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1日目:5月14日(日)4年ぶりの香港は・・・

4年ぶりの香港は、変わっていなかった。いや、空港が移ったわけでも、市内へのアクセス手段が増えたわけでもないので、変わりようもないはずだが。

ずいぶん昔のことだと思っていたが、今年の末で期限が切れる青いパスポート(5年間有効)ですでに一度は来ているので、5年間のブランクがあったわけではない。ちょうど、「元号が変わる」と騒いでいたころだったので、2019年だったのだろうか?・・・となると、デモがあったのは、その年の初夏。消費税増税にまつわるいろんなイベントに追われて体調を崩し、土壇場で香港行きをキャンセルしたのは、その秋のことだったか。

空港鉄道に、大荷物(自転車)が持ち込めなかったことを考えて、タクシーでホテルに直行するプランも持っていたのだが、カートに乗せたままプラットフォームをうろついても、スタッフにとがめられなかった。慌てて、旅行クーポンサイトを開き、片道のチケットを購入した。

最初の停車駅「青衣」までは、わずか1駅。アプリのQRコードを改札機にかざすだけで、出ることはできた。
「さて、タクシーを拾うか」
このあたりの導線はよく考えられていて、改札を出て数十歩正面に歩くだけで、タクシー乗り場がある。ただ、客待ちで並んでいるわけでもなく、こちらから手を振っても近付いてくるそぶりもない。
「大きな荷物に、敬遠しているのだろうか?」
ようやく1台を強引に捕まえ、トランクルームを開けてもらうも
「雨が降っているから、(大荷物は)後部座席に」と。

ホテル側も慣れているらしく、簡単なチェックイン後、客室への大荷物の持ち込みに際し、何も触れてこなかった。エレベーターホールは屋内の様相なのに、廊下は「外」だった。これが、この後、「湿気」という誤算を招くようになる。

さぁ、まだまだ夕暮れまでには時間があるから、街中へと向かうことにするか。と、折り畳み傘と、小銭の硬貨を用意して、近くのバス停へと向かった。

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