なかむら ゆきえ

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なかむら ゆきえ

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最近の記事

白餅の用途

会社の用事で、旧松任市内のお菓子屋に行った。 松任市街地はお菓子屋さんがとても多い。 一本商店街となっている筋があるのだが、大して距離がないその道だけでも何件あるだろう。 ちょっとまわりを気にしてみてみると、お寺が多いことに気づく。 なるほど。 お供えのお菓子として発達した文化か。 近くにおかりや公園と呼ばれた公園がある。 公園と言っても遊具があるような子どもが遊べるような公園ではなく、今にして思えば兼六公園と由来が同じかもしれない。 金沢にある兼六園は藩主前田家の庭園で、か

    • 2022年1月~6月に見た舞台メモ

      1月16日 音楽劇 『海王星』 富山公演(オーバードホール) 初めての山田裕貴。 2021年7月以来の井原六花。 松雪さんは2019年4月の劇団新感線の金沢公演以来。 中尾ミエは2008年ぐらいの『ピピン』以来。 大谷亮介は、2020年2月金沢市民劇場例会のこまつ座『イヌの仇討』以来。 山田裕貴と松雪さんの愛し合ってる感じがすごくよかった。 2人とも歌がうまい。 ユースケサンタマリアはいつもテレビで見るような独特な芝居だった。 ちょっと感情がわかりにくくて、テレビだとそれ

      • 2021年7月~12月まで見た舞台メモ

        ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』 小池修一郎演出のいわゆるグランドミュージカルだ。 Wキャスト・黒羽麻璃央がロミオの日を観劇。 このミュージカルで私の推すベクトルは極太で黒羽麻璃央に向いていった。 2019年に黒羽麻璃央がマーキュシオで出演した際、大阪で観劇し、その後DVDを購入して何度も見た。 2020年、出演予定だった小池作品の2演目が立て続けにコロナ禍の影響で中止になった後、残ったのがロミジュリ2021年版だ。 2019年版と比べて演出は多少変わっていたけど歌は同じ

        • ミュージカル『エリザベート』が見た過ぎる。

          ミュージカル『エリザベート』、有名ですよね。 私が舞台を見始めたのが2001年。 はっきりといつ頃か覚えていませんが当時の演劇雑誌には紫の髪の山口祐一郎さんの写真がどーんと載っていまして、なかなかインパクトがありました。 その頃は雑誌やインターネットで公演概要をただただ眺めて、いいなー見てみたいなーと様々な舞台作品をチェックしていました。 その中でもエリザベートは興味のある役者が次々と配役されたこともあって、まるで観劇したかのような情報量でした。 でも遠征を伴う観劇をするため

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        • 強く心に残ったこと
          6本
        • 観劇記録
          31本
        • 舞台観たい!
          5本

        記事

          『Le Fils 息子』

          岡本健一と岡本圭人の親子共演。 岡本圭人くんのことはほとんど知らなかった。 アイドルは男女問わずグループ名は覚えられないし、名前と顔がわかっていても誰と誰が同じグループかもわからないし、あまり興味がなかった。 しいて言うならこの舞台では伊勢佳世さんを見てみたいなぁと思ってた。 フランスで話題の作品だということと、それを岡本健一が「息子とやるならこれ」と言って決めたというエピソードをどこかで見た。 岡本健一の出演作は何度か見たことがある。そのイメージから彼の作品選びになんとなく

          『Le Fils 息子』

          舞台『もしも命が描けたら』書き直し

          (楽しい文章にしたくて書き直しましたが失敗しました) 出演は、田中圭、黒羽麻璃央、小島聖。作・演出は鈴木おさむ。 舞台の真ん中は丸い八百屋舞台(手前に向って傾斜がある舞台)が設置されていて、その上にはさまざまな大きさの岩がいくつも置いてある。月面のイメージだろうか。 後ろには大きな月。映像により三日月になったり満月になったり、あるいはミラーボールやクモの巣など月以外の映像も投射される。 丸い舞台の床には清川あさみによる映像が映し出される。 緑の植物だったり月だったり、抽象

          舞台『もしも命が描けたら』書き直し

          2021年1月~6月まで見た舞台メモ

          『フェードル』 1月は何といってもこれです。ありがとう、金沢公演。 林遣都目当て。大竹しのぶは初体験。 大竹しのぶの圧がすごくて2公演とも見たのですが咀嚼できないまま。 初日は5列目くらいだったかなぁ。 席は上手で、舞台上目の前に石のベンチのようなものがありました。 林遣都はそこで芝居する場面がとても多くて、ほぼ真正面にあの顔がありました。 古代ギリシャの彫刻がそのまま演技してる感じよ。 声もいいし、すごく良かった。 何ともすごみがあったのが酒向芳さん。 林遣都は死んでしまう

          2021年1月~6月まで見た舞台メモ

          テニミュの世界

          20年近く前、ちょっと自分自身に余裕ができて舞台を見始めたころ、友人勧められて見たのがミュージカル『テニスの王子様』とミュージカル「『テニスの王子様』Remarkable 1st Match 不動峰」のDVDだった。 一時期はどハマりした。今はそうでもないけどライブビューイングには参加し、ドリームライブはDVDを購入するというゆるいファンだ。 去年の3rdシーズンの最終本公演は、幸運なことに9年ぶりに生で観劇できた。 その後5月には3rdシーズン集大成となるドリームライブで

