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【化石のやべーやつ】WCS2019 プテラアバゴーラ解説【アメイジングフォッシル】

"Don't explain away because I'm exactly human being, don't blame others even though I'm human being"

こんにちは、チームやべーやつのマスコット担当のしんちゃんです。

今回は、8月16〜18日に開催されたWCS2019inワシントンD.C.で使用したプテラアバゴーラの解説記事を書きたいと思います。
大半の方は、世界レギュと関係がないので読んだところで何の役に立つかはわかりませんが、WCSDAY2に進出した化石デッキの解説という物珍しい記事なので、良ければ最後まで読んでやって下さい。
また、今回は渡航費分を少しでも賄うために投げ銭形式としておりますので、この記事が面白いと感じたり、自分のDAY2進出を祝ってやるかと思ってくれたりした方はサポートしていただけると幸いです。

ちなみにタイトル名は、僕が入賞してデッキが発売したらつけようとしていた名前です。
チームやべーやつのやばいはアメイジングのやばいらしいのでね!!

1.デッキ選択理由


まず結論から言うと、化石ポケモンが好きだからです。
日本代表になったくせに、そんなしょーもない理由でデッキ選ぶなよと思う方もいるかもしれませんが、流石にこれだけでデッキを決めたりはしません。
自分はどんなに好きなデッキがあったとしても、勝ち抜けるビジョンが見えなければ、大会で使うことはありません。
つまり、好きだからというだけではなくプテラアバゴーラには、世界レギュの環境において上に上がれるだけのパワーがあると判断して使うことを決めました。

最初にWCS出場が決まり、世界レギュの環境を考えたところ、「ピカゼク」「ズガドーンアーゴヨン」「カラマネロ系統」の3つが環境の中心になると思いました。
この3つはどれも電磁レーダー、ミステリートレジャー、ウルトラスペースといったポケモンをサーチするカードに対応しており、世界レギュにおいても安定して展開出来る点が強みです。
そのため、最初は自分もこの3つからデッキを選ぼうとしていました。
しかし、

ピカゼク:デデチェンジで回す場合、手札次第で予想外なリソースの削り方になる可能性があり、アドリブの効かない自分には向いていない
ズガドーンアーゴヨン:突然出てくるカプ・レヒレが怖く、出された際の対抗策が思いつかない
カラマネロ系統:後攻に弱く、そもそも自分との相性が悪いからかカラマネロが並ばない

これらの理由から別のデッキを考えることになりました。
そこで思いついたのがプテラアバゴーラです。
JCSでプテラランドロス(https://note.mu/yabeeyatu/n/nc49734a228b0)を使い、WCS出場を決めたこともあり、世界レギュが発表された直後は何とかプテラGXを使えないか考えていましたが、ダブル無色エネルギーが使えないことから、すぐに諦め、使用候補からは外していました。
しかし、改めて考えてみるとプテラGXというポケモンが世界レギュの環境にかなり刺さっていると感じました。
特に環境の中心であるピカゼクを闘エネルギー1枚で楽に倒せる点はかなり強みです。
ただし、プテラGXだけではズガドーンアーゴヨンやカラマネロ系統に勝てません。
そのため、ここをカバーしてくれる相棒を探し、そして見つかったのがアバゴーラです。
アクアインパクトで炎系統を全員ワンパン出来る点、特性によってカラマネロ系統のエスケープボードやのろいのおふだを無効化出来る点は、まさに自分が求めていた長所でした。
これなら世界の舞台でも戦える!化石ポケモンの強さを証明出来る!とウッキウキでWCSに向けてプテラアバゴーラの練習を始めました。

2.デッキレシピ解説


ポケモン 13
・プテラGX 2
このデッキのメインアタッカー。
たねポケモンのワザのコストを1つ増やすという単純ながらも優秀な特性を持っており、TAG TEAMGXなどのたねポケモンが主流となっている世界レギュの環境下においては大体効果を発揮します。
また、GXワザも現行レギュと比べるとこだわりハチマキがない分、かなり弱くはなりましたが、それでも十分優秀です。
特に対ピカゼクにおいては他のどんなカードよりも強いと思います。
1試合で2体使うことが多いものの、枠がないのとbo3で1戦くらいはサイド落ちしても問題ないと考え、ギリギリの2枚採用。
どうしても2枚使いたいのにサイド落ちして困った時は、序盤のポケモンけんきゅうじょの回数を減らして速攻を仕掛けて、サイドから引いた後、ポケモン通信で山札に戻してからジラーチを前に出してからスタンプでカスタムキャッチャーを防ぎつつポケモンけんきゅうじょを使えば割と何とかなります。

・プテラ 1
高火力を出せる非エク要員として1枚採用。
なぞの化石からではなく、ポケモンけんきゅうじょで出すのでプテラランドロスと比べて使い辛いです。
そのため、使う時は序盤にきちんとプランを考えた上で出しましょう。
自分は主にズガドーンアーゴヨン、ケルディオとの対戦の時に使っています。

・アバゴーラ 3
カラマネロ系統、炎系統に有利が取れるとても優秀なポケモン。
また、それ以外でもHP160の非エクアタッカーとしてかなり使いやすいので基本的にどの対戦でも1〜2体は立てます。

・プロトーガ 3
元々2枚だったのですが、サイド落ちで1体しか立たなかった場合にカラマネロ系統に勝てず、またプテラGXと異なり、サイドから拾ってからではなく序盤にしっかり2体立てたいことが多かったために3枚採用。

