出てきた時、本当に驚きました。そのままりーちゃんとの「Tiny Stars」(Special ver.)を披露し、号泣したなこなこが裏から出てくる──もう泣きっぱなしでしたね笑

最後「Departure」で終わるのも、Liella!としての旅が、一区切りついたんだなと。いい意味での喪失感があって、いいなぁとしみじみしました。

東京での追加公演は、10公演のセトリ+サニパの「Hot Passion」を加えた、また新たな楽しさがありましたが、やっぱり2日目の「Shooting Voice」、「LIVE with a smile」は大いに感動しました。と言っても私は2日目しか見ていないので2日目の印象しかないのですが笑
大晦日のカウントダウンライブでの感動そのままに最後まで走りきってくれたLiella!の皆さんには本当にお疲れ様という気持ちでいっぱいでした。駆けつけてくれたサニパの2人も明るい元気なパフォーマンスでみんなを盛り上げてくれましたね。あの二人がサニパで本当に良かったなぁと思います。

東京公演で始まりの地「LINE CUBE SHIBUYA」に帰還。
リリイベ後の写真と同じポーズでの写真は
Liella!の成長を感じられてとても好きです。
リリイベ後の集合写真
まだ初々しいですね笑
全日程終了後
笑顔が眩しいです。
本当にお疲れ様でした!って感じでした笑

2ndライブ(2022/03~)

2ndライブのキービジュアル
今まで歩いてきた道が輪となって繋がっていていいビジュアルだなと未だに思いますね☺️

1stライブ最終公演から息する間もなく、2ndライブ公演が横浜、愛知で行われました。
横浜公演にて、Yuigaoka Girls Bandとの大阪公演も発表され、計3公演での2ndライブ構成となりました。
1stライブの楽曲+1stアルバム楽曲で構成され、「楽曲7,8個増えただけでライブできるのかな」くらいの印象でしたが、残念そこにはLiella!。
期待通り(?)想像以上のものでこちらの予想をぶち壊してくれましたね。
ソロ楽曲の独創性、各メンバーの個性が存分に発揮されていて、中には僕のイメージとは異なった印象でのライブ表現があり、より楽曲に対する意識や興味が2ndのソロ楽曲にてまた上積みされたなと感じました。
表題曲「What a wonderful Dream」は事前に公開されていたPVとはまた違った角度でのパフォーマンスを見せて頂き、「ユニゾン」では曲調から伝わる口惜しさではなく、まだこの時間を楽しんでいたいんだ。という嬉しさ、楽しさがあり、キャストの顔と共に違う顔を見せてくれる楽曲だなぁ、曲ってなんて面白いんだ。と珍しく感慨深くなってしまいました笑
またこの曲が好きになりましたね☺️

横浜公演にてTVアニメ2期の放送時期、最終大阪公演ではTVアニメ2期の本PVが公開され、時間の流れの速さに置いていかれそうで。
それだけ毎日が楽しくて、充実していましたね

2期生発表(2022/04~)

2期生として新たに4人のキャストが発表。
ザワザワが起きたのは言うまでもなく…

2022年5月、Liella!が新たに4人の2期生キャストを発表すると同時に、9人体制になることが発表。
色々な憶測が現実となり、当時の界隈は騒然としましたね。当時は2期生の加入を受け入れられない人々も多数存在したでしょう。

何を隠そう私もその1人です。

1年間Liella!として、5人として。歩いてきた道はなんだったのか。意味はなんだったのか。
素晴らしく内から湧き上がる熱意と共に応援していたグループのひとつであったので、当時はそりゃあ不満を抱えました。運営に対して怒りを覚えた時もありました(今も何度かあるけど笑)

ただ、新たに加わる4人もそれなりの覚悟を持ってこの輝きの中に飛び込んできてくれた。
そして、私たちはまだ彼女たちがどのような人間なのか何も知らないままだった。

このまま見過ごすことは到底できませんでした。

生放送にて初対面となった2期生たち。

6月8日。2期生初参戦の生配信。

120分拡大となった生配信でしたが、2期生メンバーが姿を見せたのは折り返しの60分から。

皆それぞれ緊張を見せながらも各々の『色』を出しながら進んでいく生放送。一際キャラが濃かった(今も濃すぎる)大熊和奏氏には脱帽です笑

のんちゃんが実は一般公募の合格者であること、さゆりんとオーディション会場で会っていたこと、ラブライブシリーズの中でも偶然にしては出来すぎてきた真実が明かされて、何か運命じみたものを感じてしまいました。それを本当に感じたのは多分おふたりなのでしょうね。
夢に踏み出して、乗り越えて、叶って。
私たちの前に立ってくれていたことに感謝しかなかったですね。

TVアニメ2期、放映(2022/07~)

ついにアニメ2期開始!
2期生も合流し、新たなLiella!に!

