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ブルーノ・フェイドゥッティ『テーマとメカニクス』

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ブルーノ・フェイドゥッティによるゲーム論の翻訳です。The Games Journallに全4回で連載されました。
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記事一覧

ブルーノ・フェイドゥッティ『​バランスの疑問』

“ゲームの魂を貶めるのに
「一番強いやつの勝ちだ!」
という文句を上回るものはない”

『テーマとメカニクス』と題された連載もこれで最後——『バランスの疑問』の全訳をお届けします。“The Games Jounral”の元記事はこちらです。

フェイドゥッティ氏によるバランス論——効率的なバランス調整の方法を期待している方はご注意ください。

以下、本文です。

バランスの疑問バランスとは何だ

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ブルーノ・フェイドゥッティ『ゲーム作家​​』『四本の腕で仕事をするということ』『栄えある海賊の歴史』

“ゲームもまたあらゆる先行作品から発想を刺激される
参考や引用が行き交う文化的伝統の一員なのである”

好評第三回。ブルーノ・フェイドゥッティ『ゲーム作家』の全訳をお届けします。“The Games Jounral”の元記事はこちらです。

ゲーム制作に必要な資質は数学よりも歴史と文学によって育むものである——フェイドゥッティ氏の色濃いデザイナー論であり、また続く後半は豊富な経験に裏打ちされた

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ブルーノ・フェイドゥッティ『テーマとメカニクス』

“ゲーム制作におけるテーマとメカニクスの関係性は
相補的というよりむしろ弁証法的である”

今回もブルーノ・フェイドゥッティ氏によるゲームデザインの方法論『テーマとメカニクス』の訳をお届けします。

前回の記事は実は「The Games Jounral」誌に連載された全四回のうちの一つで、今回の記事がその第一回に当たります(なので、早くアップしなければと思っていたのでした)。元記事はこちらです

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ブルーノ・フェイドゥッティ『テストプレイとプロトタイプ』

“最初期のテストプレイのねらいは
机上でうまくいきそうに思えたあるアイディアが
現実に胸躍らせるようなゲームになりうるか否かを見極めることにある”

『あやつり人形』『マスカレイド』などで知られるゲームデザイナー、ブルーノ・フェイドゥッティ氏によるテストプレイ論『テストプレイとプロトタイプ』の全訳をお届けします。

プロトタイプの段階からつい意匠に凝ってしまう人(私だ)、完成版に向けてテス

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