女性の言葉を変に翻訳するのをそろそろやめてほしい。

『もう本当に最高だったわ。まるで夢を見てるみたい。小さい頃からずっと憧れていたのよ。』

昔テレビを観ながら、「どうして外国人の言葉ってこんな風に訳されるの?変じゃない?」と母親に聞いたことがある。「う〜ん、でもなんか外人さんってこういう風に話してる感じしない?」と言われて、当時英語の話せなかった私は、そういうものかなぁと思っていた。

が、話せるようになった現在、違う違う絶対違う全然これじゃないとますます思う。

この文体は何なんだろう。大多数の日本人はこんな話し方しない。なのに外国語が日本語に翻訳されるとき、そしてそれが女性のとき、決まっていつもこんな感じ。変である。

自分の知り合いから考えてみても、まあまずこんな話し方をする人はいない。ぱっと思いつく、仲の良いスコットランド、オランダ、シンガポール、ロシア、ブラジル人の友達の言葉は、力強くてパワフルなことが多いし、普段の会話は日本の若い女の子と変わらない、ゲラゲラ笑うためのかしこまってない感じ。突然こんな風に「女性らしく」喋り出したら違和感ありまくりである。唯一この話し方が似合うと思うのは、留学していた頃に一緒に住んでいたドイツ人のおばあちゃんくらいだろうか。

日本語で記事や本を読んでいて、良い話だなと思ったのに、突然この謎の翻訳文体が現れていつもがっかりする。むしろこれが現れないものを探す方が難しい。こう訳さないとだめという決まりでもあるんだろうか。

翻訳しているっていうことはその人の話す言語がわかるってことだと思うんですけど、本当にこんな風に話してると感じているんでしょうか?フォーマルな場なら、日本人と同じように「ですます調」でもいいと思うんですが、だめなんでしょうか?

あまりにも全部が全部こうなので、どこにも投げたらいいかわからない、私のここ最近の不満です。



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Yuka Masuda

意味の図画と言葉の工作、このふたつで僕は文章をつくる

図画とはクリエイティブであり、工作とはエンジニアリングである。実用に資する公的に正しい文章は、伝達と行動を企図した徹底的な他者志向から生まれる。
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コメント3件

はじめまして、私は翻訳通訳で食ってる者ですが、おっしゃる事120%分かります。
セレブインタビュー、小説やドラマの吹き替えなど、それほどフェミニンでもない女性人物が「なのよ」とか「だわ」など無理やりな女言葉を言わせられるのを目撃する度に辟易しています。
まだ青二才な自分ですが、仕事などでは「なるべくその人の人格を壊さない訳」を心がけようとします。
ロックンロールな男性が「ヤァみんな!今日は来てくれて本当にありがとう。俺はジョージ。」と言ってるのを「皆様、本日はお集まりいただき誠にありがとうございます。わたくしはジョージと申します」な風に通訳されているのも時代遅れだと思います。
少しづつ変えていきたいですね!
これ死ぬ程同意します!あとバンド系のワザと汚く通訳するのもやめて欲しいです
中国人の吹き替えはひどいですね笑。特に迷惑おばちゃん系。
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