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inktober2022の振り返り①DAY1~7

おおおお~~~~!完走した!

Ink + October = Inktober 。
毎年10月に催される世界的なイベントで、あらかじめ公式が用意した31個の日替わりのお題に合わせてイラスト(※)を描き、SNSに投稿するというもの。
※元はアナログのイラスト(何しろインクだし)で、ということだったみたいだけど、今はデジタルでもなんでもOKという風潮っぽい?

10月は仕事の波が落ち着いているので、ちょっと気軽に参加してみようかな~と思って参加してみました。全然考えが甘かったんだけど!わはは!

作っていて何を考えたか、何が起こったか、などを備忘録的に残してみます。


00: Prompts/お題

英語のリストが公式が出しているもの。日本語訳されたリストはコラボしている呉竹が出しているもののはず。
パッと一覧を見たときに「これを描きたい!」ってならない。というのは【お題が魅力的ではない】わけではなくて、わたしがただただ絵が下手だからなんだよなあ…!HAHAHA!


01: GARGOYLE/ガーゴイル

01: GARGOYLE/ガーゴイル

►メイキング01

描きだす前に、ガーゴイル?ガーゴイルってどんなのだっけと思って、地域の役の会合中に落書きしてみた。
一切ググらずガーゴイルを描いたのがこれ↓ わたしのアナログの画力に刮目せよ!ひどい。

会議中は今も昔も落書きをやめられない

向かって左の足が横になっているは、小鳥の足&羽のばし(通称・スサー)をガーゴイルがやってたら可愛いかな?と思ってのこと。

本物のスサーはかわいいけど、わたしのこの画力でスサーを描いてもおそらく誰一人意味がわからないから没。
そして、己の画力の低さを念頭において、以前書いたnoteで触れていた「全体を描きたくないから左半分に描いたものを右に生成させるphotoshopアクション]を使うことした。

訳が分からなくなって足を描いていないところとか、石像っぽく点を打とうと思ったけど、脛になんとなくチョンチョン打っただけでやめているところとか、非常にわたしらしい。

まあ良い。とにかく残り30日、
☑半分を自動生成するアクション
☑最後なんとなくキラキラさせるgif の2大柱で画力不足を隠していくぞ!と決意。楽勝。

►投稿後の気付き

みんなの作品を見ていると「あれ?口から水を吐いているな?」ということに気づく。wikiで調べると以下の通り。ひ~~!無知のまま、無理解のままに創作するのは良くないな~~;;

ガーゴイル: gargoyle)は、雨樋の機能をもつ、怪物などをかたどった彫刻である[1]。単なる雨樋単体や彫刻単体ではガーゴイルとは呼ばない。本来の意味である彫刻としてのガーゴイルは、主として西洋建築の屋根に設置され、雨樋から流れてくるの排出口としての機能を持つ。

wikipedia

02:SCURRY/チョコチョコと走る、小走りに急ぐ

02:SCURRY/チョコチョコと走る、小走りに急ぐ

►メイキング02

あれっ!
☑半分を自動生成するアクション
☑最後なんとなくキラキラさせるgif の要素ゼロ!

「チョコチョコ走る」っていうお題が、なんというかもう…「わたしの技術では静止画で描き表せない!」ってなってしまって…。
だったら6コマぐらいで簡単なgifを、と思って、2日目からアニメーション方向に舵を切ってしまった。安きに流れたように見えて、そちらはいばらの道だよ…!

とはいえ、出来上がり自体にはとても満足している。かわいいので。おばけなのに足がある、オバQリスペクトスタイルです。オバQは足首が細くて黒いんだよなあ。

►投稿後の気付き

みんなの投稿をみて「齧歯類」が描かれている率の高さに驚く。scurryを調べたとき、確かに「小走り」と書いてあるんだけど、英語のニュアンスとして「ネズミやリスがシュッと走っていく」ってのがあるんだなと、勉強になった。日本語のお題だけ見て作るのは良くないなと再認識。以降、お題の英語の意味をしっかり調べるようになった。
「変わったことがしたい」のなら、「王道」をきちんと理解しておかなければ。


03:BAT/バット、コウモリ

03:BAT/バット、コウモリ

►メイキング03

[作業時間:約3時間]
この日から作業時間を記録していた。とはいえ、タイマーの押し忘れや、作業に入る前のひたすら頭で考えている時間が入っていなかったりなどがあるので、まあ一つの緩い目安として。
これは動き自体ははやめに決まったのであとは描くだけ、という楽勝のパターン。に見せかけた、面倒なパターン。なにしろわたしは画力が低(略)

手を広げる動きは自分を動画に撮って参考にした。
影の翼が拡がるところは想像で描いたので、動きがかたい~~;;

あと、
静止部分もちらちら動くように「書いた線をすこしゆがませるアクション」を組んだ。(最終的にあんまり使わなくなっていったけど)

►投稿後の気付き

野球のバットとコウモリとを一緒に描いているお得盛り合わせの人が結構いた。あと、バットマンを描いてる人も多数いた。わたし自身は二次創作?を禁じているのでやらないんだけど、そういうのもお祭りっぽくて楽しい!


