社労士事務所を辞めた後の心の支え
社労士開業までのお話です。
社会保険労務士を開業する前、短い間社労士事務所に勤務していました。
その事務所では、慣れない手続業務でミスを連発し、自己嫌悪に陥り、辞めたのです。
長く勤めたコンピュータソフトウエア開発会社では、のびのびと仕事をさせてくれたのだと、後になって気づきました。とほほ。
辞めた後、転職活動を始めたものの、私に何ができるのかさっぱりわからなくなっていました。
時間はたんまりあります。
飯田橋にある東京しごとセンターに通いつつ、占いにも行きました。
高田馬場の預言カフェや僧侶の密教占い。時間だけはたくさんあるので、前日電話予約でないとダメなはんこやさんで印鑑作ったり(ハンコを作る前にアドバイスをもらえる)。
そんなこんな中
「私には何ができるのか、何をしていこうか」
を毎日考えていました。
当時、東京しごとセンターでは、担当のアドバイザーの方がついて、就職支援をしてくださいました。話をしていくにつれ、前職のコンピュータのしごとが適職だったのだと気づき、決して私の能力が低かった訳ではなかったこともわかりました。
だんだんと自信を取り戻した頃、縁あって地元福井に戻って開業することとなりました。
開業のとき(電子申請証明書をとるとき)、実印が必要になって、作ったハンコが図らずも役に立ちました。
今日Eテレの知恵泉の番組で、出演者の中園ミホさんが「占いは自分の背中を押すもの」「自分と向き合うもの」という風におっしゃっていて、開業前の自分のことを思い出しました。悩みは自分と向き合うチャンスなんですよね。思いをノートに書き出したり、人からアドバイスをもらったりすることで、自分を責め過ぎず、他人のせいにしすぎず、客観的に見られるようになるのだと思います。
ヘッダの写真は、当時の写真。
のんきに着物着てカゴなんか乗っていますけど、これでも悩んでたんです。
今日はここまで。お読みくださりありがとうございます。
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