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感覚を持続させるもの

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僕が好きなものについて、感覚的につらつらと書き積んだもの。きっと解明しすぎないことで、もっと育つものがここにあります。
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0.1235mmに気づいて直せるか

0.1235mmに気づいて直せるか

今年もあっという間に終わる。振り返りをしたので、noteに書いておこうと思う。

まず新年にこんなnoteを書いた。

本当にそれでいいのか?を自問しつづけること。これは仕事でもプライベートでも、どちらの状態でも持ち続けたいテーマだった。結果、意識していくうちに、これはもっと細かいの目標に分割できると分かった。

まず、違和感を発見できること。
次に、違和感を取り除く、アイデアを思いつけること。

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気づきは、息抜きになる

気づきは、息抜きになる

そっか 俺 ずっと息を止めて集中してた
止めてるばっかじゃ 息を抜かなきゃ呼吸はできない
呼吸ができれば 視界がすっきりと…

息を抜くのはサボりじゃないんだ 考えるのやめよ

これは名言集とも呼ばれる漫画「ブルーピリオド」のセリフ。東京藝術大学の予備校の物語で、とあるシーンの主人公の頭の中である。

僕はこの言葉に出会い、まさしく最近ギュッと息を止めて集中していたことに気づいたのだが、本当

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一日一快という考え方

一日一快という考え方

最近、一日一快という考え方を知った。

どういうことかというと、まず日々の出来事を「なにが不快で、なにが快いか」をファーストインプレッションで分別する。この時、複雑には考えない。

次は、その快いものの中から実践するものを選んで、これは一日一回、意識的にやっていく。毎日ずっと同じものじゃなくて◎。飽きたら次。

それで思考が整理されて気力やポジティブさが取り戻されるらしいのだ。

この考え方を知っ

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タケノコと家族

タケノコと家族

今日タケノコ送るけど、明日いつ受け取れる?
明日中に下処理して欲しいんだけど。

唐突でこちらの予定を一切無視する嬉しい知らせが、実家から時々届く。

明日は午前中だったら受け取れるよ

と返信したが、母親から返事がない。
そのまま今日を迎え、早朝に鳴るチャイム。

ピンポーン。郵便局でーす。

大きな段ボールが届いて中を開けると、
直径5〜10cm、長さ30cm級のタケノコが6本、そこにいた。

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心と向き合って運用する。

心と向き合って運用する。

誰しもが日々忙しく生きている。仕事もプライベートも、自分なりにがんばっている。でも気づかぬうちに余裕はなくなり、知らぬ間にパンクする。慢性的な疲労でパフォーマンスが落ちたり、ガクッと身体が動かなくなったりする。

健康第一とよく言うけれど、実際には何をすればいいのだろう。運動?食事?もちろんそれも大事だけど、僕は心の運用にもっと目を向けるべきなのではないかの思う。

ストレス解消とはまた違う。一時

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自信のある答えに最速でたどり着くには

自信のある答えに最速でたどり着くには

自信のある答えを出す。
これは、私生活でも、仕事においてもとても大切なことだ。

特に、自分が満足できない答えを出して否定されるならまだしも、たまたま目の前にいる人が喜んでしまったときや賛称されたときはつらい。自分は笑顔になるけれど、無意識で自分の心は喜んでいない。

こういう経験がある人はたくさんいるのではないだろうか。僕の周りでは、「納得感」という言葉に置き換えららて、バズワードになっているよ

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食卓を囲むには、4人がいい。

食卓を囲むには、4人がいい。

過ごし方と人数の話がある。

例えば、話の効率を上げるには3人がいいとか、深い話をするなら2人とか、6人になると同じ会話を全員でするのはきついとか、逆に送別会や歓迎会、パーティーなら多ければ多いほどいいとか、そんな話だ。

そういう類の中で、4人という数はどこにはまるのか。
最近、それは食卓であるような気がしている。

家で2人だと、食べるので精一杯だ。あまり話ができない(僕が食い意地を張りすぎて

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衰えるのではなく、広がっていく

衰えるのではなく、広がっていく

懐かしいものが出てきたよ。

今週、姉から家族写真や年賀状の写真が大量に家族LINEに送られてきた。

兄と2人でキャイ〜ンをしてる写真、「ことしも、げんきにやりましょう」というなぜか上から目線で書かれた姉への年賀状、母親と2人で縁側に座ってる写真。

そこには懐かしさだけではなくて温かさが感じられる写真たちにホッコリするのと同時に、「もう20年も前なのか」とも思う。

この頃に比べて、カラダは大

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目の前をきちんと見ること

目の前をきちんと見ること

遠くに行くことを考えるのは大事だが、目の前にあるものをないがしろにしていては、そこに行く意味がない。

遠くを見ているときほど大切なものや当たり前のことを見失ってないか、改めて確認しなきゃいけないなと思う。

今いる場所とそこからの一歩一歩の積み重ねだけが、行きたい遠くに連れていってくれる。

深々と反省する夜である。

31歳になりました。

31歳になりました。

今年の抱負をどうぞ。

去年、誕生日ディナーで妻からそう尋ねられて早一年。31歳になりました。

30歳は「ハンカチが似合う30代になりたい、そのスタートの一年にしたい。」という抽象的な抱負を掲げてやってきました。

ハンカチが似合うとは、ファッション的な意味というよりは、素敵な大人を意味していて、すなわち自分が目指す姿を定めてそれに突き進むということ。振り返ってみて、30歳はそれに少し近づけ

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知らないところに連れていく

知らないところに連れていく

今朝、このツイートが流れてきた。

読んでふと、僕は自分の原体験を思い出した。
原体験とは「その人の思想が固まる前の経験で、以後の思想形成に大きな影響を与えたもの」。僕にとってのそれは「知らない世界に連れていったもらった」ことなのである。

それは長野オリンピックの時にノルウェーの選手家族をホームステイで受け入れ、数年後に彼らの家に長期滞在した。母親が気合を入れた日本の朝ごはんは「ディナーなの?」

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大切な「もと」を忘れない

大切な「もと」を忘れない

規矩作法 守り尽くして破るとも 離るるとても 本を忘るな

これは千利休の訓をまとめた『利休道歌』にある言葉。

最近、守破離って大事だなーとあらためて思うことがあって、なんとなしに調べて出てきたのだけれど、思ったのと違うと感じた。

それは、守破離よりもむしろ「本を忘るな」に重きがあるように見えたからだ。

元々は教えを破って離れても根本は忘れるなということだけど、僕は守破離のさらに前にある本質

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洋服を湯治に出す

洋服を湯治に出す

朝起きてぼけっとし、洗濯をしてコーヒを飲みに出かけ、銀じゃけを買ってお昼を作る。今日も土曜のルーティンがやってきた。

土曜の朝くらいもう少しダラダラしようよ、ともう一人の自分は言うけれど、慣れてくるとホッとするような週末が訪れるようになる。

ただ今日は少し違って、コーヒーを飲む前にクリーニング屋さんに寄った。妻に頼まれたマフラーの受け取りと白いジーンズのシミ抜き依頼のためだ。

ジーンズを出し

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クリエーションとビジネスと、チームと。

クリエーションとビジネスと、チームと。

先日、We margielaを見てきた。

(ここから先、ネタバレも含んだ雑感が入ります)

これはメゾン・マルタン・マルジェラ(今はメゾン・マルジェラ)の初めてのドキュメンタリー。昔からマルタン・マルジェラが一切メディアに出てこないことや有名なステッチタグなど、存在を消しながらも逆にあそこまで存在感があるところが好きだった。

もはや尊敬に近い感覚だったので、その裏側は本当はどうであるのか知

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