7月から待ち望んだTVアニメ2期放映が開始。

2年生に進級した1期生5人。
全国に1歩届かなかった悔しさをバネに、練習をこなしていく中で1人の卵が……

まずアニメ側が示したもの、それは
『2期生のキャラとしての方向性』
だと思っています。

きな子は「踏み出せない自分」から「勇気とともに踏み出せる自分」になるために。
メイはあくまで「ファンとして」の立場から「アイドルとして」の立場へ。
四季は「メイのため」から「自分のため」へと感情が揺れ動く。
夏美は「お金のため」から「現実になりうる夢のため」に。

これはラブライブシリーズにありがちな
「普通」の女の子が光り輝くステージに上がるための軌跡
に見えがちですが、従来のラブライブと違うのは実績高い先輩たちに割って入るということ。
実力も、経験も、何もかもが比較できない。
そんな中に飛び込んでいく彼女たちは、1期生や同級生との関係から自分を変えていく。
ここは上手く描けていたのかなと。

”イレギュラー”ウィーンの登場は
大きく物語の展開を揺さぶりました

物語が上手く進んでいく中で、”異端”ウィーンの登場によって起伏の激しい物語へと変化していきます。圧倒的歌唱力、周囲を包む、襲うような熱や空気の圧力のようなものがかのんたちを巻き込んでいきます。

最終的に1期でライバル関係であった、前回優勝のサニーパッションまで打ち破るわけですが、この展開に納得のいかない人も多かったかなって個人的に思ってます。
何しろ1期生の全力でも打ち破れなかった壁ですから!やっぱり2期生も含めた本気のLiella!とバチバチにやって欲しかったっていうのは俺の我儘なんですけど!?

キャラとしては素晴らしい存在感を放っていただけに、キャラの使い方をもう少し工夫して欲しかったかなと思っています。

最終的に結ヶ丘の制服を着て登場したウィーン。
3期で物語に大きく絡んでくる?!

リリースイベント(2022/09)

9人初のパフォーマンス。
小さな不安が拭われたような感覚がありました。

2022年9月21日。
新体制の9人Liella!として初めてのパフォーマンス披露の場であるリリースイベントが行われました。私は夕方の部の方に参加させていただきました。

結論からすれば、2期生加入を心の底から良かったなと思えたのはこのリリイベが終わったあとだと思います。
それまではやはり1期生5人が辿ってきた軌跡の亡霊になっていたので、否定的な意見を心の奥底で抱えていたのも事実ではあります。

初めてのWE WILL!披露。
OPを耳にタコができるレベルで聴きまくっていましたが、やはりパフォーマンスと合わさると迫力も曲調も相まって素晴らしかったです。
1期生はもちろん、2期生の自信、迫力揃ったパフォーマンスは私の目を奪いました。
力強い曲と言えばそれまでなのですが、1期生は1年間の軌跡と共に「新しいLiella!」を抱えながら優雅にキレッキレに踊っていましたが、2期生は「全力!」って感じで全神経尖らせて踊っている感じがあって、そこに迫力があったのかなと終演後に書くと思いますね。

2期生との出会い、活動開始後の裏側などが知れたことも私たちファンからしたらとても嬉しかったですね。

そして2期生から唄い出す「私のsymphony」はまさかOPEDCP含め全4曲構成だと思い込んでいた私を驚愕させてくれました。
この時、SNSでは「2期生がsymphony歌って欲しくなかった〜」というような意見もチラホラありましたが、実際に生で聴いて、感じて、あの姿を、歌を見て、否定的な意見が出る方が難しいんじゃないかなって思えるくらい私の中では満足感でいっぱいでした。
もともと、「私のsymphony」という曲は私の中で

自分を次のステージに持っていく曲

だと思っているからです。TVアニメ1期11話で、かのんは「過去の小さな私」を乗り越えるために歌いました。「始まりはみんなの空」では、無観客となってしまった現在の環境、苦難を乗り越えるために、本来であれば私たちが座るはずだった観客席で、この歌を歌いました。

「ちっぽけな昨日までの私じゃない。」

それは、この曲の歌詞です。
昨日までの私って、今日の自分、明日の自分のためにいるんです。
例え昨日出来なくても、もしかしたら今日はできるようになるかもしれない、明日にはできるようになっているかもしれない。
もしかしたら、昨日の自分の分まで、明日の自分のために、今日の自分が努力するかもしれない。

