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中小企業診断士に合格してから3ヶ月の変化

こんにちは、かやんぬです(@kaya_uni)。

今日は、ちょっと女性の働き方とは関係がないのですが、中小企業診断士になって変わったことや考えたことについてまとめています。

1月中旬に中小企業診断士に合格してから、実務補習・実務従事を終え、東京協会の各支部の説明会に参加したり、研究会を見学したりしていました。

そのなかで、4月は「いや、私、診断士の恩恵、全然受けれんやん!!」と思う事態に陥っていました。

ママが診断士になっても資格を活かしきれなかった……

平日夜や土日はこんな感じ……ならまだしも、男子だしPCの上に乗られる日々…。

先にお伝えしておきます。子育て中の方が診断士になっても、資格の恩恵を受けにくいです。もったいないほどに。

理由1:協会や研究会の活動に参加しにくい

独立診断士が、診断士として仕事を増やしていくメインの1つが、協会や研究会に所属して先輩からの紹介と言われています。もちろん私も、協会や研究会にしっかり参加しながら仕事を増やしていこうと思っていました。

が、診断士の協会や研究会の活動は100%、平日の夜か土日に開催されています(私調べ)。

そのため、参加したいと思っても、夫氏の都合にすべて委ねる形になってしまいます。また、夫氏の帰宅を早めるというチャンスはそう何度も巡ってこないのでかなり厳選して参加せざるを得ません。

理由2:公的機関の仕事の受けにくい

診断士として仕事を増やしていく方法の2つ目が、公的機関の仕事に応募する方法です。もちろん私も探しました!

が、拘束時間が10:00〜17:00だったり、専門家登録して派遣されてどこかに移動するような方法

子育て中の身のため、日中の使える時間も限られています。朝9:30に2人を送りだしたら、17:00までが仕事時間です。ですが、曜日によっては、習い事で14:00に迎えに行って帰宅が18:00の日もあります……涙(片道1時間かかる)

朝から17:00まで使える日を使って派遣されていくことは可能なのですが、私はその間に掃除・洗濯・晩ごはんの準備などを含んでいるので、1日中留守にすると本当に家の中がカオスになり翌日以降のしわ寄せが半端ないのです…

派遣されて移動する働き方も考えたのですが、移動時間がもったいない……ダメだ。何もできない……。(私がこだわりが強すぎる件)

そこで夫に相談してみました。

私「公的機関に登録もできないし、協会や研究会の活動に参加できないと、診断士としての仕事もらえないよ……涙」

「なんで、診断士になったん笑」

爆笑されました。

確かに……私、なんでこのタイミングで診断士になったん?涙


「合格資格を返上するから誰か私より別の人が受かった方が良かったのでは……?」と超ネガティブなことを考えたこともあるのですが、「そんなことできるわけないし、落ちてしまった方に失礼だ!」と思い直して、オリジナルで診断士としての道の模索することにしました。

ということで、ここまでの道のりを一旦まとめました。(いつか誰かの参考になれば)

合格してから3ヶ月間でやったこと

あった!!!あったよ!!!!!!!涙 どれや!

まず、1月14日(金)の合格がわかってからやったことです。

合格〜実務補習終了(2月上旬)まで

  • 合格がわかり、嬉しくて泣きながらそのまま実務補習に申込み

  • 口述試験対策

  • コロナ要請

  • 実務補習5日間に参加(2月上旬)

  • ノロor胃腸炎に感染

合格したらここまでは多くの方が同じ流れをたどっていると思います。実務補習はすぐに満員になると聞いていたので、本当に泣きながら慌てて申込みをしました。

人によっては実務補習で15日間を完了している方もいます。

3月の過ごし方

  • 実務従事を2回→書類をいただいた

  • 登録申請

  • 合格者同期の全国同期会「おさかなの会」のwebサイトデザイン&制作(同期の方、ぜひ来てね!私は夫氏次第だけれど涙。)

4月の過ごし方

実務補習を終え、4月は各都道府県で診断士協会の「スプリングフォーラム」という名の熱烈な新歓が行われます(熱烈なのは東京だけかもしれません)。

ちなみに、東京には支部が5つ存在し(中央、城南、城北、城東、三多摩)各支部が新人を熱烈に大歓迎で迎えます。実務補習で指導員に「なんでそんなに各支部必死なんですか?人が集まるといいことあるんですか?」と聞いたら、「人数によって予算が決まるからね」と教えてくれました。なるほど!

