2023年・私の家計管理アップデート

2024年から新NISAが始まりますね。年間の投資枠が最大360万円になります。生涯の非課税保有限度額が1,800万円です。

投資に使えるお金がたくさんある方は、360万円×5年間という最短期間で、非課税保有限度額いっぱいに投資することも可能です。

複利効果を考えると、人生の早い段階で投資額を増やして運用できるのは嬉しいです。

が…………

「えっ?そんなに拡大してもらっても、そんなに投資にまわすお金ないよ?」と思ったのが私の本音です。

夫婦で最大額の投資をしていたら、ひと家族で年間720万円ですよ。「いやいや、全然NISA枠を使い切れない!」と思った人も多いのではないでしょうか?(そもそも全部使わなければならないものではないですが……)

ということで、私は昨年末から「もう少しお金の管理をしっかりしよう」と決めました。今日は、私がやった「1ヶ月・年間・人生」の3つの家計管理法と、取り組むなかで得た気づき5つのポイントをまとめています。

前提:お金の把握をアプリに任せない

あなたは今、生活費で何にいくら使っているかを把握していますか?

近年は支出をアプリで管理している方が多いですよね。アプリなら、予めクレジットカードや口座情報を登録しておけば、お金の出入りが勝手に登録されるし、自動で分類してくれるし、何にいくら使ったかを把握するのも簡単です。

私も数年前から家計簿アプリを使用しており、ある程度は把握していました。

では、そのなかで「必須ではない買い物=節約できたかもしれない買い物」がいくらあるかを把握していますか?

私は「わからん……」と思ったんです。

支出の中には、「買っても買わなくても生活の満足度・幸福度は変わらないもの」もあったと思うんです。飲み会の帰り道、コンビニで買うアイスみたいな。でも、何を改善すれば生活への満足度を変えずに、投資額をしっかり増やせるか、わからなかったんです。

家計簿アプリのデメリットと代替案

先日読んだ漫画でファイナンシャル・プランナーの方が

「お金の管理アプリは便利だけれど、管理はできていても見直しには向いていない」

まだ間に合う30代からの貯金改革

と言われていました。

そうなんですよね。全て自動で登録してくれるアプリだと、何が本当に必要で何が不要だったかの振り返りは、しにくいんです。

あと個人的に使いにくさを感じたのは、お金を使ってからアプリに反映されるまでにタイムラグが生じること。仕方がないことですが、カードなど自動で反映されるものもあれば、現金など自動で反映されないものもあり、自分で入力する必要があるかの区別が必要です。

「これ、何で払ったっけ?アプリに登録しなきゃいけないものはどれだっけ?」と考える手間が面倒なんです(何で払ったかなんて覚えていられない)。もらったレシートを全部アプリに登録していたら自動登録との重複が発生するしてんやわんやで家計簿アプリを使いこなせていませんでした。

大事なのは収入・支出を「登録」することではなく、見直しや振り返りをして、次の行動につなげること

これに気づき、2022年の12月から、支出を全てノートに手書きで書き溜めることにしました。

STEP1:1ヶ月の家計管理

まずは1ヶ月分の家計管理から始めました。1ヶ月分の管理のポイントは、いくら何に使っているかの現状把握と、その振り返りです。

家計簿の付け方を変えてみた

12月の支出の一覧表(枠が足りなかった)

左から順に、「日付・項目・価格・支払い方法・種類」×4組で並んでいます。1ヶ月やってみて「支払い方法」はなくて良かったかなと気づいたのと、「投資・消費・浪費」の3つで色分けをする欄を作っても良かったなと思ったので1月は改善してみました。

余った列には各項目の合計金額を書き出しました

12月の時には書く場所が足りなくなっていたのに対して、1月は12月から列を増やして整理したので、1見開きできれいに収まり、見やすくなっています。年始の帰省で買い物の回数が少なかったことにも気づきました。

家計簿を1ヶ月続けた結果

紙の家計簿をやってみた感想は、「とても良かった!」です。

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