結局、何かを成すのは自分で、それを周りにどうこう言われる筋合いはなくて。
確固たる意志を持って活動すれば、変われる。

まさに一般オーディションに受かって私たちの前に立っているさゆりん、のんちゃん、なぎちゃんのような人を煌めかせる曲だなあと。

かのんちゃんのパートを、きな子ちゃんとして、のんちゃんが大部分歌っていました。新しいLiella!を私たちに認めて欲しい、見て欲しい、受け取ってみてほしい。そんな願いがあったのかなって思います。

この曲のあと、えもりんは涙を流しました。
この曲が大好きなんだと。歌えて本当に嬉しいと。涙ながらに語ってくれたあの人の涙は、これまでの苦悩が溶けていって流れたものだと、私は思います。
2期生は、今も度々口にします。
1期生も、よく口にします。
「既に出来上がっている枠組みの中に飛び込んでいくのって、すごく勇気がいること」。

Liella!は私たちの中で、5人として出来上がっていました。でも、そんな苦悩を抱えながら、こんな難しい世界に飛び込んできてくれた彼女たちを、誰に責めさせますか。
勇気を持って、抱えて、それなりの覚悟を持ってステージにたっている彼女たちを見て、私は心が震えました。

ただ一言、ありがとう。と。
気付かぬまま口に出していました。
あなた達に巡り会えて本当に良かったと。
大きな涙を流しながら会場を後にして。

新しいLiella!にまた胸を踊らせながら。

私の中ではそんな深い一夜でした。

アニメ2期完結、
そして4th Liveへ。(2022/12~)

「世界に歌を響かせたい。」

彼女の大きな夢は、スクールアイドルを通して確実に、少しずつですが、また歩き始めました。
そして突如飛び込んできた距離を大きく縮めるチャンス。だがしかし、隣には苦楽を共にしてきた仲間たちが───

迷いながらもスクールアイドルとして、何よりLiella!の一員としての自分を捨てたくない。
そんなかのんは留学の話を白紙にすることを選びます。ただ、その表情には少しの影があって──

昔からかのんの横で、そばにい続けた千砂都。
そんな彼女に、悩めるかのんの表情を読み解くなんてことはお手の物。

「私、かのんちゃんに留学して欲しい。」

Liella!メンバーとしてでなく、1人の友達として、共に夢を追う女の子として。
そして、夢への背中を押してくれたことへの恩返しとして。
千砂都はかのんに留学してほしい。
小さい頃から追いかけていた夢。
ずっと隣で聞いてきた、彼女の夢。
「世界に歌を響かせる」
今こそ夢をかなえるための大きなチャンス。
そんなチャンスを棒に振ってほしくない。
たとえ、それがずっと一緒だった、大好きな彼女と別れる決断だとしても。

そしてかのんは考える。
その選択が、彼女にとって最善の選択かどうか。
大きな判断材料は、好敵手であったウィーンのアドバイス。
「あなたの決断が、学校にとっても大きな財産になる。」
かのんが世界に駆け出していくこと。
それは結ヶ丘の名前を世界に発信することでもあった。
夢への決断が学校の未来につながる。

かのんは仲間に伝えます。
自分の想いのままを。
仲間はそれに応えます。
「かのんの夢は。みんなの夢です!」
あぁ、なんて暖かいんだろう。
「たとえ離れ離れになっても、みんなが頑張っていることが私の力になる。
Liella!を感じていられる。」
そうだ。このグループは初めからそうだった。
というよりも、スクールアイドルというものがそもそもそうなのだろう。

”誰か”が元気になってくれるような「歌」を届けること。

やっぱり素晴らしいなって思いました。

小さい頃に誓った約束
「かのんに出来ないことを出来るようになる」
小さくて泣き虫だったあの頃の彼女は、
同じ視線からお互いを支え合う仲間として。

決勝で披露した「未来の音が聴こえる」

これは個人的に特別な楽曲です。
かのんと千砂都。いっつも一緒だった彼女たちがそれぞれ成長し、大人になったゆえの今回の大きな決断は、そのまま楽曲の中に現れていたと思います。
千砂都は自分の足でも歩けると、隣の彼女に伝えるために、彼女が結ってくれたチャームポイントの○を解いて舞台に立ちます。

他にもStarlight Prologueのラストの振り付けを千砂都が踊ってみたり、それぞれ別の方向に歩いていくシーンがあったり。その間には学校の中心であろう生徒会長であり、2人の仲を特別な視点から見れる恋が立っていたり、「始まりは君の空」の振り付けが振り込まれていたりと。
Liella!にとっても特別な楽曲であろうと思いますね。

