観客数1,000人を5,000人にしたいと思った理由とベレーザの現状
前回はありがとうございました!
思った以上に反響が来たり、チケットが売れたりで(10月12日時点で2,860枚売れているのだそうです!)とても嬉しいです。
さて、今回は、そもそもなぜ集客に携わりたいと思ったかについてをお話しします。
今のなでしこリーグ、ベレーザの現状
図1
前回お話させていただいた通り、なでしこリーグ全体の1試合平均観客動員数は約1,400名。
グラフを見るとわかるように、全盛期だった2011年から、その数は少しずつ低下しています。W杯で準優勝した2015年には一時的に増加しましたが、2011年ほどの盛り上がりとは言えず、そこから徐々にまた観客数が減っている状況です。
図2
そして私が所属している日テレ・ベレーザですが、W杯で優勝した2011年の翌年、2012年には、なでしこリーグ全体と比べて平均観客動員数を大きく上回ることができました。
しかし、それ以降はリーグ全体の平均値を下回る数字になっています。
チームの集客は、結果頼みではダメだと痛感する毎日
2011年のドイツW杯で優勝、2012年のロンドン五輪で準優勝という素晴らしい結果を残したなでしこジャパン。この2年間でなでしこジャパンの認知度、人気、なでしこリーグの観客数は大きく増加しました。
しかし、2015年のカナダW杯では、準優勝という結果を残したにも関わらず、人気がピークだった3,4年前のよう様な盛り上がりはありませんでした。
先ほどのグラフを見てもわかる通り、観客数は減る一方。しかし、減り続ける観客数に対して、「どうにか集客しなきゃ」と大々的な施策が打たれたことはなかったように記憶しています。
もちろん、各チームのファンを増やすためには、なでしこジャパンが世界で結果を残すの事は重要なことです。なでしこジャパンは世界一を獲り続けなければいけない存在であると感じていますし、なでしこリーグを盛り上げるためには、なでしこジャパンの活躍は切り離せないと思っています。
でも、ただ代表戦で結果を残すだけでは3~4年に1度の一過性の盛り上がりになってしまいます。
これは、代表戦だけでなく、ベレーザでも言えること。
実際ベレーザは、現在なでしこリーグで1位をマークし、なでしこジャパン経験メンバーが10人以上所属しています。
それを聞いたら「何それ!」「強そう!」「どんなチームなの?」と興味を持って貰えるはず。
しかし、現状はというとグラフに示した通り、平均観客動員数も少なく、観客を集めることが出来ていません。
だから、このような現状を見て、結果を残すだけでは集客はできないと日々実感していて、チームや選手が女子サッカーの魅力を伝えなければいけないと思っているのです。
今後目指したい集客の方向性
図3
卒業論文をきっかけに、ベレーザの観客層を分析してみたところ、現在ベレーザの試合を観に来て下さる層は、図3で示した①の部分のファン層。
ヴェルディやベレーザというチームのファンであり、その中に自分の好きな選手がいるという方。また、他のJリーグのチームやなでしこリーグのチームも好きだけど、ベレーザも好きで好きな選手がいるという方が中心です。
つまり、現在ベレーザの試合を観に来て下さる層は、ほとんど毎試合会場に足を運んで下さるコアファン・サポーターということになります。
でも、試合に足を運んでいただくためには、②③④の部分にも目を向けなければいけないのではないかと私は思っています。
そこで、今回の『5000人満員プロジェクト』を通して試合を観に来てもらいたいと考えている層が、②のベレーザというチームを応援している訳では無いが、ベレーザのある選手が好きという方。
選手が好き or 選手を応援しているけれど、試合を観に行ったことが無い方に向けてであれば、試合を観に行くきっかけを作るべきだと考えたのです。
そのために『選手デザイン オリジナルタオル販売』を企画しました。
また、③のなでしこジャパンは聞いたことある and 全く女子サッカーに関わったことの無い方には、今回の『5000人満員プロジェクト」』活動やnoteを通して、まずは私に興味を持っていただき、女子サッカーの魅力に気づいて欲しいと思っています。
④の部分の方に関しては、東京ヴェルディと日テレ・ベレーザの繋がりを濃くしていく事で、ヴェルディサポーターの方にも是非足を運んで頂きたいと考えています。(今後に期待!)
だから、その1歩として少しでも興味を持った方は、10月20日、ぜひ試合会場へ足を運んで下されば嬉しいです!
≪試合情報≫
2018プレナスなでしこリーグ1部 第16節
10月20日(土)14:00 kickoff vs INAC神戸レオネッサ
@味の素フィールド西が丘(東京都北区)
チケットはこちらから
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