【インターン記録.8】福島▶︎関西へ。帰るまでのあれこれと、帰ってきていつものまちを見ると。

インターン終了

ついに1ヶ月の福島県富岡町滞在インターンが終了。

記録はまだまだ残していくし、前のnote「インターン何してたの?」で次は私たちのプロジェクトについて書く予定だとかなんとか言ってたけど、

温度の高いうちに書きたいことを書きたくなって、

☑️帰るまでの1日
☑️関西についてから感じたこと

の主にふたつを思いつきで書いちゃってます。時系列はずれますが、ぜひ。


24日が最終日だったため、
22日の夜、布団の中で

「あと一回、ここで寝たら終わりか〜」と思って、最後の夜は布団でnoteでも書こうと決めていた。

なんと、そう思っていて迎えた23日の夜、
みんなで最後だからと打ち上げをして
たくさん食べて飲んで、
いろいろあって、
noteを記す余裕もなく。

ほぼみんなが二日酔いで迎えたバタバタの最終日になった。

でもすっごく良い夜で良い思い出で。
最後の最後で、みんな着ていたものをはいで、裸になったような。そんなかんじ。
私はそれがすごく苦手だから、今回は少しだけ、いや、だいぶ曝け出せたような気がする。


また来たいと思うこと


最後の外食は街のタイ料理屋さんへ。
カオマンガイが売り切れて、タイチャーハンに。

ごちそうさまでした。
お店のお母さんにお伝えして、
選挙の話題になって、
「私たちは町民じゃなくて、選挙は行けなくて。あと今日地元に帰るんです」と話すと、

「!」という表情で、おもむろに後ろの台の上を棒で突いて、元気なオレンジ色のパッケージタイのラーメンをくれた。
「お土産。電車の中で食べるとイイヨ。また来てネ。」と

タイチャーハン。

また来なくっちゃ。次はカオマンガイを食べよう。


お土産を町のバウムクーヘン屋さん「ヨノモリバウム」で購入して、
車を走らせる、数日前にパンクした自転車を回収しにホームセンターへ行くため、町の中心の商業施設へ。
もう「ベニマル」や「ダイユーエイト」という店名も戻ったら口にすることはほぼなくなる。あたりまえだけど、地元のスーパーやホームセンターに変わるんだ。と変な感覚に。

もうすぐ電車の時間。
インターンの受け入れ先企業の方に送っていただいて、ギリギリの時間に駅にイン。

中通りに用事があったのに、駆けつけてくれる町の方とお子さんでたくさん一緒に遊んだ小さな女の子、今日は少し眠そう。

改札を通ると、電車がすぐ向かってきた。
またねーとお別れを告げて、電車が走り出す。

すぐにみんなの姿は見えなくなって、
電車は止まらずどんどん走った。

また来なくっちゃ。


その後、町の選挙の当選発表が帰る途中出た。
滞在期間中に、お世話になった方が当選されたとの報告をみて、なんだか嬉しくなる。

関西出身の私が、なぜか少し離れた福島県のあるひとつの町の議員選挙の結果を気にしている。出会いって本当にふしぎでおもしろい。

祝福と最後にご挨拶できないままたったため連絡をする。

「いつでも待ってるからね!!!」

とラインをくれる。その人の声で再生される。

また来なくっちゃ。

そして、またこの町のこれからが気になる理由がひとつ増えた。どうなっていくのかな、わくわく。


誰かが見つけてくれること


特急と、新幹線とを乗り継ぎ、
ついに関西に、大阪に、帰ってきた。

人がたくさんいるのがふしぎで、
別に用もないのに、夜のいつもの梅田をダラダラと散歩してしまった。どこも22時をこえても、やはり光っていた。

いつも富岡では夜に星をみて、
今日は多い!とか少ない!とか曇ってる!
とかみんなで話したけど、
こっちではやっぱり空を見上げることを忘れた。

看板の文字とか、「カフェNEWオープン!」とかの広告を読みながら歩いた。

つい最近までは夜インターン生だけで歩いてたり、昼間もご飯食べにみんなで歩いたりすると、
なかなか町にいない世代だからと
いろんな人から注目されたり消防団さんのパトロール中にご丁寧な長めの会釈を受けたりと
ちょっとした「違和感」みたいな存在だったのに、

こっちに来ると、誰からも視線や興味を向けられることはなくて、
みんなズンズン縦に横に斜めにすすんでる。

富岡の時みたいなモール(中心の商業施設)に来れば誰かしらには会えそうとかもなくって、

よく知ってる場所だし、なじみがあるけど、ここに来れば知ってる人に会えるとも限らなくて。

この横でデートしてた。
若いカップルも久々に見た。

いつもは急いで電車に乗ったり、
考えごとしながら電車に乗ったり、
ごはんも適当に飲食店に入って何かをしながら食べたり、
流れる人の顔をみることも全くなかった。
けど、今日はなんだか立ち止まってみたくなった。偶然、この大勢のなかで、誰かに会えないかな、誰かが見つけてくれたら嬉しいなと、つよく思ってしまった。

いつもと違ったふしぎな気持ちで、
光る町を大荷物を抱えて歩く。
帰ろ。


また今日からも生活はふつうに続く。

振り返ると本当に楽しかったし、
もちろん楽しいことだけではなかったけれど、

なぜか関西のよくわからんローカルテレビとか、
関西弁がめっちゃ恋しい時期もあったけど、
関西を離れてみなかったら、
そんなふうな知らぬ間に力を抜いてくれる関西のかんじに気がつくこともなかったし、

富岡に来れてほんとによかったな。
たくさんのいい出会いをいただけて、ほんとによかったな。
正直、私は町自体がめっちゃ好きになったというわけではなくて、
来てよかったなあ〜と思う出来事がたくさんたくさんつみかさなってきて、そこにはたくさんの顔があって、みたいな感じが近い。

私もいつかどこかで、他の誰かの
ここにいてよかったな〜」を聞くために動きたい。

みなさん、お元気で!☀️

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