ほぼ週刊ARダイジェスト vol.2(AR名作SF漫画爆誕, ATuberの到来,  ARで外科手術)

話題のARニュースを知りたいと思う方必見。
(初学者/玄人問わず)

弊社MESONのチーム内で話題になったARトピックを、
独自の解釈とともにほぼ週刊でお届けします。


目次

1. ポストAR時代を予言するコミックスがマスターピースな話

2. 外国ではVTuberより、ATuberが盛んに?

3. AR/VRの未来考察@Yappliの基調講演

4. AdobeはARクリエイター向けツールに本格着手

5. Hololensを用いた外科手術に医療認可が下りた話

6. ディズニーはやはりテクノロジーに投資する企業

7. 今週のARおじさん厳選デモ動画


1. ポストAR時代を予言するコミックスがマスターピースな話

10月初旬にイギリスのデザイナーが発刊した『square eyes』というコミックス。こちら『ブレードランナー』や『レディプレイヤーワン』に負けず劣らずの、次の時代のインターフェースを予見する作品であった。



あまりに有機的なARインターフェースのデザインにしょっぱなから衝撃を受けます。
あらすじはこんな感じ(一読者である自分の見解)

ARがさらに進み、思考と視界がダイレクトにリンクされたインターフェースが開発された世界線。
人々は自らの情報を常時インターネットに接続し生活している。しかし、そのインターフェースを開発した女性Finは自らがネットワークから遮断されていることに気づく。一体誰が何の目的で遮断させたのか。
そして世界に対して感じる違和感。
Finが、自らと世界の繋がりを取り戻そうとする先に見つける答えは…

↑元Leap Motion社でクリエイティブディレクターを務めていた、Keiichi Matsuda氏も推し。

・SFが好き
・ARのUI/UXのデザインの参考文献求む

こんな方は以下のリンクからぜひ購入をおすすめします。



2. 外国ではVTuberより、ATuberが盛んに?

Snap社が、ゲーム配信者向け・チャット向けARエフェクトツールを発表しました。


こちらはゲーム配信者向けに、Twitchと連携して動画を配信することができます。
日本のVtuber(Virtual Youtuber)のように完全に自分にキャラクターをかぶせる訳ではなく、あくまで自分をベースにエフェクトをかけるという点でAtuber(Augmented Youtuber)のような存在が海外を中心に流行していくのではないでしょうか。

(筆者的には、既存のゲームと組み合わせるPUBGのエフェクト、なじみのあるジョーカー風のエフェクトとかは人気がありそうだなと思いました。)


またこちらのエフェクトレンズは自分で作成・追加もできるらしいので詳しくは下記サイトにアクセスしてみてください!



3. AR/VRの未来考察@Yappliの基調講演

AR業界のトップランナーお三方による講演のレポート記事が上がり始めたので、ご紹介したいと思います。(ご登壇者=Niantic アジアパシフィック プロダクトマーケティング シニアディレクターの足立光氏、AR開発ユニット「AR三兄弟」の長男である川田十夢氏、電通 ビジネス・デベロップメント&アクティベーション局 イノベーション戦略室 新領域開発部部長の足立光氏

 川田氏は、「ARを使ってどうこうするというより、やりたいことから逆算すべき。ARとかVRとかMRとかあまり意味はない。ARでは、現実的には難しくても拡張現実的には叶えられるということをすればいい」
 AR・VRの5年後を予想すると、「立体的に残した空間データを空間として残し、その空間をワープするように行き来できるようにする」(川田氏)ことは可能とみる。VRでも「自分の家の食卓の様子を残して20年後にタイムスリップできるみたいなことが普通のスマホでもできる」(電通足立氏)という。
 電通足立氏は、「成功のためには、面白いものを作ることが大事だが、便利なものでなければ難しい。たとえば広告でいうと、それがコミュニケーションツールになっているか。単純にゲームとかだけでなく、そこに友だちとつながるエッセンスがあるかどうか」。そして、「単にARやVRの凄さにとらわれるのではなく、承認欲求を満たすエッセンスをARやVRに組み込んでいくことが成功のカギになるのではないか」と分析する。
 川田氏は、「AR自体は、VFXと同じように映像技術の1ジャンルになると思う。それと、前例から考えるのはよくない。たとえば、スマホをかざしたら何かが出てくるというような前例から考えるのではなく、会社なら会社の歴史があって商品があって、そこから何ができるかを考えるべき」。そしてそれは「相談できる人に聞くべき」とのこと。
 Niantic足立氏は、「多分、何をしたいかはあると思う。ただ、技術を知らないとそういう発想にはならない。『前例がないからやらない』ではなく、皆さまが成功例になればいい」。そして「新しいことをどんどん自ら体験してほしい」と締めくくった。

