天皇賞(春)2019

シャケトラの安楽死処分は本当に驚きだった。順調にいっていれば若いうちに大きいところを獲れた器だと思っていたのでシャケトラの分も出走馬には思う存分走ってもらいたいと思う。平成から令和へ。大きな節目の中で行われる天皇賞。超一流どころは不在だが上位を占める馬はGIに相応しい争いになるとみている。前年の菊花賞上位3頭が揃って参戦も珍しい。天皇賞は以前は強い馬が順当に勝っていくレースだったが近年は本当に勝ち馬を見極めるのが難しいレース。3200というだけあって長距離実績は重要。ただ強豪と戦ってきた馬が巻き返すレースでもあり、そんな馬が不在であればとんでもない馬が突っ込んでくる。中間に関西は雨が降った。土曜開催がないことで回復はしてきているが良馬場発表とはいえパンパンの高速馬場にはならない。ここもポイントになる。

フィエールマン
前年の菊花賞馬。鞍上ルメール。前哨戦を57キロで2着。本来は本命でいい馬。ただ前走は3ヶ月前。手塚調教師のGI勝ちがこれまですべて人気薄でのもの。2、3着はあっても盾獲りまでは至らないとみる。

エタリオウ
現状現役屈指のシルバーコレクター。ただ、ビートブラックもジャガーメイルも天皇賞が初タイトルだったし、ダービーや天皇書秋で惜敗していたフェノーメノも天皇賞春で初めてGI馬になった。友道調教師にデムーロのコンビは心強い。ここも2着だろうと思われているここでタイトル奪取があっても驚かないが前走55キロ、そしてこのオッズでは厳しいと感じる。

ユーキャンスマイル
菊花賞3着馬。友道厩舎。ただ今年の臨戦過程が明らかに天皇賞狙いとはいえ、勝ち馬のそれではない。

クリンチャー
今回の本命。三浦Jを本命に?宮本調教師をGIで本命に?自分でも疑問が付くのだが、菊花賞2着、アルアインやペルシアンナイトが1、2着だった皐月賞で4着、斤量が軽かったとはいえレイデオロに勝った昨年の京都記念、昨年の三浦Jが乗った天皇賞での3着を評価。近走全く振るわないが、地元でしか走らない内弁慶タイプ。ヨーロッパ遠征、中山での2戦は度外視。無理のないローテと中間の雨が味方するとみている。8枠だが3200の天皇賞に枠もなにもない。

クリンチャーの単勝、複勝

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?