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小鉄 昇一郎 1 9 9 0 https://www.instagram.com/y…

最近の記事

『人喰い ロックフェラー失踪事件』カール・ホフマン(奥野克巳・古屋美登里) 2019

#読んだらどうなる 人種、国籍、信仰、政治、異なる文化を持つ者同士が生きてゆくにはどうすればいいのか?というのはどの時代どの国でも難問だが、この本はその極限のような異文化との接触・軋轢が骨太に書かれたノンフィクション。 https://www.akishobo.com/book/detail.html?id=889 1961年11月20日、ロックフェラー家の御曹司マイケル・ロックフェラー青年が、プリミティブ・アート(盾やトーテムポールなど土着の工芸美術品)を求めて訪れた

    • アナログシンセ

      ここひと月くらい、昔のアナログシンセが気になって、中古楽器のサイトや動画ばかり観てる。 ヒップホップやK-POPの話をしていても、なんだかんだで自分の音楽観のルーツはYMOや同時代のニューウェイヴにあるので、やはり昔のアナログシンセには心躍る。似たような音色だけならどうとでも再現できるけど、やはり物としての存在感などが見ていて気持ちいい。この時代の電子楽器はパネルが木目調のものも多く、家具のような安定感と、絶滅した恐竜のような儚さがあってよい。 この『千のナイフ』のグリー

      • サインを書き足しておくこと

        細野晴臣がある本で、音楽におけるオリジナリティについて以下のようなことを書いていた。記憶の細部はあいまいなので、おおむねの所で読んでほしい。日々、あらゆる時代のあらゆる種類の音楽を聴いてきた細野青年だが、ある日『これは自分しかやっていない、自分が新しく作り出したリズムだ』というリズムパターンを思いついた。しかし数年後、そのリズムは自分が昔聴いたとあるポップスの中に出てくるリズムパターンである事に気づいた。さらにその数年後、このパターンと非常によく似たリズムが、ある地域の民族音

        • みんなで築こう 人権の世紀

          2019年1月 高松市錦町~茜町

        『人喰い ロックフェラー失踪事件』カール・ホフマン(奥野克巳・古屋美登里) 2019

          ドトールで打ち込みをする

          note登録したものの全く更新しなくなってしまったが、シンガーソングライターの入江陽さんやトラックメイカーのAFAMooさんなどが制作や機材のことについてnoteに書いてるのを見、いいなーと思って久しぶりに更新してみようという気持ちになった。 同い年のTはもともと高知の人で、今は東京でハードなテクノのDJ活動を中心にレーベルを立ち上げたり、トラックを作ったりといろいろ頑張っていて、ジャンルやシーンは違えどたまに連絡し合ってるけど、ウチらももうアラサーで、ラッパーだったら名盤

          ドトールで打ち込みをする

          茄子と鶏肉のカレー、マッシュポテト

          分量はフィーリングで 半分にカットしたバナナ、にんにく3粒を細かく刻んだものを油とバターをフライパンで軽く炒め、ざっくり切った鶏肉を投入。炒めながら塩こしょうを振りかける。刻んだ野菜も投入(ナス、にんじん、玉ねぎ)。表面が焼けたら牛乳を少量注ぎ、フライパンを蓋して軽く煮込むように炒める。 1リットルくらい水を張った鍋に鶏肉と野菜を投入、強火で火にかける。湧いてきたらアクを取る。一旦火をとめてルウを投入。ある程度溶けたら弱火にして煮込み続ける。 その間にマッシュポテトの準

          茄子と鶏肉のカレー、マッシュポテト

          無題

          とんでもない勢いの雨が連日続く。幸い、自分の住んでいる地域は、ひどい浸水や土砂崩れの被害はないものの、電車が止まってしまい、今日会う予定だった人と会えなくなってしまった。 外に出ることもできず、予定は空き、これはもうやらねばならない作業を部屋にこもってやるしかないな、と思っていたが、暗い曇天のムードに負け、昼寝して、YouTube観て、昼寝して、というだけで一日が終わってしまった。 しかし夕食に、冷蔵庫の残り物で作ったカレーとマッシュポテトが思いのほか上出来で、家族も喜ん

          癒し系からギャル、ヴィジュアル系までコンプリートLOVE

          ふと思い出して観てしまうビデオ。冒頭のユーザロックのコントで絶対に笑ってしまう。あと「11の知らない数字~」という歌に対して入る「テレフォンナンバー!」というガヤのバカバカしさ。 数年ぶりに聴いてみて、後半の歌詞「怖くて何も言えないレディ一たちよ勇気出して/流した涙の分も絶えない笑みに変えて/悲しみふける暇なくレディ一たちよたくましく/怯んでしまうくらいに忘れ生まれ変われ」という所にぐっと来た。己は年々、アーティストによる、不特定多数に向けたポジティブなメッセージに素直に反

          癒し系からギャル、ヴィジュアル系までコンプリートLOVE

          Ronny Jのアルバム

          が面白い。半年前のリリースですが。 この人はマイアミの人で、トラックも作るしラップもやる。Danzel Curry「Ulitimate」やSmokepurrp「Audi」のトラックなんかを手掛けてる人ですね。 ↑の2曲もアルバムの曲も、音色のセンス、808ベースの歪み方が独特で面白い。機材のスイッチを適当にヒネって出来た=本人も再現できなそうな奇妙なシンセの音をポイッとトラップビートの上に放り込んで作ったような感覚がぐっとくる。 昔、FPM田中氏が、シブいボサノヴァでも

          Ronny Jのアルバム

          無題

          今月中に配信用の音源をリリースするために、空いた時間でミックス&マスタリングの準備をする。 しかし己の部屋はめちゃくちゃに暑くめちゃくちゃにエアコンが存在しないので、作業していても集中力が10分くらいしか続かない。それでなくても自分は同じ曲を何回も聴きながらバランスを整えていくという作業がものすごく不得手だ。だが、己がやらねば進まない作業なので、やるしかない。 YMOは『BGM』を制作するとき、1曲につき1時間しかミックスに時間を割かないようにしたらしい。長時間、同じ曲を

          Favorite Songs ( 2018 / 2 / 14 )

          Spencer. // PLASTIC GIRL ニューヨーク州・ロチェスターの19歳のベーシスト&シンガー。最近、話題になっているSuperorganismにも通ずる、バンドサウンドだが優れたコラージュ感覚に満ちた楽曲構成……と書きながら気づいたけど、このセンスはBeckとかMedicineなどの90年代のLAのミュージシャンと繋がっているのだろうか。 XL Middleton feat. Ghost // Forgot About Each Other LAのHob

          Favorite Songs ( 2018 / 2 / 14 )