          テニミュの世界

          そうだ。デジタルデトックスしよう。

          noteでフォローしてる方が「デジタルデトックス」という言葉を使ってまして。そういえば私もずっとそんなこと思ってるなぁと。 デジタルデトックスと聞いてまず思い浮かぶのは、「本を読もう」ということ。 パソコンを手元に置くようになってから急に本が読めなくなりました。だから、デジタルに対するアナログを考えるときに真っ先に本が浮かんでくる。 (厳密にいうと、活字そのものが読めなくなってて、マンガもダメだし、書類とか子どもが持ち帰ったプリントが読めない時期もあった。これ、なんだろ) な

          そうだ。デジタルデトックスしよう。

          2020年7月~12月に見た舞台メモ

          去年の後半は前半よりさらにうろ覚え。『チルスとマンス』は何となく書いたし、コトリ会議は座談会の書きおこしを書いたのでここでは省きます。 文学座『大空の虹を見ると私の心は躍る 』 8月7日(金)、8日(土)金沢市民劇場例会 区画整理で廃館になる映画館が舞台。登場人物は館主、館主の息子、息子の彼氏、近所に住む女性、着ぐるみを着ている映写技師、従業員の女性、先代の館主。それぞれが介護、LGBTQ、いじめ、自殺、そもそも舞台である映画館が立ち退きをするという問題等、様々だ。それぞれ

          2020年7月~12月に見た舞台メモ

          2020年1月~6月に見た舞台メモ

          2020年は体感で2年くらいあったような気がする。1月2月の出来事が本当に遠くに感じた。一度どこかで感想を書いた気がするんだけど、見当たらないので、もう一度書きます。時間がたってうろ覚えすぎるのに長くなってしまったので半年で分けます。 ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン 全国大会 青学VS立海 後編』(大阪メルパルクホール) 1月12日マチネ観劇。Wキャストの越前南次郎役は上島雪夫。 主役の越前リョーマが中学に入学して、その年の夏の全国大会で優勝するまでの物語。1

          2020年1月~6月に見た舞台メモ

          コトリ会議で茶話会

          (実際はお茶お菓子等は出してません)  金沢市民芸術村の劇評講座で出会った友人たちと、お芝居の感想を話し合いました。劇評は書けなくてもおしゃべりはできる。今回は試しに録音して文字に起こしてみました。劇評を書くより時間がかかったので第2回はあるかどうか分かりません。 (2020年8月22日13時~15時、金沢市民芸術村会議室1にて。当日は3名が集まりました) コトリ会議『晴れがわ』あらすじ 地球から結婚式を行うために月にやってきた雨子とアキラ。結婚式の前日に雨子とアキラ

          コトリ会議で茶話会

          最近何か見ましたか?

          「最近何か見ましたか?」と、とても久しぶりに会った演劇関係者に画面越しに聞かれて一瞬言葉に詰まった。  6月にこのままゆっくりコロナ禍が終息していくことを期待していた私は、舞台のチケットを何枚か衝動買いしていた。そのうちの1枚は8月中旬に行われる関西での舞台だったが、7月下旬に観劇を断念。当日券にまわしたいから早めにキャンセルをと呼びかける主催者の言葉に、このチケットがちゃんと生きるならと払い戻しをした。  もう一枚は7月4日5日にシアター21で行われた、表現者工房『2020

          最近何か見ましたか?

          2019年5月から12月までに見た舞台メモ2

          民藝『野の花ものがたり』(金沢市民劇場例会) 2019年9月27日、29日 ふんわりした雰囲気のタイトルでポスターもふんわり。例会あるあるなんだけど、こういうイメージの作品ほど印象に強く残る。 実在のホスピスの日常を描いた舞台。劇的な事件があるわけではなく。誰が話の中心というわけでもなく。診療所の医師の奮闘紀でもなく。でも飽きない。それぞれの登場人物にどんどん感情移入していく。 患者、その家族、そしてボランティアを含む医療スタッフすべてが個人でありそれぞれに物語があるのだとい

          2019年5月から12月までに見た舞台メモ2

          映画『新聞記者』

          2019年7月に書いた記事が下書きに残っていたのでアップします。  見る前に熱い応援文をいくつか見た。興味を持ったが腰が引けた。映画館まで足を運ぶ後押しをしたのは横川良明の「強いメッセージ性を持ちつつ、説教臭くならず、エンタメに仕上がっているところがいい」という一文だ。肩の力が抜けた。  実在の新聞記者のノンフィクションを原案に作られたフィクションである。瞬間的に実際の事件を連想させる描写があるためフィクションであることを忘れそうになる。説得力を持たせているのが隙のない配役

          映画『新聞記者』

          2019年5月から12月までに見た舞台メモ1

          青年劇場『みすてられた島』(金沢市民劇場例会) 2019年5月26日、27日観劇。 期待しすぎると、期待した方向と違うものがきたときに対応できないことがある。 『みすてられた島』はまさにそれだった。 設定が近未来なのにお茶の間や村の会合では女性がお茶を出し、座るにしても膝一つ後ろに下がり、夫は女が口を出すなと言う。 私にとって受け入れがたかった部分が気になりすぎて、後はどんなすばらしい芝居がされていたのかわからなかった。 これが昭和の話だというなら気にならなかったと思う。3月

          2019年5月から12月までに見た舞台メモ1