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埋没ネームの探し方 ~検索で埋もれたい時につける名前~

昨日、娘に、

「日本でいちばん多い女の人の名前てなに?」

と聞かれました。

何歳の、とかではなく、全年齢の、を知りたいらしい。

検索しても年代別しかなかったけど、平成の間は、愛、がけっこう長いこと1位でした。

ということは、検索に引っかかりたくない人は「ai」てハンドルネームとか芸名にすれば、埋もれやすいのかな。

たとえば、

「エゴサしそうな承認欲求も抑えきれない自意識過剰さを持て余しつつ、メンタル弱いから腕を切り落としてエゴサを止めたい」

とかいう私のような脆弱性を持つライターは、記名記事を書くとき「ai 」にすれば、心穏やかに暮らせるのでしょうか。

私個人の存在に限っては、特に埋めようとしなくてもごく自然に埋没していますが、芸能系のこたつ記事を書かなきゃいけないことがあると、誰も私に興味がなくても芸能人にはファンやアンチがいるので、ヤフトピで「この◯◯ってライター馬鹿なの? 」とか叩かれていることがあります。主観を排除した、プレスリリースの要約をしただけの記事でさえ!

ヤフトピとは、魔物が住むところ……。

もっといえば、仮に、記事が炎上とかしちゃった場合は反響が多くなるので、「ai」だと発見されなくとも「ライターのai」というワードでヒットしてしまうのかもしれない。

なんとしてでも自分のエゴサ欲求をブロックしたい場合は、

「ライター名・ライター」

とかにすれば、探しにくいのかな……?

とか、「いかに検索しにくい名前をつけるか」について無駄に熟考してしまいました。

シンプルに、炎上しなければいいだけなんですけどね💦

そういえば、昔友達に、「他」という名前のバンドについて聞いたことがある。

ライブのフライヤーとかに、仮に「YOASOBI、キングヌー、他」とか書かれると思うと、味わい深いです。そういえば姉が、index、てバンドも検索に引っかからなかったと言っていました。

いかに検索に引っかからないか、を考えることは、検索で「埋もれてしまう」理由をあぶり出すためにも有効なのかも。

かつて某企業の派遣社員で、ポータルサイトのトピックスライターをしていた頃「トップページに載せる1行を1人1つ考えて、PV1桁とれたら優勝」というテストをしました。

もちろん、リンク先もなければ成立しませんが、膨大なニュース記事だけでなく、当時はポータルサイト内の個人ブログにも飛ばすことが出来たので、選択肢は無駄にたくさんありました。

遊んでいたわけではなく、知見を得るための実験です。

当時はそれこそ「AKB48の◯◯、ノーバン始球式」を「ノーパン始球式」に空目させてでもクリックが取りたかった時代のお話です。

冗談ではなく本当に、「小田和正ノーバン始球式」でもそこそこ押されるんです。まぁ、この場合もノーパンだったら事件なので、「は?」て押しちゃうのかもしれないですが。

みんななんでそんなにノーパンが好きなの……。

そんな汚い手でクリックを煽っていた時代なので、わんぱく相撲でぶっちぎり優勝した少年の記事に、「13歳とは思えない圧巻ボディで瞬殺」みたいなタイトルをつけようとした人は、さすがに部長に止められていました。

本文とタイトルもあっているし、なにも間違ったことは言っていないのですが、「13歳」というところでしょうね。勘違いして釣られる人の質がよくない、と、いうことなのかな。

もちろん「13歳とは思えない圧巻の体躯で瞬殺」に変えると、途端にクリックされなくなります。

今は、10年前ほどクリック至上主義ではなくなっているようですが。

そんな中、そのサイトを訪れるユーザーが興味が無いと思われるものを真面目に考える会議が開催されました(メッセンジャーで)。

10年前の知見ですが、まず、広告っぽいものは押されないので美容カテゴリの記事に「シミが薄く! 驚きの美白力」という文言を考えた人も。

ここで、「50代のシミが薄く! 驚きの美白力」とかターゲットを絞ってしまうと、「50代のワタシに向けているのかしら?」みたいなニッチな需要がでてしまい、多少は押されてしまうので、あくまでもフワッと。

それから、たまたまそのサイトの特性かもですが、騙されそうなものや胡乱なお金の話も押されない傾向にあったので「ドバイで、投資をしてお金が増えた話」という系の案も。

他には、シンプルに「政治経済を真面目に考えてみよう」とかそんなのもあった気がします。

私は、当時その会社が社会人スポーツチームを持っていたので、「A株式会社の野球チームを応援しよう」という案を考えたような。

エレベーターとはで野球部の上司とかに会って、

「トップページに載せてくれてありがとう? 反響あった?」

とか聞かれたら罪悪感でしどろもどろになりそうです。

いや、スポーツ系のサイトなら多少はクリックされると思うのですが。

当時運営していたサイトの性質上、スポーツと相性が悪かったし、広告風味もあるし、やはりそこそこスルーされました。

結果、どれもこれも低かったですが、ポータルサイトトップページで1桁は無理でした。

どうしたって「10」は押されてしまう。社内の人がリンク先確認で押すだけでも5くらいはカウントされてしまうし。

クリックされたり目にとまることも難しければ、完全に「透明になる」ことも難しい世の中ですね。

とりたてて、透明になりたいわけではないですが、興味が湧いてしまいました。ヒットしにくい名前。

気になってCHATGPTさんに聞いてみたのですが、私の質問の仕方が悪いのか「何の成果も得られませんでした」。

なんですか、霧乃川、て。

すぐ見つかるだろう、こんな珍しい名前。

ーーーーーーCHATGPTの答え。嘘だろうーーーーーー

他のコンテンツと混同されやすく、見つかりにくい名前をいくつか提案します:

霧乃川(きりのかわ)
蒼月花(あおづきはな)
瑠璃谷(るりや)
朧星影(おぼろほしげ)
柚宮(ゆずみや)
翡翠島(ひすいとう)
雪音宵(ゆきねよい)
影城(かげしろ)
紅羽川(べにはかわ)
琥珀樹(こはくき)
これらの名前は、日本語に近い固有名詞でありながら、他のコンテンツと混同されやすい特徴を持っています。ペンネームとして利用することで、自分の作品やプロフィールを見つかりにくくすることができるかもしれません。ただし、ユーザーにとって認識しやすさと覚えやすさにも配慮して選んでください。

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