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否定ではなく、肯定で伝える

「ゲームセンターに行きたい!」

今流行っているカードケームをしに、近所のゲームセンターへ子供を連れて行きました。
そこにはゲーム機が3台並んでおり、あっという間に満席。大人もハマるくらい面白いカードゲームだそうです。

そこへ小学校低学年くらいの男の子が一人、カードを持って店内に入って来ました。
早くゲームがしたいのか、ウロウロ・・。ゲームをしている男性のすぐ隣に行ったり、すぐ傍をウロウロ・・。男性は落ち着いてゲームが出来ずにイライラし始めたのか、時々男の子の方を見ますが・・気にならない様で、また男の子は隣に行ってジーっと見たり、ウロウロ・・。

「1回終わったら、順番を守りましょう」
そんな内容の張り紙はしてありました。しかし、まだ漢字が読めない小学生や待っているお友達に気づかない人もいるのではないかな・・と思いながら。

ウロウロしている男の子に声を掛けました。
「ここに座って待っていようね。」

そして息子に声を掛け
「男の子が1人待っているから、今のが終わったら譲ろうね」
「うん、分かった。」

また、男の子に声を掛けた。
「1回するの?」
「うん、1回。」
「あの子が終わったら席をどけるから、ゲーム出来るよ。座って一緒に待っていようね。」
「うん。」
「お父さんとお母さんはどこにいるの?」
「車で待ってます」
「そっか。ゲームが終わるのを待ってるんだね」
「うん。」

この後、なかなか戻って来ない子供を心配してか、お父さんが来ました。
「この子が終わったら席が空くので、もう少し待って下さいね。」
笑顔で「分かりました」と。

読んでいて気づきましたでしょうか。
”否定”で注意をしていません。
「ウロウロしないの!」「ゲームしてる人の邪魔になるでしょ!」
もし、その様な言われ方をされたら、この男の子はどんな気持ちになったでしょうか。

最近は少しずつ見かける様になりましたが
「アサーティブな表現」をすると、相手はこちらのお願いを受け入れやすくなります。

「いつも綺麗に使って頂き、ありがとうございます」
どこかで見たことがありませんか?

人は「~したらダメ!」と言われると、子供だけでなく大人もしたくなるものなんです。

例えば・・
「明日は、絶対に遅刻しないで下さい」
100人にお願いしたら、必ず何人かは遅刻をするそうです(笑)
この場合、どの様な表現が考えられるでしょうか。

否定ではなく、肯定で伝えるよう意識してみてはいかがでしょうか。子供にも大人にも効果が見られます。


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