見出し画像

髪を切りに行ってめちゃくちゃ疲れた話

のびにのびきった、髪を切った。
わりと美容室は、つかれる。

さくさく切ってくれればいいのだ。
わたしの要望をひきだし、カラーするなりパーマをあてるなりしながら。

とても疲れると感じるのは年齢なのか、美容室にいるひとたちの相性がわるいのか理由がわからん。
数ヶ月前と同じ美容室へ行ったけど、ひとが総入れ替えしており一層つかれた。
もしかしたら美容師全般もしくは美容室のサービス姿勢が苦手なのかもしれない。

とにかく"どう見えてんねん"と思ってしまうことが多すぎる。
そしてライフスタイルを探ろうとするなど、すこしの時間で自己開示を無理やりさせられる感じがある。
わりとそれ、髪型と関係ある?と言ってしまいそうな。
立ち入りすぎじゃない?親しくなる気は、そんなにないことで盛り上がらなくてはならないらしい。
盛り上がるようにがんばるの、はわたしのサービス精神(お調子のり能力)

雑誌を3冊、選抜して置かれるところから
緊張は、はじまる。
数ヶ月前は、右手の中指に指輪をしているのを結婚指輪と見間違えたのか持ってきたViViとかを"汚れてたので取り替えます"と慌ててVERYなどに変えられ「ふたりめ、どうする」と家族計画を読むことになった。
ちなみに、わたしは彼氏はおらず結婚もしていない。
今回は、お料理本とメイク本やった。無難。よし、とする。
(待っている間、ドラえもんを読んでいたのを見つかっていたら危機的やったと怯える)
別の美容室では、すべて旅行本だったり週刊紙やったりした。
もう放っておいてほしい。

ここで、わりと見た目から判断する相手の枠にはめられるストレスが溜まりはじめる。
"このひとが切るなら嫌やな"と警戒しはじめる。

したい髪型を伝える努力が、また悩みのはじまり。
主訴は、ながくて髪がからまるので切りたい。
クレームを防ぐためなのか、決定までの道のりも長い。
今回のひとは、ポイントをつかんでくれたこと・もつセンスがわたしにマッチしてて安心した。
あと職人気質やったので、よかった。
余計なことも言わず、わたしの判断で必要なことを自己開示していった。
他のひとは"ねぇ、これ自分で切っちゃったの?"とか"ここの長いの、どうする"とかお叱りをうけ、果てには雨ふりから話が転じて愛犬の散歩を雨の日にするとアスファルトくさくて気が滅入るのでしない。犬を洗いたくない。と大声で話しかけられていた。
ハードモードすぎる。
絶対やだ。

シャンプー係のひとが、わりとおしゃべりで驚くスピードで自己開示をしてくる。
推しの生誕祭とか、前職のこととか。
さして、面白くはないが何か聞かれるよりはマシやので話しを促す相づちでにげる。

髪を切るのを見ているのが、すきでインスタでもよく見る。
彼氏にふられて、とか いまからデート、など来店理由もつけられていることが多く恐ろしいなと思う。
SNSこわい

わたしも接客業をしているので、こんなに疲れることはしたくない。
日々の仕事に役立てたいなと思える。
ポジティブである。

わりと相手から引き出すよりも、自分から必要なことを出して距離を測ることを意識している。
資格もないのにカラーセラピーのようなことになってしまうこともあるし(それは要望に沿ったのだ)人生相談みたいなことになってしまうこともある。
距離感は相手に任せるのが、いちばんいいと改めて思った。

服装とか、ライフスタイルとか(子どもがいるとか、そういうこと)を探られなくてはならない場所が美容室だと思っている。
そして、その憶測はたいてい外れている。
へんなラベリングを受けるストレス半端なし。

普段、意識していないことを見た目から・話しから探られつづけるの刑は苦しい。
帰ってからすぐ寝てしまった。疲れはてた。


そういえば
父親は意識を取り戻し、自発呼吸もでき、歩行も自立しているそうだ。
もう無関心でもよくて、安心している。
後見人を選任しなくてはならない覚悟をし、ひとり泣き暮らしていた数週間から解放されてよかった。
泣き暮らしていたとき、すきなひとが遠回りして会いに来てくれた。
うれしくって、安心して、しんどいことを放たらかしにして過去とか何にもなく"一緒にいる時間"だけを楽しめた。
そういうの、て大切やなぁと思う夜明け前