4th Live(2022/12~)

全国7都市14公演を回る4thツアーは、
気づいたらあっという間に過ぎていました。
私は最初の宮城公演一日目と、埼玉公演両日に参戦しました。

とりあえず最初に強く思ったことを言います。
それは、

Liella!が大っっっっ好きだ!!ってことです‼️

このツアーが始まるまでLiella!は色んなことを乗り越えてきたと思います。5人で歩んだ1年間。2期生が加入して、新体制で始まるTVアニメ2期。その中で私たちの知らない、いろんな困難や苦労があったでしょう。
でも、それを感じさせない一体感とパフォーマンス、明るいMCの回し方などリリイベから全然時間が経っていない中で凄く成長しているなぁって宮城公演では興奮と同時に感激もしていました。

初めてのトロッコ(おそらく初めてかな?)も遠くの席の人にも近くでメンバーを見る時間が作れて、ファンサなんかも貰える機会が増えたことも素晴らしい取り組みだなって思いました。

埼玉公演では初のドーム、初の声出し。
自分が日頃思っていることや楽曲の素晴らしさと声に発したりリズムで捉えて共に楽しめるあの空間はやっぱり唯一無二だなって思いました。

りーちゃんがMCで言っていたのですが、
Liella!は声が出せない時期に生まれたグループ。
出したいのに出せない。
合いの手を加えたい。コーレスで叫びたい。
色んなことを私達も堪えながらその場その場での解決策や楽しさを見つけながら1年間声無しでのライブを楽しんできましたが、辛かったのは何よりキャストの皆さんだったんだなって一日目のコーレス前の彼女達の涙から思えました。

さゆりんが「ファンの皆さんが色んなことを我慢してきて、今私たちはこうして歌えています」のようなニュアンスの発言をして、私たちより大きなことを我慢してきた彼女たちは、それでもファンの皆さんに歌で元気を届けようとしてくれていたんだなって再認識できて、聞きながら涙が溢れました。

何よりもファンの為を思って、歌って踊って。
そんな姿を見せてくれる彼女たちに、私たちはいつもいつも、元気をもらっていて。
日頃聴く楽曲ひとつひとつが、彼女たちや周りの人達の努力の結晶だなって思うと、違う一面で楽曲を捉えることもできますよね。
それもひとつの面白さだと思います。

埼玉公演での最後のMCでは、みんなが色々このツアーに臨むまでに、そして臨む最中で見つけた不安とか、辛いことを語って頂いて。
それを乗り越えて私たちの前に立っていると思うと、貰い泣きも多少ありましたが涙が止まりませんでした。周りに「頑張って〜!」と励ます人も大勢いらっしゃいましたが、もう声を出すだけで涙が出てきちゃうような感情でしたね。ちなみに頑張れーとは声出しました笑

2日目のバナナダンス🍌だったり、伊達さんの「クッソ」発言だったり、涙の中にも笑顔を作ってくれる。そんな暖かさもあってやっぱり好きだなぁって感じました。

全体的にもとても満足感のあるライブになったと思います。そしてより団結感を強めたライブであったようにも思います。
そして2日目の最後に、3期生の詳細発表の日時も発表。これからのLiella!にも大きな期待を抱えて会場を後にしました。

私が捉えるLiella!

これまで個人の視点でLiella!の活動を大まかに振り返ってきました。もちろん自分とは違った視点での捉え方も多く存在し、自分と違う意見を持つ人もそれぞれ多くいると思います。
ただ私はそれでいいと思います。
色んな人が、色んな方向からの大好きを推しに届ける。それはコンテンツとして素晴らしいことだと思うし、それがこの「ラブライブ!」というコンテンツがこれ程長く続いているひとつの要因でもあると思っています。

私は先輩たち(Aqours、虹ヶ咲)の軌跡から生まれた新たな果実、Liella!を始まりから追いかけてきました。
一般公募から、先輩の背中を追いかけて夢を掴んだ女の子がコンテンツの1部となって新たな道を歩き始めた。ストーリーってこのことですよね。

Liella!を見て感じることは、いくつかありますが自分の中で代表的になっている二つのことについて話します。

まずは夢を追いかけることは辛いことじゃなくて、楽しいことであるという事です。

夢っていうものは、ハッキリ言うことって結構難しくて、それを明確にして日々過ごしている人なんてほんの少ししかいないと思うんです。
でも、抱くのは自由で、叶えるのは自由。
言い換えれば夢は「理想」とも言えるかもしれませんね。
今作では「夢」にフォーカスしている部分が多くあると感じていて、実際一般公募から夢を叶えて〜……なんて話もしたと思います。

