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ドフトエフスキーの『白痴』を読む

もう新年が明けて10日が経つんですね。早いものです。この10日で僕は何をしていたかというと、ウォーキングをしたり、あとは、ひたすら本を読んでいました。それも長編小説ドフトエフスキーの『白痴』というのを読んでいました。


ドフトエフスキー『白痴」

光文社古典新訳文庫の4巻もある超長編といっても過言ではないでしょう。
これが本当に、難解でした!
最初は興味本位で物語がスラスラと入ってくるのですが、第二巻の第二部に入った途端、本当に訳がわからなくなってくるんですね。伏線の貼りすぎで、登場人物もロシア人の名前でなかなか覚えららないしで、これは困りましたし苦しかった。2巻、3巻と本当に苦心を強いられる読書でした。4巻のラストの本では、伏線がだんだん回収されていくさまが、それなりに面白くて読み通すことができましたが……。
ドフトエフスキーは僕は好きで『罪と罰』とか『カラマーゾフの兄弟』とかは3回は読み返していると思うのですが、この『罪と罰』とか『カラマーゾフの兄弟』は長いけと、ストーリーは単純で、金貸しの老婆を殺したその罪の咎や葛藤の長ゼリとか、「大審問官」といった有名な長ゼリなんかは、かなり読み応えがあって面白くて、教養としても役にたつ代物なのですが、この『白痴』は、ただただ難解であって、読むのに本当に苦労しました。
本当に若い頃、読んだ記憶はあるのですが、その時もわからなかったという印象を持っていたので、この度、時間もあるし、再チャレンジといったところでした。

でもまぁ、時間はかかったけど、読んでみて良かったと思いますよ。
本当は、この『白痴』について読書会なんて参加してみたいという気持ちもありますが、いまいち読み込めてないという面があるので、なかなか感想を言語化するのが難しいですね。
こういうお正月とかを利用しないと、なかなかこんな超長い小説なんかは読むのが憚られるので、この度、お正月の時間を使って、読み込めたのは本当に良かったです。
また今年は、本もたくさん読んでいきたいと思っていて、このnoteでもできるだけ書ければいいなと思っております。

今年もよろしくお願いいたします!

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