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室蘭本線・岩見沢ー追分駅訪問記

室蘭本線は岩見沢ー長万部を一部太平洋に沿って走る北海道の路線です。沼ノ端ー長万部の大半は複線であり、特急北斗を筆頭に旅客・貨物の大動脈。一方岩見沢ー追分はかつては石炭輸送で栄え、後に一部複線化されましたが、現在は単線で十分な本数の列車しか走らない、廃線の可能性を否定できない区間。
何回かに分けて車で室蘭本線・岩見沢ー追分の各駅を回り、また一日散歩きっぷで約15年ぶりに列車にも乗ってみる事にしました。今回は駅舎やホームの写真のうち、ストックフォトで掲載されたものを紹介します。

1.岩見沢駅

室蘭本線の終点、函館本線の主要駅、空知地方最大の都市・岩見沢の中心駅です。駅構内の詳細は後日動画でUP予定。

2.志文駅

かつては旧国鉄万字線がこの駅から分岐していました。万字炭山で採れた石炭を運ぶ中継地点でしたが、現在は広い構内にその面影を少し感じる程度で、完全無人化されています。

3.栗沢駅

旧栗沢町(現在は岩見沢市と合併)の中心駅で完全無人化。単線1線1面のホームです。

4.栗丘駅

ここも旧栗沢町にある現・岩見沢市にある単線1面ホームの無人駅。周辺は田園地帯ですが、初めて車で栗丘駅に向かった時はここに駅舎?と思えた場所です。

5.栗山駅


栗山町の中心にある駅で、栗山観光協会が運営。駅では栗山発の一部駅乗車券の他、北海道中央バス、夕鉄バス、栗山町営バスの乗車券・回数券・定期券を扱っています。かつては夕張鉄道(夕鉄・野幌ー鹿ノ谷ー夕張本町)とも接続していました。

現在の駅舎は駅東西の連絡橋を兼ねた跨線橋が、駅舎から反対側のホームにそのままのびています。また栗山から由仁まで複線。

おまけ:栗山町・栗山警察署が周辺の町のほか、夕張市も管轄しています。

旧夕張警察署は夕張警察庁舎となっています。

6.由仁駅

由仁町の中心部にある無人駅。厳密には駅舎ではないですが、待合所を兼ねて観光案内所がある「ポッポ館 ゆに」が利用出来ます。

由仁駅から少し離れた場所にある面白い名前の川・ヤリキレナイ川に出来たら行ってみましょう。

7.古山駅

由仁町にある無人駅。単線で列車交換出来ます。

8.三川駅

ここまで由仁町。三川は札幌と夕張・日高・十勝清水を結ぶ国道274号と室蘭本線と並走する国道234号との合流地点でむしろ有名でしょう。なお国道274号を夕張方向に進むと由仁町にある石勝線・川端駅に直行出来ます。
地名の由来は三河(愛知県)からの入植者によって開拓が始まったため。故国の名前をそのままにしないために三川となったそうです。

9.追分駅

室蘭本線・志文ー沼ノ端で唯一JR社員が朝から晩まではいる駅ですが、日曜日窓口はお休み。

最初室蘭本線が出来、すぐに追分から夕張方面に夕張線(現在は石勝線と改称)が延伸しています。1981年に現在の南千歳(開業当初は千歳空港)駅から追分駅にかけて石勝線が新規開業。札幌ー帯広・釧路を結ぶ特急の一部が停車します。
またかつては蒸気機関車の車庫・運転所がありました。広い駅構内はその名残です。現在は運転士の配属は岩見沢に統合。駅舎の大半は追分保線所のエリアです。

かつて追分機関区の資料を展示していた「旧安平町鉄道資料館、追分町SL資料館」は追分駅から徒歩15分、国道234号沿いに新たに出来た道の駅に移転。追分駅1番ホームには道の駅の案内があります。

ここまでご覧いただき、ありがとうございました。

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