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『他人軸』でいるメリットとは

こんにちは、竹岡佳信です

『他人軸』とか『自分軸』という単語を
聞いたことはありますか?

簡単に定義してみると、、

『他人軸』とは、

自分よりも相手の気持ちを優先したり
上司の評価や、同僚からどう思われているかで
自分の行動を変えたりする考え方です。

『自分軸』とは、

他人からの評価や、損得よりも、
自分の『欲求』を認め、満たすことで
自分を大切にして素直に行動する考え方です。


サラリーマンとして出世しようと思ったら
『滅私奉公』が大切、、などと言われるように

どうしても『他人軸』な生き方になっていくのも
仕方のないことなのかもしれません。

ただ、

自分よりも、他の誰かを優先する訳ですから、
当然に、苦しくなってしまうこともあるし、

一生懸命に他人のために努力をしても
必ずしも期待した評価を得られない、
ということもあります。

逆に、

自分でビジネスをしよう、とすると
『他人軸』では、なかなか、上手くはいきません。

なぜなら、

自分で判断して、自分の責任で
判断をしたり、行動することが必要だからです。

自分でビジネスをするのに
自分が行動しようが、しまいが、

叱りつける上司はいませんし、
誰かに指示を受けることもない。

何もかも、自分の好きにしていい。

ただ、

結果として、思うような成果を得られなくても
誰のせいでもなく、自分自身の責任ということに
なるだけだからです。

だから、という訳ではないのかもれませんが、

サラリーマンの世界の住人からすると

ビジネスをやっている人たちは、一様に、
自由で、ワガママし放題に見えるし、

大きな成果を享受できることもあるけれど
落ち込む時は、大きく落ち込んだりして

リスクの高い生き方をしているようにも
見えるかもしれません。

一方で、

誰かの基準で自分を評価されることに
理不尽さ、を感じていたりするのなら、

他人軸が優先されるサラリーマンの世界は
合わないかもしれないということになります。

どちらが、良い、悪い、ということではない。

大切なことは、

『どちらの生き方も、自分で選べる』
ということを、理解しておくこと
ではないでしょうか?


心理学を学んだ人の多くが、

『他人軸』で生きることを
悪いことのように捉えている方が
多いように感じています。

確かに、現状をよし、としないからこそ
心理学といった新たなことを学び、

新しい可能性を追求しよう
としているのですから、

以前、自分がいた世界を、
否定しガチになるのは、ある意味、
仕方のないことかもしれません。

実際、私自身も、この
『他人軸』と『自分軸』のこと
を知ったばかりの頃は

すぐにでも『他人軸』を抜け出して
『自分軸』で生きることこそが
人生を変えることだ

と思い込んでいた時期もありました。


でもね、


『他人軸』には『他人軸』で、
メリットがあったりするんです。

例えば、

自分の意見は言わなくていいし、
発言に対して責任を追及されることもありません。

何かをするときには、必ず、誰かの許可を得る
ようにしておけば、結果が思わしくなくても
誰からも責められることもありません。

基本的に、「変化」を起こすことを
自分からすることはないし、

そのための「リスク」を取ることもないので
ある意味で、安定した生き方が出来たりします。

もちろん、

自分の想い通りの人生を生きることは
諦めなければなりません。

でも、

ただ、自分の想い通りにすることを諦めるだけで
責任を負うこともない、それなりに気楽なで
誰かに守られる人生を手に入れることが出来た。。。

それが、

良い大学を出て、良い企業に就職すれば
一生、安泰で生きていける、という
終身雇用制の神話だったのかもません。


今、世の中は大きな変化の波が来ています。

為替レートをみても、非常に短い期間に
円は、ドルに対して40円から50円も
その価値が下がりました。

AppleのPCを買おうとしていたのですが、
価格が、あっという間に、1.5倍近くになって
買うのを躊躇してしまっています。

でも、

躊躇するうちに、さらに
価格は上がっていってしまうかもしれない。

そろそろ、この辺りで落ち着くかも、、

という見通しさえ立たないのが、
現在の時代を反映している、と
言えるのではないでしょうか?

こんな状況を目の当たりにしても、

大きな企業に勤めていさえすれば、
安泰の人生を生きることができる

きっと、どこかで落ち着くはずだし
日本の底力は、こんなもんじゃない
と自信を持って言えますか?

変化が激しい時代の中で生き残るには、
これまでと同じことを、繰り返すのではなく

 変化をする時代に合わせて、
 自分自身を変化させること
が必要なのではないか、と思うのです。

それに、

誰もが経験したことのない時代であれば
誰の言うことも当てにはなりません。

なぜなら、

正解を探そうにも、誰にも
正解など分かってはいないから・・


どんな生き方をするのか?
何を指針にしていくのか?

それを、自分で考えて、
自分で決めることが必要な時代になった、
ということかもしれません。

だとしたら、

そういった「時代の変化」を
どう捉えるのかを含めて、

自分で決める、ことを練習していく
必要があるのではないでしょうか?


自分で決めるしかない時代だからこそ
どんな状況に対応できるように、
『自分軸』の生き方もできるようにしておく。

それが、

これからの人生における
リスクマネジメントの第一歩
になるのかもしれません。


人生の経営者になる


何十年も他人軸で生きてきた人が
いきなり自分軸で生きることなんて、
できるはずもありません。

なので、まずは、

自分が「食べたいもの」を
食べたい、と主張してみる

それこそが、

誰かに合わせる人生を抜け出す練習を
始めることになるのかもしれません。


また、メールします


八ヶ岳のログハウスより
竹岡佳信

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