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渋あぶないホップサック


オープン当初からずっと紐解いて、
ご提案して、
を繰り返し、

「物の良さ」

と言うよりも、

「物を楽しむ根本」

の様な所をお伝えして参りました"FAUVES"


そんなSud.隠れ軸の立役者”FAUVES”より
デニムシリーズに引き続き、
「あ ぶ な い 新作」

が届きました。

触れて分かることも、
触れないから見えることも、
分からないから面白いことも。

きっと”FAUVES”は皆さんを楽しませるために特化した洋服です。



FAUVES C.P.O.
- HOP SACK -

COLOR : beige
SIZE : 3 , 5
PRICE: ¥53,900-(tax in)


※店頭販売開始3月30日(土)
※オンライン掲載開始3月30日(土)21時頃~



「あぶないデニム」

前作のデニムはとてつもなく強い表現の生地が仕上がってしまいました。その見たことない、比較のしようのない、”FAUVES唯一無二のデニム”は沢山の洋服好きのコアな人たちに、「ただ格好いいから」という安直な理由ではなく、表現の次元や領域がこの人にしかできないパワーを感じられる方々の手に渡り、2023年最後を締めくくる即完売となりました。


見た目も危なかった。
こちら来シーズン、また来ます。


今回も言ってしまえばデニム同様のアプローチ。ただ今回は2024年を跨ぎ、4月に差し掛かるこのタイミング。真冬に提案したかったFAUVESのイメージは、デニムからホップサックへと、FAUVESなりの春夏へと移行しました。

デニム同様のアプローチで今作も撚糸を更に、更に強め、ざらつきを追い求めたデニムと同様のアプローチをしながらも、やや華奢であり、隙間のあるホップサック生地を完全オリジナル制作。ホップサックと言えば通気性に優れ、春夏を影で支える脇役的主役な素材。まさに同ブランドの位置づけに適した進化の品番と言えるでしょう。

耐久性に優れ、皺にもなりにくい、色の表現がミソな少し扱いづらさもあるモノ。某有名なファブリックメーカーを初め、オーダースーツなどでよく見かけるこのファブリックは言わば「センスの問われる素材」。4年ほど前、日本の某トラウザーブランドでFOXのホップサックを生地オーダーして、異常なほどに愛用していたことを今も忘れません。

FAUVESを初め、両店舗にて軸となり人気を誇る「Olde Homesteader」をも監修するデザイナーならではの表現が、随所に細かく散りばめられたセンスあふれる「ちょっとあぶない渋ホップサック」が完成しました。

撚糸を強めデニム同様のアプローチながらも、ググッと入ってしまう織りの構造と糸の特性を程よいところにとどめつつ、着用に洗いを重ねることで、徐々に糸がほぐれていく「洋服の着用過程」を心底お楽しみ頂けます。

ジーンズのように徐々に白あたりを起こしながら表面が毛吹き、2色の混色バランスが変わっていく変化は、まさに”FAUVES独特の表現”のもの。オリジナルならではの変化は唯一無二の進化を行い、見たこともない表情へと変化します。サイズグレーディング以上の縮みに加え、特に濃色は色アタリに独特の表情を持ち合わせるため、こちらもデニム同様に洗濯には少し気を使って、自分なりの扱い方を模索してもらうのがポイント。裏返し、2つ折りもしくは3つ折りにしてネットに入れ、表面に摩擦が加わりにくいよう、タオルを挟んだりクッションさせてご洗濯ください。このホップサック1着だけで洗濯すると、洗濯機の回転や洗濯槽に悪影響が出る可能性まであります。まあここはデニム同様です。持たれている方には扱いなれている方もいらっしゃるはず。少し大げさな表現ではありますが、これが「あぶない」と称する一番の理由でもあります。

デニム程の詰めた生地表現でもなく、少し緩やかに今作ホップサックは制作されてはいますが、アプローチは同じで扱いがポイント。アタリや表情の変化など、買ってすぐから10年後、50年後とどんな時間でも変化するこのファブリックを、自分なりのファッションでどう表現するかがミソなんです。



Sud.としては初仕入れとなるC.P.O.型。見た目で分かる洋服の提案を行うブランド様ではないからこそ生まれる、良い意味での粗野感が僕はFAUVESの堪らなく好きな所です。固くファッションシーンに残り続けるこのCPO型を、FAUVESなりの解釈も交えて、自分なりの新しいスタイル確立へ、良い意味の利用をしてください。


RANCH
- HOP SACK -

COLOR : beige
SIZE : 3 , 4 , 5
PRICE: ¥47,300-(tax in)



過去ファブリックでも人気を博す「RANCH」パンツ型にあてがった今作。秀逸なシルエットに、少し違和感を感じられるホップサックのアンバランス感が、履くと何故か心地よく、沢山履いて変化を楽しめる一着。ウエスタン調ながらも武骨で男らしさがある、スタイリッシュなのか、格好いいのか、の絶妙塩梅ラインが、スタイルのふり幅を分ける最大のポイントだと感じます。


DELIVERER
- HOP SACK -

COLOR : brown
SIZE : 3 , 5
PRICE: ¥40,700-(tax in)



きっと一番沢山の方々の手に届いているであろう「開襟シャツ型」。この”渋あぶないホップサック”をきっと一番デイリーに扱えるのは、このシャツ型ではないかと考えます。表情を汲んでインナー使いで変な緩急をつけるもよし、一枚で快適にアイテム本来を楽しむのも良しです。きっと何も考えずに、沢山着てFAUVESを理解できるのは、陰ながらこのシャツ、もしくは「NUVO」なんだろうな、と思ったりもします。


NUVO
- HOP SACK -

COLOR : black
SIZE : 3 , 4 , 5
PRICE: ¥38,500-(tax in)



MusterWerk本店の時から、沢山の方々に愛され、今もなお店頭のSud.にて並んでいる24SSの洋服との掛け合わせをよく見かける「NUVO」。流行にとらわれず、長くファッションシーンを牽引してきたであろうシルエットラインが肝のこのパンツに、がっちりとあてがわれた違和感ながらも最高マッチの掛け合わせ。開襟シャツ型でも書いた通り、きっと一番FAUVESの洋服を、良さを、何よりも独自の世界観を、独自のファッションスタイルを作り上げる上でマストなのはココなんじゃないかと思います。落ち着きを感じるアイテムだからこそ、沢山使い込む事でしか見えない景色は広いと感じます。ますとな一本、是非。


・SHIRT 洗い後 - 着丈約3CMマイナス 身巾約2.5CMマイナス ゆき丈約2.5CMマイナス ネック約2CMマイナス
・PANTS 洗い後 - ウエスト約4CMマイナス(はくことで元の寸法近くまで戻ります。) 総丈約6CMマイナス ヒザ、裾約1CMマイナス


こんなブランド様はきっと他にない。追及する先、ベクトルが今現代の生き方とはまさに別ベクトル。だから掛け合わせを心底楽しんで欲しい。工場に「これ以上は作りたくない」と言わしめる領域の洋服を、デイリーに快適に、自分らしく、たくさんあそんで楽しんで下さい。見えなかった景色が洋服を通して見えてくるはずです。

「長く、そして永く。」

沢山ご愛用下さい。


イシカワ

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MusterWerk Sud.
13:00-20:00(時間外アポイント制)
〒550-0005
大阪市西区西本町2丁目4-4 三栄ビル204
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