見出し画像

何故、キャリコンサルタント 最終章

キャリアコンサルタント」と名乗れるようになり、もうすぐ1年半。

題名の「何故、キャリアコンサルタント」の 何故、は自分に対する問い掛けであり、この資格を持っている人、これから取得する人、への問い掛けにもしたい思いもあります。

あらためて、資格取得後1年半の思いを書きたい、
最初に強調しておきたいのは、私はこの資格を取って良かったと心から思ってます。その上で、前章でも少し書いたような疑問や不安、悩みをもう少し書いてみたい。

  1. 社会的弱者への取り組み、経済的な視点

  2. ミスマッチ キャリコンバブル?

  3. アフターフォロー 結局資格取っただけでは何も出来ない?

1は養成講座初期の頃から感じていた違和感。キャリアコンサルタントは
一部のエリートのために在る訳では勿論無いんだけど、例えば
超大手総合商社のキャリアセンターの話とか紹介されてもなー、と逆に貧困やハンデを抱える社会的弱者視点の話が無いのが気になって、
先日受講した、社会正義に基づいたキャリア支援がもっと拡がり、キャリアコンサルタントが社会的支援で認知が拡がれば良いと願っています。

経済的な視点についての私自身の話、
以前に書いたように、私は8月60歳で会社を退職します。
そこから成るか成らぬか、キャリアコンサルタントの実務に応募して、
採用されればキャリアコンサルタントとして活動したいと望んでいます。
この決断が出来たのは経済的に何とかなるだろうという目算が有ったから、幸い家のローンもなく、子供も(かなりフラフラしてるが)社会人になり、キャリコンが駄目なら還暦フリーターで稼ぐ覚悟が有ればこそ挑戦できた。

もし、まだお金がもっと必要な状況ならこの決断は出来なかった。
いくらやりたくない仕事でも収入を考え、今の会社で耐える道を選んだ筈。
自分の価値観や自己概念を大事にするよりも、お金を選ばなければならない時も、人生にはある。
まだお金が必要だけど、冒険もしてみたい相談者が居たらキャリアコンサルタントはどのように関わる?今の仕事でやりがい見つけるような話になれば良いんだろうけど、それって相談者は本心から満足してるかな?

2ミスマッチ?キャリコン7万人突破。
オープンチャットやJCDA、ACCN他から、稀に実務の案内が届く。
特に未経験者が応募できるような募集は秒で応募が殺到する。

以下、養成講座の頃、口の悪いもの同士でこんな毒を吐いてた、
キャリコン資格を取ってキャリアコンサルタントをやってる人って実は居ないんじゃないの? 結局元々キャリコン的な仕事をしている人は、資格が有ろうが無かろうがやってるしね、と
実際、そこまで極端な事は無いけど、必ずしも間違ってないような気もします。

従来からあるハローワークや学校での仕事は、明らかに供給過剰のようにもみえるけど、これはもうすぐ自分で経験する事になる。
結果はどうであれ、また機会をみて体験談を投稿するつもりです。

3そもそも試験に苦労して合格したと云っても、面談のほんのさわりの部分だけで合格させてもらったに過ぎない。合格後の何かのwebの集まりで、
大先輩から試験合格したくらいで実際のキャリアコンサルタントなんで出来ないよ、と断言された。まあ、、その通りなんだとは思うんですけどね、
じゃあ、そこから先の道はどうしたらよいの?
そんな迷いヒヨコを狙った高額な講座も存在してて、甘い言葉で誘惑されます。

教育訓練給付金
資格を取るために養成講座に通う場合、殆どの人が教育訓練給付金を申請すると思います。私も申請して25万円以上給付を受けた。受験生が増えれば給付金もどんどん出て行くけど、企業人的視点だと投資効果はある?
25万円以上給付して、活動しない人ばかり増やしてたら無駄にならない?
合格者が自律的に活動するのは勿論大事だけど、資格取ってからの活動をある程度サポートする仕組みが無いと、合格して給付金もらって、今の仕事のスパイス、隠し味で使われるだけだともったいなくないかな?
(そういう人も居る事は否定するつもりは無いんだけども、)

これからの事

私は8月末までは現職会社に籍があり、副業も認められていないので、
9月以降に働ける職場を探すとなると具体的な活動は5月以降になる。

去年の5月からX(Twitter)で発信を始めてもうすぐ1年。キャリコン関係で繋がりを増やし、貴重なお話も、情報も知る事が出来た。
そのXの投稿の中で、中高年で実務経験のないキャリアコンサルタントは仕事を探してもなかなか見つからない。(まさに私のことだ!)
ある人は、何か専門分野を持った方が良い。アピールできることを絞った方が良い、別の人は最初から分野を絞らない方が良い、少しでも可能性を広げるためになるべく幅広い分野に興味を持って応募した方が良い、
と相反する意見があった。

私は考え方としては後者になるかな、
元々の何故、は会社員がもっと自律的にキャリアを考える世の中にしたい、
25年前の転職活動の時に感じた違和感がスタートだけど、
この1年半でやりたいことだけ増えた

  • スポーツ選手、体育会学生の引退後のキャリア支援。(難しいかな、)

  • 同年代の次キャリア支援(意外なほど、何も考えてない人が多いと思う)

  • 大学生の就職支援。(少し面接官、新入社員教育の経験が有るので、)

  • その他学校卒業者の就職支援。(製造業との関りが深い現職の経験から)

どこかに縁が有るのか無いのか、答えはもうすぐ出る筈。

まとめ
最初に書いたように、この資格を取って良かったと思っています。
それは約2年半にこの資格のおかげで、色んな人に会い、経験をして、
これまで書いてきた悩み不満を自分の事として考えることが出来たから。
社名の入っていない名刺で人と話す機会を持てたから。

それと、自分でも気づいてないけど恐らく今の仕事にも「隠し味」としても役に立っているんだと思います。

恐らく、資格を活かせるか否かは資格以前の人間力で決まるでしょう。
それと少しの縁と運だと思っています。

この資格には何故か縁があったんだと感じてます。
社内の状況が少しでも違えば縁は無かったかもしれない、面接試験も何故かうまく行った。
何か、引き寄せられたような気もしています。この縁を大事に出来るか、、
自分を楽しみたい、、














この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?