まとめ:
ARの未来を難しく解釈する必要はない。(往往にして予見とは外れる可能性が大いにある)
ゆえに、
自らのサービスを拡張するツールとして、
自分のあってほしい未来を実現するため
AR技術を一技術として用いるべきだと述べられていました。


4. AdobeはARクリエイター向けツールに本格着手

Adobeが手がける、「Project Aero」はAR業界のクリエイター不足問題に偉大な解決を与えうる話。

iPad版のPhotoshopの導入も始まり、活気だつAdobeである。
しかし、Adobeはそれにとどまらない改革を起こそうとしている。

前回の記事で紹介した、Photoshopで作成した作品のレイヤーを用いて、3D表現を可能にしたこと。
以下のようにAdobe内で3Dデータを生成したのちに、簡単にAR表現を可能とするツール/プロジェクト「Project Aero」を行なっている。

これにより、従来のAdobeユーザーが、ARクリエイターに参入するコストが劇的に改善される。
そして「ARデザイナーがいない→プロダクトが生まれづらい→ARクリエイターが集まらない→…」という負の連鎖を止めることを目指している。+彼らは、BtoBビジネスにおいてARは劇的に高まると予見している。

今後もデザインツールとしてAdobeから目を離せない。

↑「Project Aero」で3Dを作成

↑簡単に現実に反映



5. Hololensを用いた外科手術に医療認可が下りた話

アメリカの病院でホロレンズを用いて、外科手術をサポートすることが法的に初めて認可された。

アメリカ保健福祉省の組織の一つで,食品医薬品局が手術前においてホロレンズを用いることが認可された。人の安全を守るために用いられるAR。この技術は、手術時間を短縮し、手術計画および解剖学的関係の理解を改善することができる。
今後も人々の知覚を超越するデバイスとしての活躍および、ToB領域での活用が進んでいくことに疑いはなさそう。



6. ディズニーはやはりテクノロジーに投資する企業

アメリカのディズニーでは、来場者に対してAR表現を用いてコスチュームを施す施策が行われている(服のARとしては高い精度)

ディズニー・リサーチは、標準的なRGB画像だけで被験者の身体に「隙間なく」デジタルコスチュームを自動的に重ねるARキャプチャの新しい方法であるARコスチュームを発表しました。

体が前後していてもフィットしているのは目を見張るものがあります。

考察:
今後ARグラスが普及する時代になれば、ディズニーはパーク内でより没入感の高い経験を提供するのではないでしょうか。
・園内で唯一現実味のある「来場者の洋服」に、コスチュームを重ねることで世界観をより表現する。
・静的だった建物などに、動的なエフェクトをかけることで、パークの表現を拡張する。等々





7. 今週のARおじさん厳選デモ動画

①音声認識×AR

Siriを起動して「メニューを見せて」と言ったら、目の前にハンバーガーなどのメニューが現れるデモ動画。
今後ARグラスが普及したときによりインターフェースとしての役割が増すであろう、音声入力。
デモを作る際にチームとしてチャレンジしたい。


②プロジェクションマッピング×Tシャツ

体にプロジェクターがあたり、Tシャツに柄が張り付いたようになるデモ。
今後試着する際に便利になるほか、
本を読む際に、白紙の本さえ持っていれば好きな本を何でも読めるようになるのではとかで盛り上がりました。


③シンプル×アイデア力

マーカー式というか、シールを貼ると懐中時計が開き、そこにファンタジー感溢れる世界が現れるというデモ。
このようなアイデアを組み合わせて、渋谷のストリートのシールを使って楽しいことを仕掛けていきたいです。以下イメージ


おわりに

今週もゆるりと情報をお届けしました。今後もみなさんにほぼ毎週ARの最前線をお届けしていきます。ぜひぜひご興味のある方はブックマークやSNSでの気軽にフォローお願いします。

そして、MESONはこのように本質的にARの価値や未来について考え、ものづくりしていく集団です。一緒に本当に価値のあるARサービスを作っていきたいクライアント、メンバーを募集中なので是非ともお気軽に連絡くださいませ。


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Yuki Homma

MESON XR MAGAZINE

株式会社MESONのメンバーが交代しながら、毎週自分たちが仕事をしていく中で集まったVR/AR界隈に関する知見をブログとして公開していきます。
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