貯める

お金を貯めるのは何のため？

予期せぬ事態や将来に備える

若く,元気で働いていて,毎月お金が入ってくれば,日常生活ではそれほど貯金の必要性を感じないかもしれない.
しかし,突然のけがや病気で働けなくなり,給料をもらえなくなったらどうでしょう？
また人生には,結婚、出産,子供の進学,住宅購入などの大きな支出が必要なライフイベントがある.

お金を貯める３つの目的

・高額な買い物に備えるため
・将来の出費に備えるため
・予期せぬ事態に備えるため

いくら貯める？

手取りの２割を目標にコツコツ貯める
現役時代の大きな支出のために1割,老後資金に１割.

貯蓄できる人になろう

あなたは貯蓄できるタイプ？
□ 自分の手取り年収が分かる
□ いま,いくら貯まっているかを把握している
□ 去年,いくら貯めてか言える
□ 毎月,積立をしている
□ いつまでに,何のために,いくら貯めるか目標がある
□ ＡＴＭ手数料をなるべくかけないようにしている
□ 家計簿をつけている
□ 通帳やクレジットカードの明細をこまめに確認している

家計簿のつけ方

自分に合った家計簿を選ぼう

・ノートタイプ家計簿
自分の使いやすいものを選べる
・エクセル自作家計簿
期間ごとの集計などが自動的にできる
結果をグラフ化できるので,分析も可能
・スマホの家計簿アプリ
銀行などネットと連携させ,入手金を自動的に読み込める
期間ごとの集計などが自動的にできる

費目分けの基本

基本の６費目
・住居費
・食費
・被服費
・水道光熱費
・雑貨・医療費
・通信費
必要に応じて
・子ども費
・車関係費
・娯楽・交際費
・交通費
・一般保険料
・税金・社会保険料
・その他

家計簿を使いこなす３つのコツ

・1ヵ月ごとに見直す習慣をつける

・正確にこだわりすぎない

・短時間で手早く記入する

なぜお金を銀行に預ける？

お金をスムーズに動かし,貯めておけるのが銀行

銀行は生活に欠かせん藍金融機関である.給料や仕事の報酬は銀行口座に振り込まれる.高級料金やクレジットカードの代金は口座から支払われる.
口座に振り込まれた収入の一部を定期預金などにしてためておいたり,お金を借りたりもできる.

銀行を活用してできること
「お金を貯める・増やす」「お金を動かす」「お金を借りる」ことができる.

お金を貯める・増やす
定期預金などを使ってお金を貯める.預金には利息が付いてお金が増える.

お金を動かす
銀行口座で給料を受け取り,クレジットカード代金など銀行口座から引き落としてもらって支払う.

お金を借りる
住宅など大きな買い物をしたいときにお金をン借りる.

銀行の主な商品・サービス
□ 預金
□ 振込（送金）
□ 自動支払い（口座振替）
□ 自動受け取り増やす
□ Pay-easy
□ ATM・CDで現金引き出し
□ デビットカード
□ 外貨両替
□ 借入（ローン）
□ インターネットバンキング
□ 会員サービス
□ 貸金庫

銀行にはどんな種類があるのか？

「ふだん使い」と「ためて増やす」で使い分ける
給料が振り込まれる銀行と,公共料金やクレジットカード代金など毎月の引き落としをする銀行は同じにすると便利.

「ふだん使いの銀行」
自分の給与振込銀行を指定できるなら,次の５つのポイントをチェック.
利便性
□ 店舗やATMが自宅や勤務先の近くにある
□ インターネット取引ができる
取扱商品
□ 利用したい商品やサービスがあるか
手数料
□ ATM,振込手数料はいくらか
□ 手数料が割引や無料になる会員サービスや制度はあるか

「ためて増やす銀行」
無料で利用できるATMを確認.預金金利が高く,投資隠宅などの品ぞろえが豊富なところを選ぶ.