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小泉環境大臣のセクシー発言は恥ずべきことか?

小泉環境大臣の国連での「気候変動問題はセクシーに」という発言が、あちこちで批判されているけど、この「セクシー」という言葉を切り取り、これを恥ずかしいとか言って批判するのははたして正しいことなのだろうか?

「セクシー」という言葉から日本人が受けるイメージは、99%性的なイメージだ。

英語の「sexy」をロングマン英英辞典で調べると、一番目の意味としては、sexually exciting or sexually attractive と確かに性的な意味合いである。

でも、二番目の意味として、
ideas, products etc are exciting, attractive, and interesting とあって、
アイディアや製品がとてもエキサイティングで魅力的で面白い(興味深い)とある。

果たして、

小泉環境大臣がセクシー発言した時に隣に座っていたクリスティアナ・フィゲレスさんは気候変動枠組条約の第4代事務局長で、2015年にパリで開催されたCOP21においてパリ協定の合意を成し遂げた人なのだが、このフィゲレスさんは、2012年の地球サミット2012、Rii+20で、Lets make green sexyと演説している。

また、こういう事例もある。

さて、どうだろう?

「気候変動問題はセクシーに」という小泉環境大臣の発言は、不用意で愚かで恥ずべきものだろうか?

彼は、もしくは彼の部下、もしくは彼の奥さんの滝川クリステルさんが、過去のクリスティアナ・フィゲレスさんの国連での発言を踏まえてスピーチ原稿を作成した。

そういう可能性は十分あると思うのだけれど。

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