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地頭のよすぎる経営者向け技術ノート

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【備忘】無料SSL証明書 Let's Encrypt の Google App Engine での使用方法

【備忘】無料SSL証明書 Let's Encrypt の Google App Engine での使用方法

備忘ということで、能書きや細かい操作は書きません。
また、筆者環境ではmacOS上で上手く動きませんでしたので、Ubuntu上で作業しました。

なぜに書くかといえば、現在の状況にアップデートされた情報が全く無いか、非常に見つけにくいためです。

まずは手持ちのGoogle App Engineのプロジェクトのapp.yamlに以下のような記述を追加します。なぜこの作業を先に行うかと言えば、実際に

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無料で4億回謝罪する方法 - パフォーマンス測定編

無料で4億回謝罪する方法 - パフォーマンス測定編

軽めの更新です。

以下のノートの続編ということで、実際にパフォーマンスを測定してみました。

測定には株式会社SHIFTさんの負荷チェッカーを用いました。

測定結果まとめ結果としては以下のようになりました。やはり、Amazon S3に一日の長ありという結果です。

ちなみに1,650リクエスト/秒近辺の上限値は負荷チェッカーの速度に律せられている模様です。

見ての通り、Google App

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【悲報】LINE BOT 公式SDK公開とPython版がない件について

【悲報】LINE BOT 公式SDK公開とPython版がない件について

LINEがGitHub上にBOT SDKを公開しています。こちらをベースに開発することが無難かと思われます。

https://github.com/line

ただし、Java、Perl、Go、PHP、Rubyと来て、PythonとNode.jsはありませんw

(Perlは要らんやろ)

超実践的LINE BOT開発の手引き(コード解説編その1 App Engine Task Queue APIの世界)

超実践的LINE BOT開発の手引き(コード解説編その1 App Engine Task Queue APIの世界)

もう少し時間が空いたので書きます。

こちらのノートでも書きましたが、下記リンク先指摘の通り、その辺りに転がっているLINE BOT用のサンプルコードをそのまま使うと必ず障害が起きます。また、LINE社にも迷惑をかけます。

大量メッセージが来ても安心なLINE BOTサーバのアーキテクチャ

解決策としては上記リンク内にあるように「Queue(RabbitMQとか)やメモリDB(memcache

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超実践的LINE BOT開発の手引き(コード解説編その1 Google Datastoreの世界)

超実践的LINE BOT開発の手引き(コード解説編その1 Google Datastoreの世界)

少し時間が空いたので、コードについて説明します。

LINE BOTとは直接関係なく、Google App EngineでのDatastoreの取扱いの驚異的な容易さを紹介してみます。

下記リンク部分のコードでDatastoreを定義していますが、ここでの表記だけで、Datastoreの定義がなされ、利用が可能となります。しかも、実用上、無限にスケールします。

https://github.c

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テスト駆動開発って経営者マターじゃね?という話

テスト駆動開発って経営者マターじゃね?という話

本稿もやや本来のテーマとはズレますが、ちょっと待ち時間が発生したので書いてみます。

筆者が技術者に呆れた鉄板のネタとして以下のような話があります。

(筆者)
ユニットテストはどう行いますか?因みに弊社ではiOSではGHUnit、AndroidではRobolectricを使って自動化しています。

(ブログでブイブイいわせている技術系某経営者の会社のSE)
ブレイクポイントを設定して目視で確認し

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超実践的Facebook Messenger BOT開発その前に

超実践的Facebook Messenger BOT開発その前に

まとめ・Facebook Pagesというかたちでビジネス向けメッセンジャーは既に(長らく)開放されているよ。

・というか、Facebook向けBOTの作成にはFacebook Pagesの作成が必須だよ。

・今回発表の最大のインパクトは自動でのインタラクションの追加であって、Facebook Pagesの連続的な機能強化だよ。

・検索とリコメンデーションが初期の想定アプリケーションで、自然

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超実践的LINE BOT開発の手引き(実践編)

超実践的LINE BOT開発の手引き(実践編)

はじめに本稿内容は自己責任にてご利用ください。本稿に起因するしないに関わらず、筆者はいかなる責任も負いません。

本ノートの狙い読者各人の環境でサンプルのLINE BOTが動くまでを説明します。コードの中身は別の機会で説明します。

作業の流れ1. 必要環境設定

2. ウェブブラウザを用い、Google Cloud Platform Consoleにてプロジェクトを新規作成

3. ウェブブラ

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超実践的LINE BOT開発の手引き(予定地)

超実践的LINE BOT開発の手引き(予定地)

こちらのURLで実践編を公開予定でしたが、noteの機能的に難しいようでしたので、新たに下記ノートにて公開しました。

興味のある方は、なにはともあれ、こちらのページからBOT API Trial Accountを取得しておいてください。

事前準備公開までの間、下記ノートを参考に開発環境を整えてください。細かく書いていますが、非常に簡単で手数も少ないです。

事実上無限にスケールLINE BOT

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無料で4億回謝罪する方法 - ドメイン設定編

無料で4億回謝罪する方法 - ドメイン設定編

背景サイト構築とアップロードドメイン設定大きく以下のようなシンプルな工程ですが、Google Cloud Consoleとウェブマスターセントラル、ドメイン事業者の管理画面を行き来する必要がありますので、やや煩雑な作業となります。

1. Google Cloud Console経由での当該ドメイン所有権確認

2. 当該ドメインのAレコード設定

Google Cloud ConsoleからAp

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無料で4億回謝罪する方法 - サイト構築・アップロード編

無料で4億回謝罪する方法 - サイト構築・アップロード編

背景事前準備ほか以下のノートのGoogle Cloud Consoleでのプロジェクト作成とGoogle Cloud SDKの設定を行ってください。

プロジェクトテンプレートのダウンロードターミナルを開き、以下のように入力します。(方法が分からない場合は上記記事を参考にしてください)

cd Documents

なお、ターミナル(bash)では入力中に"tab"キーを押すと補完されます。

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無料で4億回謝罪する方法 - サービス選定編

無料で4億回謝罪する方法 - サービス選定編

謝罪専用ウェブサイトとは下記エントリーをご参照ください。

ふくゆきブログ - 乙武さん不倫の謝罪ホームページに見るプロの犯行

要はHTMLファイル1枚で構成された謝罪専用のウェブサイトを公開し、通常の情報公開に用いているドメイン名を同ウェブサイトに適用することで、過去のコンテンツを探られることなく、簡潔明瞭に謝罪を行うというメソッドです。ここでは、同ウェブサイトをAmazon S3のような高可

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非エンジニアの経営者(予備軍)が習得するとよいプログラミング言語

非エンジニアの経営者(予備軍)が習得するとよいプログラミング言語

結論から言えば、ベストはJavaScript(Node.js)、次点でPythonとなります。

エンジニアの選択とは異なるもし、職業エンジニアやそれを目指している場合、エンジニアとしての短期の市場性を最優先に考える必要があります。その観点で言えば、PHPは未だに外せないでしょうし、Rubyもホットかと思われます。

誤解を恐れずに言えば、短期の市場性を捨象するならば、PHPもRubyも優先順位を

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Google App Engine 強みと弱み

Google App Engine 強みと弱み

Google App Engineが今ひとつメジャーになりきれていない背景は下記ノートをご参照ください。

強み・モデル(データベース)定義含め核となるコードは1ファイルで完結可能です。下記URLをご参照ください。もちろん分割することも可能です。

https://github.com/yoheinishikubo/appengine-guestbook-python/blob/master/gu

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