※各都道府県によって熱烈度合いは異なり、私の地元である岡山は開催されたのかどうかも不明……

  • 診断士の東京協会の支部の見学を2つした

  • 研究会の見学を3つした

個人的に進めたこと

  • ロゴをデザイナーさんに依頼(まだ変えてない)

  • 中小企業との接点を増やす方法についてアドバイスをもらった

  • 大先輩診断士に自分の方向性について何度か相談

  • 自分がこれからどんな活動をしていくかを考えた

  • 財務力強化の講座に通い始めた(数年後に向けて)

  • 受験生サポート1:コーチングでの勉強サポートを開始

  • 受験生サポート2:Twitterの早朝勉強会で勉強法やマインドをシェア

  • stand.fmを再開

こんなことをしながら、変わったことや気付きがいくつかありました。

変化

フォロワーさんの属性が変わってしまった…

変化1:SNS上での見られ方やフォロワーさんの属性

以前の私は「おうち起業」をメインに活動していたので、独立したいワーママさんからフォローいただくことが多かったのですが、合格したことにより診断士受験生からフォローいただくことが増えました。ありがとうございます。

もともと、私は予備校に通信で通ったものの、一人で机に向かって独学で勉強してきたタイプです。そのため、受験生支援ブログである「一発合格道場」にはとてもお世話になり、受験生時代にはできることなら合格したら一発合格道場で受験生支援をしたいと思っていました。

が……私が今使える時間を考えると受験生支援までは手を出せない気がして泣く泣く断念しました……。が!!!

想定しない形で受験生支援をさせてもらっていました。

理由があり、いまはお休みさせてもらっています、ごめんなさい。ただ、先人たちからの教えを後輩に……との思いを持っていたので、早朝ラジオをさせてもらっていた出来事は私にとっては本当に大切な時間でした。ありがとうございました。

と、こんな活動から、フォローしてくださる属性が変わってきました。それにより、これまでフォローしてくださっていた独立希望のワーママの方々から

「かやちゃんはもう診断士界隈の人になってしまった…」

と言われたこともあります……そんなつもりはないのに涙。

あとは合格したことによって、変なことが言えなくなってしまった……気がしています。

変化2:合格者だけが入れるコミュニティに入れた

コミュニティというと語弊があるのですが、前述した協会や研究会のほかにも、プロコン塾(プロのコンサルタント養成塾)などがあり、診断士に合格している人しか入れないものです。

研究会は自分が興味のあるテーマにいくつでも入ることができ、活動内容としては自分たちで研究したり(このあたりまだよくわかっていない)、外部講師を招いて専門家の話を聞いたりできます。

一般的に開催されているセミナーと異なり、メリットは参加費が安いこと!多くの研究会が月に1回セミナーを開催していますが、年間5000円〜10,000円ほどで参加できます。1回あたり1,000円ほどで、専門家の話を聞けるのです!!これは嬉しい!

私が今、入ろう、入れるかも?と思っている研究会は厳選した結果2つになりました。

衝撃

やっと米粒、取れた。

衝撃1:診断士の温度差の違い

受験生のときには、「合格したら先輩方みたいに顧問契約とか取って診断士としての活動を増やすんだー!」と思っていたのですが……

現実は、診断士登録者の約7割が企業内診断士=会社員です。コンサルティング業界などで働いていらっしゃる方もいるとは思うのですが……診断士協会の説明会などに参加していると、診断士の資格を取得したからと言って、この資格をいかして食べている人は少ないように見えました。

診断士の資格は「足の裏の米粒」と言われていて、取っても食べれない(お金にならない)、でも取りたい資格ということです。

企業内診断士であれば、無理にこの資格を活かそうとはせず、のんびりと「いつかは独立を……」みたいな方が多く(まぁ、そりゃそうだ)、逆に独立されている方はかなり熱い方が多い印象を受けました。

衝撃2:そもそも私、仕事を増やせない!

