不合格になるのは知識不足?(資格試験に合格するための秘訣1)

(はじめに)資格試験合格者には共通点があります。

私は,大学生のころ,司法試験合格のために,過去10年分以上の司法試験合格体験記を読み漁りました。その過程でふと気づいたのが,「この合格体験記の何倍もの数の『不合格体験記』がある」ということです。そこで,合格体験記のうち,「多年受験生」のものに絞って読み込むようにしました。

その際,「失敗体験談」の部分を洗い出し,「失敗」に共通していることを整理しました。その中で,いくつかのパターンがあり,それを避けるように対策をした結果,ロースクール卒業後の司法試験で,無事に合格を果たすことができました。

そして,月日が流れ,講師業を始めると,多くの受験生が,上記「失敗体験談」に該当する受験対策を行っている状況に出くわしました。そこで,講義中や,相談を受けた際に,上記「失敗体験談」の地雷を踏まない方向でアドバイスをし,それを実践された結果,無事に合格を掴むことに成功した方がいます。

そこで,これらの方法論を一般化し,みなさんに提供すべく,ここで記事を書いていきます。

なお,現在,ここに書いていくような癖をお持ちの方も,上手く修正すれば「合格」に繋がります。もともと,学習を積んでいるのですから,それを,合格に向けて昇華させるイメージです。

上記のとおり,私は,色々な方にアドバイスをした結果,軌道修正を成功させ,高得点での合格を勝ち取った受験生を多数見てきました。ぜひ,ここで書かれていることを参考に,試験突破を図ってください。

(本論)では,具体的にどのような受験生が合格に苦労するのかを見ていきます。

1 不合格になるのは「知識不足」が原因と考える受験生の方

まず,資格試験は「知識の量」を審査するものではありません(もちろん,プロとしてもとめられる知識量があることは当然の前提ですが。)。資格試験は,各法律を学ぶ際に必ず勉強すべき条文,判例を検討していれば解けるようにできています。

では,最低限の知識を身に付けるのに十分な勉強量を確保しているにもかかわらず受からない場合には,考え方を変える必要があります。

まず,「基本知識」のギャップを埋めるべきです。受験生の方の質問対応をしていると,「なぜそれは知っているのに,これは知らないのか。むしろ,それは先端部分の知識で,これが基本知識なのに」ということが散見されます。

このような受験生の方は,そこそこの点数を取れるため,勉強方法を見直すことがなかなか難しいところです。というのも,点数はある程度とれるので,その方向で勉強を進めれば,何とか合格点に到達すると考えてしまうからです。

しかし,基礎がままならないので,このような考えは,砂上の楼閣と言わざるを得ないでしょう。

民法であれば,177条に関する論点を人に説明できるか(司法試験受験生であれば,いつ問われても論証することができるか。)を確認してみてください。たとえば,「取消しと登記」の論点について,仮に何か見ないと答えられない(書けない)というのであれば,上記「基本知識」の定着を図ることができていないと言わざるを得ないでしょう。

まずは,直球ど真ん中の知識から,定着を図ってみてください。その際,テキストを「読み込む」のではなく,「思いだす」という作業を繰り返しながら,「何を覚えることができていないのか」を洗い出すことが重要です。そして,「覚えることができていないこと」を明らかにしたあとで,じっくりと定着させるようにしましょう。

今日は,ここまでにします。

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資格試験合格の秘訣

「合格するため」に,「不合格につながる癖」を直す方法を書いています。
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