04:SCALLOP/ホタテ貝

04:SCALLOP/ホタテ貝

►メイキング04

[作業時間:約2時間半]
ホタテ貝=帆立貝、ということで日本語名の由来にもなった「片側の殻を帆にして船のように進んでいく(と思われていた)」というシーンが作りやすそうかな?と最初は思った。けど、そのイメージはおそらく日本特有な上、日本人なら誰でも知っているわけでもなさそうなので、どうしても説明がいる。タイトル以外のテキストを自分のgifに添えるのは野暮なので極力避けたい、ゆえにこれは没に。

ホタテ貝が「広げたトランプ」みたいだなと思いついたところで、「gifで手品を描く」というのを一度やってみたかったことを思い出す。ずるいの極みじゃないですか?消すのも出すのもgifなのでタネいらず。

トランプを消したり出したりする動画をひたすら見て、自分でそれっぽい動きを再現して撮影した。のでめちゃくちゃ動きが硬い!

わたしはダンスも下手

参考の一つで見つけたこの👇美しいバックパームをこのままトレスしたかった…!途中でトランプを回転させるところ、ホタテ貝に応用したらめちゃ格好良いだろうなあ~~と思いながら自制。身の丈に合った創作をしております。

►投稿後の気付き

投稿後でなく、制作前の気付きだけど日本の文様「青海波」が、海外だと「scallop pettern(ホタテ貝文様)」と呼ばれていてびっくりした。名前は違ってもどちらも海由来の文様なのが面白い。

投稿後の話。わたしが狭量なだけなんだけど、ホタテ貝というお題で(二枚貝でなく)巻貝を描いてる人がいて、もっと軟体動物に興味を…持て…!と思ったりしました。すみません!(軟体動物の強火クラスタの戯言)
その反面、ホタテ貝の触手までびっちりきっちり描き切っている方もいたりして、触手まで描かなかったわたしが巻貝を描いた人に文句を言うなかれ!とも思いました。わはは!


05:FLAME/炎

05:FLAME/炎

►メイキング05

[作業時間:約3時間]
お気に入りの一つ。
素敵なドレスを着せようとした瞬間があったりもしたけど、上手く描けなかったのであきらめた。(まあ炎に視線がいかないといけないので、描けたとしてもごちゃごちゃした服は不採用になっていただろう/すっぱい葡萄)

動きを確認するわたくし

没案↓ 面白みがないなとその時は思ったんだけど、トータルとして考えてみたらこういう日が1日2日あっても全然良かった。
まあそれは「完走したから」言えることであって、自分自身いつ投げ出すか分からなかったから、その日その日を全力で作らないといけないと思ったんだな。

没バージョンflame

※未完成のものには小文字でタイトルをつけている。今後、あと2回小文字タイトルがでてくる。

►投稿後の気付き

小さい炎を小さく描くか、小さい炎を大きく描くか、大きい炎を描くか、描く人の個性がでる感じがして面白かった。気付きというかただの感想。


06:BOUQUET/花束

06:bouquet/花束

►メイキング06

[作業時間:約3時間]
はやくも小文字タイトルだ!!!!(未完成)
これは「頭の中でできた動き」に「技術が追い付かなかった」パターン。すごく良く言うなら、アムロ・レイの「ぼくの動きに機体がついてこれないのか?」ってやつ。機体がわたし。悲しい。

没↓ やりたかったことが分かるだろうか?

う~ん、この。

「たくさん」「色んな種類の花が」落ちてきて「リボンで1つにまとめられる」がやりたかったんだけど、全然できなかった。
センター以外の花がリボンでまとめられる動きがよくわからなかったし、そもそも色んな種類の花が描けなかった。わは!
日付が変わっちゃいそうだったので、諸々を諦めて1本の花バージョンで仕上げて投稿。

投稿後の気付き

みんな、色んな種類の花が描けてえらい。みんな、ほんっっっと~~~~に絵が上手いんだよなあ!
花束なのでストーリー(プロポーズ的な)つきで描いてあったりして、10/6はロマンチックな一日だった。


07:TRIP/旅行

07:TRIP/旅行

►メイキング07

[作業時間:約3時間半]
難産でもあり、安産でもあったパターン。
キャリーケースをコロコロ引っ張っていくgifを作ろうとしてみたけど落としどころが全く思い浮かばなかった。また、旅行ではなく薬などでトリップする方向性だと作りやすそうだとも思ったけど、わたしは自分が作るものは全てハッピーエンドでなくてはいけないと信じているので、薬トリップの案は捨てた。結果、考えているだけですごく時間を浪費した。

投稿までの残り時間が少なくなってしまったので、今年のたまの日のために考えていたストック案のひとつ「流れていく風景が車窓に写る」を使おうと決心。
そこからは間に合うようにだけを考えて絵を描いて動きを整えていった。下書きもせず、描き始めから終わりまで大きな変更もなくすーっと一本道でゴールまで行けた。なかなか珍しいことだった。

►投稿後の気付き

旅だけじゃなくて、「つまずく」シーンを描いている方がちらほらといた。tripには「つまずく」という意味もあるんだ…!
あと、旅行なので広大な風景に小さく人を描いている方も多数いたんだけど、これがまあ上手い。前日のブーケの時も思ったんだけど、絵が上手い人はほんと~~~~~~~~に絵が上手い!!!!!とてもじゃないけど敵わないぜ…!


続きはまた今度。

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