そして、もう1つ、冷静に考えてみて衝撃だったのが、個人的な話ですが、私これ以上に仕事を増やすキャパがない!という衝撃でした。

もし万が一、私に顧問契約が入ってきたとして……受けれるか?と考えたら、時間的かつ責任的に現状では難しいと認識しました。

1週間で働ける時間はだいたい15時間ほどです。(なのにやりたいことはめちゃくちゃ多い笑)

いま、1社webマーケティングのお仕事をさせてもらっていますが、すべてを任せてもらっているので、この感じで自分の得意分野を活かしてお仕事を増やすと考えたら受けれたとしてあと1社が限界です。

でも今は新米診断士であり、専門性を活かしてお金に変えることよりも、いろいろな経験を積みたいという想いもあります。

子どもの習い事を減らすなどして送り迎えの時間を仕事にあてれば時間は作れますが、子どもが小さいいま、そこまでして仕事を優先したいとも思わない。つまり私はいま、そもそも顧問契約をガンガン取りにいける立場ではない、というのも衝撃でしたが、冷静に考えて制約の1つとして自分にインプットしました。

まとめ:焦る気持ちが大きくなった

私はどうしても診断士試験に合格したかったんです。もう合格したら世界が変わると思えるくらいに。笑

でも、見事に何も変わりませんでした!あはははは。

診断士として登録されたばかりだし、まだまだこれからだとも思います。

ですが、個人事業主なので会社員の方のように「合格後何年も放ったらかしでした」みたいな悠長なことは言ってられないし、かと言って、いろいろな研究会に顔を出してというのもまだ子どもが小さく難しいのが現状です。

「資格はとったのに何も変わらない!」という思いから、4月は「このままじゃダメだ……」と焦る気持ちがとてもとても大きかったです。

ですが、とある言葉をきっかけに焦る気持ちを経て、最近は「診断士という資格の新しい活かし方を作っていこう」と考えられるようになりました。

その言葉は

「かやちゃんはまだ、診断士の自分に慣れていないのね」

というもの。なるほど、そうか、私はまだ「診断士」という自分の扱いに慣れていないからこんなに焦ったりするのか、と気付きを得たことで少し冷静に考えられるようになりました。

じゃ、これから私、何するよ?

何しよっかなぁ???

1.中小企業診断士の認知度を上げる

ある女性経営者に言われた言葉があります。

診断士って資格はやっぱりおじさんのイメージが強い。そんななかでかやちゃんみたいな若い女性が活躍してたら、診断士っていう資格に興味を持つ人が増えるよ」

まっ、私、全然若くないんですけどね!!!!!!

この言葉から思ったのは、たしかに診断士の資格の認知度はとても低いということ。

実際私も、名刺を作る際に、「中小企業診断士」をメインにもってくるのをやめました。(「ナニソレ?」と思われそうなので…でも名刺にはきちんと入れますが!)

弁護士、税理士に比べると難易度が低いことなどもあると思うのですが(私も行政書士、司法書士さんの違いがわからない…)、おじさんの天下り資格みたいなイメージを持っている方は多いようです。

診断士の先輩方、他意はないです。何度も言いますが、私はこの資格がどうしても取りたかったんです。弁護士でも税理士でもなく、中小企業診断士のだからこそできる活動があると考えています。活動に従事されている先輩方を心から尊敬しています

いまの私には協会活動に参加する時間も研究会に参加する時間もないけれど、webが得意で、デザインができる!そして割合少ない女性診断士であり、まぁまぁの陽キャラ(本当は陰キャラ)!という点を考えると、中小企業診断士の認知度を広げることならできるかも?と考えました。

法律で困ったら弁護士さん、確定申告しようと思ったら税理士さん、と会社にとって欠かせない存在であるように、「経営のことで困ったら中小企業診断士」となる人を増やすことに貢献することなら私でもできるかも?と思ったんです。

たとえばstand.fmの発信の最初に「中小企業診断士のかやんぬです」と、名乗るようにしたのですが、それによって「中小企業診断士」を知らなかった人の耳にも残すことができるようになります。そんな感じで、片っ端から中小企業診断士をPRしていこうと思っています。

2.診断士という資格を「証明」として使う

診断士の資格の勉強を始めた頃の私は、いまと変わらず個人事業主や小規模事業者の方々のサポートをしていました。そこから「もっとこの人たちの力になりたい!」と思うようになり診断士の受験を決めました。

その頃は、診断士になって顧問契約をして……ということよりも「診断士に合格することで、スキルや知識の証明になるはず」と考えていた面が大きかったです。

初心に変えると、同じように女性の独立支援の活動をされている方との差別化になる証明を手に入れたと言えます。

増えてきてはいますが、女性の取得者がまだまだ少ないからこそ、「女性の支援」という面で、きちんとした証明を持って活動ができることが自分にとっては自信に、クライアントさんにとっては安心につながると考えています。


5月の頭の時点ではそんなことを考えていました。

そして5月……またいろんなことが動き出しそうなので、次回3ヶ月後くらいを楽しみにしていただけたらと思います。


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