私立恵比寿中学2024春ツアー大宮公演感想

 先日、私立恵比寿中学の「私立恵比寿中学 15th Anniversary Tour 2024 ~the other side of indigo hour~」大宮公演を鑑賞した。素晴らしいライブだったので、感じたことを文章にしてみた。ビバ・拙文。(※ネタバレあり)

 私は「indigo hour」の音楽性がめちゃくちゃ好みだ。元々電子音楽が好きで、前作に収録されている「きゅるん」みたいな曲がドンピシャなので最近の楽曲の方向性の変化(というよりも更なる多様化というべきか)は個人的には最高としか言いようがなく、ライブで生のパフォーマンスを観られるのがとても楽しみだった。

 えびちゅうのライブを観るのは今年の初めの新春大学芸会ぶりだった。大学芸会では妹メンのあまりの成長ぶりに驚嘆してしまったが、今回はそれからそれほど日が経っていないのにもかかわらず更なる成長を感じた。こちら側が10人のえびちゅうを見慣れてきたというのもあるとは思うが、グループとしての一体感がより増していたように思う。

 1曲目は「Knock You Out!」。あのOPVからまさかこの曲につながるなんて全然予想できなかったので、兵隊さんたちがイントロを吹き始めた瞬間興奮で鳥肌が立った。生のラップどんな感じなんだろうとドキドキしていたけど10人全員が「口から音源」を体現していてビビった。あの難易度でどうしてそうなるんだよ。スキルフルすぎるだろ。とてもツアー2公演目とは思えない。ファミリーもコールお疲れ様でした!熱気すごかった!

 前から10列目の席だったので、一人一人の表情まで肉眼で確認できた。「TWINKLE WINK」のときのみんなの弾けるような笑顔が印象的だった。もう希望そのものだなと思った。
 このライブでは「響」も披露されていたけど、「TWINKLE WINK」は「響」への未来のえびちゅうからのアンサーソングなんじゃないかと思えて感慨深かった。今を力強く奏でることで必死に未来を切り開いてきたえびちゅうが、今この瞬間を祝福しながら軽やかに踊って未来への祈りをささげている。今のえびちゅうの明るいモードを反映しているようなこの曲でみんながいきいきしていて本当に嬉しかった。莉子ちゃんの躍動感溢れるダンスがひときわ輝いていたことも付け加えておきたい。

 アルバムの曲もクールで最高だったけど、既存曲の演出も超良かったな、、、何度も観てきた曲も新鮮な気持ちで楽しめた。
 特に「踊るガリ勉中学生」。小道具をふんだんに使ったののかまる主演のミュージカル。元々大好きな曲なので「ガリ勉最高ーーー!!!」と聞こえた瞬間歓喜のあまり「え~~~?!」と思わず叫んでしまったが、曲中も叫びそうになってしまうくらいテンション上がった。ののかまるの清く正しいガリ勉役、解釈一致すぎる。

 「I'll be here」もあのような形で生まれ変わってくれてありがとうの気持ち(当方元10推し)。1番丸々えまちゃんパートがあんなにしっくりくるなんて。運営もメンバーも勇気と覚悟のいる選択だったかもしれないけど、これからも新しい風を吹かせていくためにどんどん挑戦をしていってほしいと思った。



 
 ファミリーとしては、えびちゅうのみんなが笑顔で元気に活動してくれていることが何よりの幸せだ。今のえびちゅうはとっても楽しそうに見える。
 初めてライブを観たのは2013年。「中人」のリリース記念の代々木公園でのフリーライブ。これまで何度もファミリーをやめそうになった。辛いことがたくさんあった。このまま応援していてもしんどいだけかもと思ってしまった時期もあった。2020年のFCイベ「じゃあ・ベストテン2020」でぽーちゃんがアクシデントで一時的に捌けて舞台上に4人(彩ちゃんはお休みだった)しかいなくなったとき。突然言いようのない不安に襲われてしまったことを思い出す。
 でもいつもみんなのパフォーマンスが私を必ず照らしてくれた。えびちゅうはどんな時だってたくさんの愛を与えてくれた。だからずっとファミリーでいられた。
 そして今こうして10人で青春を駆け抜けているえびちゅうを応援できている。これ以上の幸せはない。


 今回の春ツアーはかつてファミリーだった人にもぜひ参加してほしいなと思った。もちろん新しくえびちゅうを知った人にも「今のえびちゅうを見てほしい!」と自信をもって言いたい。そしてSSAにみんなで行こう。
 

 


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