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月下美人屋敷狂③

相模原市内某所
女が学生服姿の女児のブラウスの中に手を忍ばせた。そのまま首筋にキスをしながら女児の首筋を舐めた。女児は思わぬ快感に喘ぎ声を漏らす。しかし恥ずかしさが勝るのか真っ赤な顔をしながら泣き出す。女はそれを見て

「ダメよ...はるかちゃん。折角の美人さんが台無しじゃない...」

慰めるように言うが、はるかという女児は余計に悲しさが増して大声を上げて泣いた。すると

「泣くなっていってんのが分かんねえのかよ‼︎」

女は、立ち上がるとはるかの肩を突き飛ばし、勢いよく壁を足蹴にした。フウフウと肩で息をし血走った目で、はるかを見下ろしていた。
はるかはガタガタと震えながら必死に声を押し殺した。今度は自分が殺されるかもしれない...その恐怖が彼女を黙らせたのだ。しかし恐怖に打ち勝てなかったのか股間の辺りが急に熱を帯び、液体が太ももに染みた。それを見ると女はニヤリと笑いながら

「あらら...ダメじゃないの。本当にしょうのない子ね」

女は、床に溢れた小便を舐めまわしたあと、はるかの太もも...そして女性器のあたりを入念に舐め回す。そして小便を飲み終えた女はケタケタ笑いながら

「ありがとうねぇ...これでまた若いエキスが私の身体に入ってきたわ」

涙目でプルプルと震えるはるかのお腹を蹴り飛ばし、女は部屋を暗くして出ていった。
なぜ、こんな事になったのか。中臣はるかはあの日、中学からの下校時であった。見知らぬ女にその日の朝、呼び止められるが妙な感じがして誘いを断った。その帰り道、やはり女が現れた。最初は同じクラスの男子が通りかかった事で彼に助けを求めた。そして家の側で分かれて家まであと少しという所でまた女が現れた。母に緊急電話をかけようとした瞬間、物凄い力で車の中に押し込められた。気がつくと見知らぬ建物の中にいた。そして今日まで何度も何度も乳房や女性器をイタズラされた。女は、はるかが催したり、イタズラの果てに愛液を噴出すると喜んだ。それを自分で飲む時と瓶に詰めて何処かへ持っていく事があった。はるかは内心で、死にたいとさえ思っていた。そんなある日、隣の部屋で女が物凄い剣幕で何かを殴り付けるような音が聞こえた。同時に女の子の悲鳴と苦痛に歪んだ声が響いてきた。狂ったように

「ああああああああああああああああああっ!!」

という女の声が消えたかと思うと、しばらくするとゴリゴリと何かを切断する音が聞こえ出した。恐怖ではるかの思考は停止してしまった。思えば、あの日から女は苛立っている事が多いとはるかは思った。

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