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ある意味、革命的であったWindows8/8.1

 2023年1月10日、Windows8.1のサポートが完全終了します。ということで、今回はWindows8/8.1に関する記事を投稿します。

Windows8/8.1の画面

 2012年10月、Windows8系列最初のバージョン「Windows8」がリリース。
 前バージョン(Windows7)から大きく変わったのは、PC起動時に表示される画面です。従来のデスクトップ画面から「スタート画面」と呼ばれる画面となり、タイル状のアプリボタンが並ぶスタイルとなりました。

Windows8/8.1のスタート画面
(画像は一部編集しております。)

 タブレットPCでも操作しやすいような画面に変更されましたが、従来のデスクトップ画面を表示させるには「デスクトップ」のアプリボタンをクリック(またはタップ)する必要があり、これまでWindowsのPCを使用していたユーザーにとっては違和感があったと思います。

 ちなみに、2014年4月にリリースされた「Windows8.1 Update」版では、起動時の標準画面が従来のデスクトップ画面に戻りました(起動時の画面は設定でスタート画面に切り替え可)。

 デスクトップ画面を表示させると、Windows7まで存在していた画面左下の「スタート」ボタンが消滅。デスクトップアプリを起動させるにはスタート画面に切り替えてアプリボタンをクリック(またはタップ)するか、デスクトップ画面にアプリのショートカットを作成してそのショートカットから起動するなどといった少々手間のかかる方法でした。
 その後、Windows8.1でスタート画面に切り替える機能として「スタート」ボタンが復活しました。

Windows8/8.1から登場したサービス等

 Windows8から、現在のWindowsの標準となる新しいサービスが次々と登場しました。

Microsoftアカウント

 Windows8が登場する前もMicrosoftのアカウントサービスは存在していましたが、Windows8の登場と共に「Microsoftアカウント」という名称として本格的なサービスが展開されました。
 1つのアカウントで複数台のPCとデータ共有することが容易となり、今やWindows標準のアカウントサービスとなっています。

OneDrive

 オンラインストレージサービス。こちらもWindows8登場前に別の名称でサービスは始まっていましたが、Windows8.1からOSに標準搭載されました。
 前述のMicrosoftアカウントでサインインし、OneDriveのフォルダに保存すれば別のPCでもデータを共有することが容易になりました。
 OneDriveの標準搭載により、クラウドコンピューティングがより身近なものになったとも言えます。

 ちなみにWindows8登場時の名称は「SkyDrive」。「OneDrive」の名称となったのは2014年です。

Windowsストア(現:Microsoft Store)

 Windowsのアプリ(無料及び有料)を提供するアプリストア。Google PlayストアやApp StoreのWindows版といったところでしょうか。
 尚、2017年に名称が「Microsoft Store」となり、実用的なアプリやゲームなどが数多く配信されています。

ある意味、革命的であったWindows8/8.1

 Windows8登場から3年後の2015年、Windows10が登場。PC起動時の画面はWindows7以前のデスクトップ画面に戻り、また、画面左下の「スタート」ボタンもWindows7以前のスタートメニューが表示される形式に戻りました。その後Windows11が登場し、現在に至ります。
 Windows8やWindows8.1がどれくらい普及したかは定かではありませんが、ある意味、革命的であったWindowsのOSであったのでしょう。

※本文中の画像は現在使用していない母のノートPC(Windows7からWindows8.1へバージョンアップ)のスクリーンショットを一部編集したものです。

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