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アレッツォの教会巡りと感動の聖フランチェスコ大聖堂、国立中世近代美術館

まず最初に
Chiesa di Santa Maria della Pieveへ
美しい石の階段に囲まれた16世紀初期のゴシック様式のアレッツォ大聖堂。

cupolaはキリスト生涯のフレスコ画
ローマ法王グレゴリオ10世の棺
ピエロ・デッラ・フランチェスカのフレスコ画
「マグダラのマリア」

Chiesa di Santa Maria della Pieve
1008年には既に存在と記録。 12〜13世紀にロマネスク様式で再建。ファサードはロマネスク建築ピサ・ルッカ様式。

Basilica di San Domenico
フレスコ画とチマブーエ(本名チェンニ・ディ・ペーポ。チマブーエ=「雄牛の頭」の意のあだ名)の磔刑図で有名な教会
13世紀初期、サン・ドメニコ広場に国立中世・近代美術館とアレッツォ大聖堂を結んで底辺の三角形北側頂点の位置にアレッツォ入りしたドメニコ修道士方の為に建てた2つの鐘のあるサン・ドメニコ教会。左右非対称のファサード。
磔刑図と十字架
チケットについて
サンフランチェスコ教会+ヴァザーリの生家(Casa Vasari)+中世美術館(Museo Medievale)+考古学博物館(Museo archeologo)+アンティーク市の創始者イヴァン・ブルスキの生家兼博物館(Casa Museo di Ivan Bruschi)

Il museo d’arte medievale e moderna di Arezzo 国立中世近代美術館
1950 年代に美術館の本拠地として選ばれ、1972 年に正式3階建ての美術館を開館。ブルーニ・チョッキ宮殿に住んでいた貴婦人、騎士、高位聖職者、役人たちの足跡をたどれる。重要な芸術作品や歴史的工芸品のコレクションが保管。古代のレモン ハウスの修復研究室もある。博物館の多くはアレッツォ市またはフラテルニータ デイ ライチのコレクション
1 階には、レリーフ、中世およびルネッサンスの彫刻、石の破片が展示。隣接する部屋には地元の教会の彫刻が展示。スピネッロ アレティーノとその息子パリによる絵画、コイン、武器、宝石、フレスコ画を鑑賞。著名な作品の中には、廊下にあるジョルジョ ヴァザーリの「エステルとアハシュエロスの結婚式の獣」がある。博物館はイタリアのマジョリカのコレクションに続き、20 世紀までの美術品や武器のセレクションがある。

パッリ・ディ・スピネッロ作「慈悲の聖母マリアと聖ロレンティーノ、聖ペルジェンティーノ」(1437-38年)
ルカ・シニョレッリの「栄光の聖母と幼子、聖人、預言者、注文主ニッコロ・ガムッリーニ」。空から全てを見守る神と天使、幼子イエスを抱く聖母マリアを囲む天使、聖人、預言者の構図。ひざまずいているのは、当時のアレッツォ司教ニッコロ・ガムッリーニ。
ジョルジョ・ヴァザーリの「エステルとアッスエロの夕食」
Museo di Casa Vasari

ジョルジョ・ヴァザーリの家
なんと休館日で見学出来ず😢
修復と清掃の為、足場が組まれ、登って、近くで見学が出来るというので、初期ルネサンス期の画家ピエトロデッラフランチェスカの「聖十字架伝説(Leggenda della Santa Croce)のフレスコ画 」が保存されている教会へ。(13世紀の黄金伝説(Leggenda Aurea)からピエトロデッラ・フランチェスカが感銘して、キリストが十字架に磔(はりつけ)にされるまでのフレスコ画を描いた。)

