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諦めず、追い求め続けること

The more you design, the more you learn. You learn the most from your mistakes. You don’t learn anything from success.

これはPaula Scherというグラフィックデザイナーの自伝make it biggerにある言葉だ。

簡単に言うと、デザインすればするほど学びがあり、失敗こそが成功の元であるということだ。

そのこと自体はどの業界でもよく言う。でも上っ面だけで言っているわけではないとわかるのは、この本がデザインの話ではなく、デザイナーになりたての頃の社内政治の話からいきなり始まるところである。

承認を取るまでのプロセスが長すぎて案が通らないだとか、あの上司のOKを取れればうまく進むだとか、プレゼンが一番大事とか、デザインを通すことについてもきちんと取り上げ、そこもあるの種の失敗として学びを書いている。

ドキュメンタリーではデザインセンスの輝かしい部分だけがクローズアップされていたけど、そういった自分の環境への客観視と、望ましくないと感じたときの決断力(ライバル会社に転職し、また古巣に戻るなど)とても参考になる。

こんな大御所までがそういう道を通っている。これを知ってやはり諦めずにどこまで歩いていけるのか、自分の見る光を信じて追い続けることがやっぱり大切なのだなと思う。諦めたらそこで試合終了なのだ。

最後に、彼女の原動力が覗ける言葉を。

I'm driven by the hope that I haven’t made my best work yet.
That drive never goes away. What can I make next?

40年以上デザインをし続けて、なお放てるこのパワー。尊敬に止まないデザイナーである。

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