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何故、キャリアコンサルタント?

この、少し不思議な資格を取ろうとした私の動機は、なんだったんだろうか、


はじめに、

私は2022年12月にキャリアコンサルタント試験に合格しました。

同年1月に養成講座説明会に参加、3月に教材が届き4月から7月までは計12回の講座に出席、その後は養成講座仲間と技能試験対策のロープレや論述の
勉強会、学科試験の勉強、11月に試験を受けて12月に合格発表と云う流れでした。(有償の試験対策もいくつか受けました。)

養成講座~試験についての話は次回のnoteで書こうと思います。
今回は養成講座に参加するまで、何故この資格を取ろうと思ったの?
を振り返ります。

私の経歴

私は自己紹介に書いているようにずっと営業職。
モノを売る仕事しか経験なし、人事は勿論総務企画他の経験は全くなし。
ただ、30~35才頃転職活動をしてたので、その頃人材紹介会社とは接点が
有った

(この件は後述します。)

最初にこのような資格が世の中に存在している事を知ったのは、おそらく2010年頃、当時はまだ国家資格では無く「キャリアカウンセラー」と呼ばれていた。何故その当時に知ったかというと、

その頃、私は会社内で失意のどん底に近く、かなり落ち込んでいた。
社内人事で、どうもオーナー的なTOPの鶴の一声でひっくり返り、
私のポジションがドタキャンされたようだった。退職も頭をよぎった。
その時失意の中で思ったのは、人の人生を変えるような意味を持つ人事を、直接仕事で関わった事も無い人が、思い込みで簡単にひっくり返せるような会社を変えたい、と

大手中小に限らず会社人事とはそういうものか、とも悟っていたが、
そのままで終わらせたく無かった。自分の中に火がついて、人事に関する本を読み、人事制度について調べ、人事制度の改革案を当時の社長に直接手渡した。
この行動の一連の行動の中で、「キャリアカウンセラー」の資格も知った。

ただ、塞翁が馬は本当かと思ったのが、
失意の私を社長がある海外プロジェクトのリーダーに抜擢してくれて
約3年間このPJに没頭し、その後地方都市の支店長(と云っても部下1人、
仕事の9割はプレイヤー)として計10年ほどが過ぎた。
でも、資格「キャリアカウンセラー」は何故かずっと頭の中に残っていた。

2021年9月に本社に戻る事になった。
戻る過程で会社と溝が出来た。これは私の不用意さと集中力欠如。
これまでの人生で何百回もミスをしてきたが、この時も過去の教訓が
活かされることは無かった。

結局57才の時、本社に戻った。希望したポジションではなかった。
仕事はそれなりに忙しく業績も良かったが、60才と云う節目が迫る中で
将来の事を考え始めた。

このまま今のポジションで仕事やりたくない。
何か違う事をやるのなら、営業以外の事がやりたい。
これまで営業しかやった事が無いんだから、一度の人生で違う事も経験したい。

頭に浮かんだのが「キャリアカウンセラー」、明確なイメージは無かったが、取り敢えず調べてみようとネットを検索した。
この時、名前が「キャリアコンサルタント」に変わり国家資格になっている事も知った。

ネットには情報が溢れていた。
稼げない、役に立たないと云ったネガティブ情報も沢山インプットした。

キャリアコンサルタント資格を取ろうとした動機

それでもネガティブな情報に流されなかったは、前述の10年前に社内人事制度を変えようとした時にキャリアと云う概念をおぼろげに考えたから。
セルフキャリアドッグというような単語は勿論知らなかったが、従業員が
それぞれの個性を活かすように自分のキャリアを考える会社が増えて欲しいと願っていた、

さらに25年前に落ち続けた転職活動の事を思い出した、
25年前の転職活動は、PCの黎明期、Windows95、当然ガラケーで
転職活動は紙媒体(雑誌、新聞)がまだメインの時代。
転職支援会社は当時、結構乱立していたような気がする。
私も何社か登録した。

登録して嫌でも気づいたことは、当然だが私は商品であると言う事。
転職したい人が自分は何がやりたいのか、内省を促すとか一切なく、
販売できる所を探し売ろうとする。そして商品価値のないと判断された人は
見向きもされなくなる。

結局、売れ残った私は現職の会社は人材会社に頼らずに入社した

転職活動後半の頃からこの経験を誰かに伝えたいとも思っていた事を、
25年振りに思い出した。

そして2021年の晩秋、資格の取得方法を具体的に調べ始めた。

(養成講座~試験編につづく、)


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