16世紀終わりの改装時にしっくい塗装で覆い隠されていたものが18世紀中期の改装で発見され、修復。

遠くから足場が組まれているのが見える。
ワクワク!🪖を被って身近でフレスコ画が見れる♪( ´▽`)
正面祭壇の十字架の裏側
教会のファサードにある 1524 年のステンドグラスの窓
ギョーム・ド・マルシラ作のポルツィウンコラの恩赦。
彫刻のデコも素敵
アダムから育った命の木。
後にサロモン王の神殿の柱に用いられた。
アダムの死
聖木の礼拝・ソロモン王とシバの女王の会見
聖なる木の前にひざまずき、祈るサバ女王と侍女たちの服、顔の表情、目元、眉、頬、髪...などが細かく描かれている。
ソロモン王とシバの女王の出会い ピエロ・デラ・フランチェスカ作(1452-66)
聖木の運搬
十字架の木を持ち上げるピエロ・デッラ・フランチェスカとその助手たちのフレスコ画(356x190cm)。アレッツォサン・フランチェスコ大聖堂の主要礼拝堂「真の十字架の物語」の一部で、1452年〜1458年に遡る。ローマ滞在前(1458~1459年)の作品の最初に描かれたもの。ジョヴァンニ・ダ・ピアモンテの手と髪のカールはピエロによる。
テヴェレ川の暗示的な川の風景。二つに分かれて、見る人の視線を奥へと吸い込む。キリストの洗礼や他の作品と同様に、ピエロは水面を鏡として、そこに空、木々、家々が映っている。風景は穏やかで牧歌的。(水辺は旅行者、水に鳥が泳ぐ)
洗礼の場合と同様に、川は主人公を反映せずに前景で不自然に切れている。水路は、川から岸に戻ろうとする馬で示唆。
天使が小さな十字架を手に持っていて、眠っている皇帝にそれを差し出すよう手招きしている。
Piero della Francesca, Angelo, frammento, c. 
ピエロ・デラ・フランチェスカとその助手たちによるミカエルと思われる断片的天使。「真の十字架の物語」のフレスコ画の一部。1452年〜1466年。
コンスタンティヌス帝の夢
ピエロ デラ フランチェスカ (1452-66) による最も有名な夜の風景の 1 つ。ローマの野営地で夜明けに、皇帝が眠るテントに2人の衛兵が見守っている。ベッドに寄りそって、彼の眠りを見守っている。皇帝のベッドのシーツや毛布(白/赤)人類の運命を決定するメッセージをもたらす神の使者がいて、 空では、星々が夢を見た日の記念日。
ユダの拷問
ピエロ・デッラ・フランチェスカとその助手たちによるフレスコ画(356x193cm)で、アレッツォのサン・フランチェスコ大聖堂の主要礼拝堂にある『真の十字架の物語』の一部で、1452年〜1466年まで遡る。ジョヴァンニ・ダ・ピアモンテの生々しい手と髪のカールのデザインは完全にピエロ作
十字架の発見と検証
ピエロ・デラ・フランチェスカ (1452-66) による、ゴルゴダの丘に埋められているとユダが明らかにした聖なる木=3つの十字架が掘り起こされる。後ろのイスラエルの街
アレッツォの街
コンスタンティヌス帝とマクセンティウス帝の戦い・コンスタンティヌス帝の勝利
ヘラクリウス帝とホスロー王の戦い・ホスロー王の斬首刑
皇帝ヘラクリウスのエルサレム入城と聖十字架の賞揚
受胎告知
父なる神が手から出る光線の形で雲から聖霊を送る。
神の使者が主人公と全人類の運命を決定するメッセージをもたらす。当時、受胎告知はアダムの死と磔刑と同じ3月25日に祝われた。

ピエロ・デッラ・フランチェスカ作のフレスコ画。アレッツォのサン・フランチェスコ大聖堂の主要礼拝堂にある『真の十字架の物語』の一部で、1452年〜1458年に遡る。このフレスコ画は、ローマ滞在前(1458年 - 1459年)の作品。
天使が聖母マリアに被昇天のお告げをする。天使は頭を下げて聖母に挨拶。左手にキリストの殉教の前兆のヤシの枝。
マリアは天使に驚いて体を回転。対称性は、聖母の中心ではなく右側の後方の視点から光の反射で見える細い部分。マリアの頭を覆う透明なベールから赤いビロードのドレス、青いマントの真珠。チェス盤、白い大理石などの影。ピエロによって新しい要素が数多くある作品。
繊細で美しいタッチで感動🥺









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