端的に言いますが、「夢」は持つのは簡単ですが、実現させることは凄く難しい。
自分の好きを、夢へとふくらませ、それで生きていく人は限りなく少数だと思います。
それでも、なぜ人は夢を追うのか。
まあ、時に諦めて違う道を探す人もいると思いますが、大まかな理由は「好きを突き詰めた『夢』は、過程も楽しいと感じていられる」からだと思います。
実際辛いこと苦しいこと逃げ出したくなるようなこと。多くて多くて数えられない。普通です。
でも、それがあるから自分が成長できる。
夢に近づける。
そこにやりがいを感じる人が、前向きに捉えることができる人が、夢を叶える極小数の人になっていくと個人的には思っています。

Liella!の楽曲って、前向きな歌詞が多いじゃないですか。
人を応援することも、その人に触れなきゃならないしどんな過程が待つのかも第三者からしたら分からない。
それでも、時間は有限で過ぎていって、無くなっていく。
その限りある「今」を楽しんで欲しいから、彼女たちは歌に乗せて歌うのではないでしょうか。

次はありのままの自分でいていいという事。

自分の心に蓋をして、偽りの仮面を被って毎日を送っても、表の感情は黒いまま。
かつてこの物語の主人公、澁谷かのんは心に蓋をしました。自分が歌えないことで、人に迷惑をかける、夢が失われる。なら、仮面を被ってこのままでいいって。
その蓋をとったのは可可であり、千砂都であり、Liella!の仲間たちです。
誰よりも「かのんの」歌を愛し、隣で歌って欲しいと望んだ可可。
誰よりも近くで、彼女を見てきて、彼女の夢を聞いてきて、羽ばたいて欲しいと願った千砂都。
誰より仲間の夢を想って、笑顔で支えてきてくれたLiella!の仲間たち。

「かのんの夢を叶えるために」、「ラブライブに優勝する」。最後はそんな感じでしたよね。
ラブライブ優勝が、副産物に見えてしまうほどの強い仲間たちとの絆を感じて、うるうるしながら終始見ていましたが。

ここで大事なのは、仮面を外して、蓋を取り除いたのはあくまでかのん本人ということ。

みんなは日々ありのままの自分で入れていますか?
そのような環境に身をおけていますか?
信頼出来る友達や仲間が、隣にいますか?

私も過去に仮面を被っていた時期がありました。
それを取る手伝いをしてくれたのは、やっぱり信頼できる友でした。
その友とは今後も信頼できる生涯の友で居続けるのでしょう。

大事なのはきっかけです。
信頼関係を深め、少しずつ自分の「素」の部分を相手に見せていくこと。
「自分はこうなんだよ」って、しっかり正面から伝えてあげることが大事だと思います。

そしていちばん大切なこと、
それは、ありのままの自分を、自分自身が肯定してあげること。好きになってあげることです。
自分のことが嫌いな人もいるでしょう。
それは内面的な理由、外見的な理由、そして環境での理由など、様々でしょう。
ただそんな苦しく、理不尽な環境や境遇に置かれている中、日々を生きている自分を少しでも肯定してあげてください。
何かに向かう自分を、自分が1番支えてあげてください。頑張る自分を褒めてあげてください。
自分の一番の理解者は、自分です。

最後に

ここまで読んでくれた人、最大限の感謝を伝えます。ありがとうございます🙏
予想以上に長くなってしまいました💦

私自身こういったものを書くのは初めてで、思いの丈を綴るのに短く文章をまとめられない癖が昔から直ってませんね…

Liella!は充実した濃い時間を過ごしています。
それは出される楽曲の力強さから毎回ひしひしと伝わってきています。
私達もより濃い時間を過ごすために、私も夢に向かって日々努力する毎日です。

あなたの夢はなんですか?

夢がある人ない人いると思います。
「こうなったら楽しいだろうな」
そんな軽い気持ちでもいいでしょう。

何か、始めてみませんか?
まずは、スタートラインに立つこと。
人生という限りある時間の中で、果てしなく遠くまで伸びている道を、あなたは歩いています。
その道を華やかにしていくのは、やっぱり少しの楽しさであったり、達成感です。

一日一日の、小さな夢を叶えていこう。
きっとそれが、大きな夢への切符になる。

夢に向かって走るあなたは、きっと輝いてるから。

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