まいど。背脂ぎとぎとのとんこつラーメンを食べて満たされた中の人です。
今回はカラースキームについて解説していきます。
普段、直感的にやっていることを文章に起こそうというわけですね。
真面目に書いてみるよ。ちょっと長くなるかもしれないよ。
よろしくね。

カラースキームとは？

ずばり配色です。
スキームとは「計画/案/枠組み」といった意味がありますね。その色を使ってどこにその色を置くか、その案というわけです。

色の決め方

中の人のブラッドエンジェルで例を挙げます。
ブラッドエンジェルといえば、真っ赤なアーマーですよね。

赤のみ！武装類と胸の意匠が黒のみで見た目が地味で寂しい。
色を足して、もう少し見栄えをよくしたいです。

というわけでメインカラーは「赤」は決まりですね。
では他に何色を使うかを考える時に、中の人はあと二色加える事を考えます。それはトリコロールカラーの考えです。
色相やトーンにはっきりと見分けがつく三色を使う配色を指します。コントラストが明確になる高彩度の色を使うとより効果的です。
上記画像を見ての通り、武装は黒です。じゃあそれに合わせて二色目は黒にしましょう。インナーも黒なので、ちょうどいいですね。赤いアーマーと同じくらい、黒の面積を確保できました。
では最後の一色をどうするか？ここでこれを見てください。中の人はこれ見て三色目を決めたのです。

意匠が金ですね！ということで三色目を金(黄)にしました。そもそも公式の作例では意匠の色は黒ですが、こういったイメージでは金が使われています。なので、この三色は中の人オリジナルではなく、公式イメージに準拠した選択になります。もともと「赤/黒/白」はコントラストがはっきりしていてきれいですよね。その白を金(黄)に置き換えただけなので、見映えがいいのは当たり前なのです。
ちなみに一番最初に塗ったミニチュアは作例をまねしています。

ここでポイントになるのが四色目です。お前トリコロールカラー言うたやんけ？と思ったあなた、違うんです。差し色というものがあります。ベースになる三色とは全く異なる系統の色を少しだけ添えるのです。公式作例でいうと目の色の緑ですね。中の人は青を選択しました。
当時の中の人は緑色のシタデルカラーを持っていなかったので、目を青色で塗っていました。そしてピュリティシールを公式準拠で塗る際、同じ赤系統になってしまい同化してわかりにくいなとなったわけです。「せや、色相反転させて青にしたろ」と考え差し色が青になった経緯があります。
こうして、メインカラーの赤/黒/金、差し色の青が決まりました。
突き詰めると多分、差し色は補色である緑がいいんだろうな……。

配色する

色が決まったので、次はどこにどの色を置くかを考えます。これは完全に直感的にやるのですが、ここ寂しいな～って思ったところに色を置いていき、全体的に色のバランスがよくなるようにしています。

アーマー部分は赤のまま、リムなどの端になる部分に黒を置きました。ベルトやホルスターは別物なので、革らしく塗っています。頭はモヒカン部分に黒を置いています。頭が青いのは、ブラッドエンジェルは兵種によってヘッドカラーが異なり、火力支援は青になるからです。ちなみに近接支援は黄色、ベテランは金になります。そうやって全体のバランスを整えた結果この様な配色になっています。膝がちょっと寂しいので、ここに黒を置いてもいいんじゃないかと考えましたが……

Sargent を見分けるために一部配色を変更しているのでお蔵入りになっています。Sargent は肩パッドの赤黒が逆転、バックパックの噴射器や膝に黒を置いて、視認できるようになっているのです。また部隊の番号によって膝の色が変わるので、それも見越すと今はまだ何も塗らないほうがいいんじゃないか、そう考えています。

では最後に、クリスマス用に塗った Assault Intercessaor を見てくださいな。

クリスマスカラーといえば赤/緑/白ですよね。約束されたトリコロールカラー。そこへ差し色の金を加えます。ベルトなどの革製品、インナーは別腹で。塗っていた時のイメージは、サンタさんの赤がメイン、ツリーの緑、雪の白、そしてツリーの頂点にいるお星さまの金が差し色と考えました。塗りながらバランスを整えて、気に入らないところは塗りつぶして色を変えていたりします。胸元の意匠がクリスマスツリーです(笑) かわいいでしょ？

あとがき

いかがだったでしょうか？中の人が色を塗る時に考えている事を書き起こしてみました。クリスマスカラーのマリーンは、ブラッドサンタ戦団と名付けられましたよ。かわいいですね(^ω^)
中の人の考えが、誰かの役に立てれば幸いです。
最後までご覧くださりありがとうございました。
またね。