講義後にやるべきことは?(資格試験に合格するための秘訣3)

資格試験合格のために,スクールを利用する方が多いと思います。今回は,その復習方法を検討していきます。この部分を意識しないと,「遠回り」になってしまいますので,ぜひ参考にしてください。

テキストの読み返し?

受験生の多くの方が,講義後に「テキストの読み返し」を行っていると思います。これでも復習方法としてはいいのですが,社会受験生の方や,一発での合格を狙う学生受験生の方にとっては,時間がかかりすぎてしまいます。

そもそも,講義を聞いた直後にテキストを見直すのは,「一度観た映画を直後に見直す」ようなもので,あまり新鮮味がありません。そのため,いまいち身が入らないということになってしまいます。

そこで,お勧めなのが,いきなり該当分野の「過去問」を見てしまうことです。スクールが作成するテキストには,該当部分の問題番号が紹介されているはずです。「過去問はあとでとっておこう」というのではなく,「過去問で」勉強するイメージです。

過去問「で」勉強する方法

まず,該当する選択肢を読みます。そうすると,以下のような状態になるはずです。

1 講義で聞いたことを鮮明に思い出し,理由を述べながら選択肢の正誤を答えることができる。

2 講義で言っていたような気がするし,なんとなく正誤判定もできる。

3 こんなこと講義で言ってたっけ?

大きく分けると,こんな感じになると思います。

まず,1の「講義で聞いたことを鮮明に思い出し,理由を述べながら選択肢の正誤を答えることができる。」場合については,丁寧な復習は不要でしょう。この場合には,隙間時間等に,テキストの該当ページを一読すれば十分です。ちなみに,論文式試験等がある場合は,フレーズの記憶等をする必要がありますが,それはまた別の機会に。でしょう。隙間時間等に,テキストの該当ページを一読すれば十分です。ちなみに,論文式試験等がある場合は,フレーズの記憶等をする必要がありますが,それはまた別の機会に。

次に,2の「講義で言っていたような気がするし,なんとなく正誤判定もできる。」場合ですが,このような知識が増えていくのが,一番まずい状態に繋がっていきます。試験においては,「あいまいな10の知識より,より確実に理解している1の知識」が重要となるからです。あいまいな知識は,判断を鈍らせるだけです。そこで,このような問題については,テキストや講義の内容を丁寧に復習していきます。その際,キーワードを中心に見ていくのがオススメです。何がキーワードなのかをメモ用紙に書き出し,その定義,具体例,なぜそのような制度があるのかなどを,「人に説明できるようになる」のを目標に学習していきましょう。とはいうものの,いきなりできるようにはなりません。あくまでも心構えとして,それぐらいのつもりで学習するということです。

最後に,3の「こんなこと講義で言ってたっけ?」という場合ですが,どれだけ集中していても,こういうことがあります。

たとえば,観たことがある映画やドラマを改めて観たときに,「こういうシーンあったけ?」となったことがあると思います。それで構わないのです。多くの場合,メインとは離れた話であることが多いからです。最初の学習においては,講義で印象に残っているところを中心に,「確実な知識」を身に着けていくようにしましょう。

とはいえ,資格試験においては,「過去問」で問われているものは,試験作成者が「押さえておいてほしい」と思って出題しているものが殆どです。そこで,講義中に印象が残っていないものについても,テキストを読み直し,定義,具体例等を記憶していきましょう。

いかがでしょうか。以上が,過去問「で」勉強する方法です。この過程における主役は,「過去問」です。「過去問」を理解するために,テキストや講義の知識を活用するというイメージです。

とはいえ,この方法だけで資格試験は突破できません。「過去問」がない分野があるからです。しかし,この方法をとおして,試験で問われるポイントを体感できていれば,過去問がない分野についても,答練(※1)や模試を利用して穴埋めすることができます。

※1 答練:「答案練習会」の略。司法試験等では論文式試験が課されている。その「答案」を作成「練習」をする機会のことを答案練習会と呼ぶ。行政書士試験などのマークシートが多い資格試験においても,問題演習をする機会のことを「答練」と呼ぶことが多い。

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資格試験合格の秘訣

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