・ジラーチ 4
このデッキを支えてくれる縁の下の力持ち。
化石デッキ最大の特徴である初手スタートするポケモンを絞れるという点を最大限に活かしたポケモンだと思います。
こいつが確定スタートするおかげで、ほとんどの対戦で初手からポケモンけんきゅうじょが使えます。
他には相手の場にアブソルがいない場合は基本的に1体は盤面に置いて、相手のリセットスタンプに備える役割もあります。

サポート 9
・溶接工 4
ダブル無色エネルギーがないため、代わりにこのカードを採用しています。
盤面にエネがない状態でも、このカード+手貼りで起動するところが強いです。
基本このカードが使えないとワザが打てないので迷うことなく4枚採用。

・シロナ 2
手札にだぶついた化石ポケモンを山札に戻したり、アバゴーラを引きにいったり、相手のリセットスタンプ後にハンド回復するために使ったりと1戦に最低1回は必ず使うので2枚採用。

・マサキの解析 3
序盤〜終盤にかけて非常に便利なカード。
序盤ではポケモンけんきゅうじょ、溶接工、ポケモン通信、エネルギースピナーあたりを手札に溜め込むために使い、終盤ではカスタムキャッチャーを揃えるために使ったりします。

グッズ 21
・ポケモン通信 3
このデッキ唯一のポケモンサーチ手段です。
相手と盤面によってアバゴーラかジラーチか持ってくる方を決めます。
また、ポケモンを持ってくるだけではなく、手札の化石ポケモンを山札に返すことが出来るのも利点です。

・ポケギア3.0 3
安定感を少しでも高めるために3枚採用。

・カスタムキャッチャー 4
これしか相手のベンチを呼び出すカードがないので4枚採用。
基本このデッキは、手札にカードをどんどん溜め込んでいくので結構自分の使いたいタイミングで使えます。

・エネルギースピナー 3
これやばいよな!?!?

・火打石 1
これを1枚使うだけで溶接工がかなり楽になるので、1枚採用。
ただし、捨てるコストの選び方には気をつけてください。

・炎の結晶 1
終盤の溶接工が楽になるので1枚採用。
ただし、一応理論上は炎エネルギーが8枚あればギリギリ回るので、回し方に自信のある方はこの枠を炎エネルギーを現物に変えてもいいです。

・スタジアムナビ 1
1ターン目に少しでもポケモンけんきゅうじょを引けるように1枚採用。
また、中盤以降に格闘道場を好きなタイミングで貼りやすくする目的もあります。

・リセットスタンプ 3
スタンプを打つ回数分だけ、プテラGXやアバゴーラの特性が輝きやすくなるので3枚採用。
特に対カラマネロ系統ではプテラの特性で1エネ多くしながら、アバゴーラの特性でエスケープボードを封じて1ターンパスさせやすく出来ます。
その他にもこのデッキは構築上マリガンが多くなるので、初手に相手の増えすぎた手札を戻させることもあります。

・エスケープボード 2
ジラーチにつけるために2枚採用。
ただし、このデッキにはポケモン入れ替えが入っていないため、ジラーチに思考停止でつけるのではなく、マーイーカやライチュウ&アローラライチュウなどの状態異常対策に残しておく選択肢も頭に入れておかなければなりません。

スタジアム 6
・ポケモンけんきゅうじょ 4
言うことなしで4枚採用。
3枚にしても1ターン目は引けますが、その返しに即スタジアム貼り替えされた場合に、3枚だとそれを更に返すことが難しいです。
基本的に1ターン目でポケモンけんきゅうじょを貼ってエンドしたとしても、2ターン目にまたポケモンけんきゅうじょを貼ってエンドするという動きになります。
そのため、この動きを少しでも安定して行うために4枚は最低条件となります。

・格闘道場 2
世界レギュでは数少ない打点アップのカードです。
プテラGXの上技が160点や130点になるのが非常に大きいです。
2枚しか入れていないため、無駄遣いせずエレキパワーのように使いましょう。

エネルギー 11
・闘エネルギー 4
本当に必要最低限の枚数です。
エネルギースピナーのおかげで枚数以上に手札に加えやすくはなってますが、実数が増えてるわけではないので、きちんと各アタッカーに1枚ずつだけ貼るように心がけたいです。

・炎エネルギー 7
こちらも本当に必要最低限の枚数です。
闘エネルギーで手貼り権を使って、こっちはなるべく溶接工で貼りたいですね。

不採用カード
・アブソル
対カラマネロ系統がめちゃくちゃ楽になります。
その他にもアバゴーラの下技が強くなる利点もあります。
ただし、自分はジラーチ確定スタートを捨ててまで欲しいと思わなかったため不採用にしました。

・フーパ
対カラマネロ系統はもちろん、ポケモンけんきゅうじょを使わなくても手札から出せるアタッカー要員です。
少し欲しいと感じる時もありますが、やっぱりジラーチ確定スタートを捨てるほどではないと判断しました。

・ヒードランGX
1ターン目にドロサポが溶接工のみで渋々ジラーチに使った場合でも無駄にならなかったり、単純にGXワザが優秀だったりしますが、これもジラーチ確定スタートのために不採用。

・ディアンシー◇
プテラGXのワザを+20してくれる最強ポケモン。
この+20が非常に大きく、格闘道場も合わせるとプテラGXが通常技で180ラインを見たり、GXワザで4エネ相手に260ラインまで見れます。
特に後者があると対サナニンフがかなり楽になるので、魅力的ではあります。
ただし、入れ替えがない以上、スタートすれば地獄を見るので結局不採用となりました。

・なぞの化石
一時期は採用していたのですが、ポケモンけんきゅうじょだけでも十分戦えていたので、枠の無駄と考えて不採用としました。
ただし、これがあると非エクプテラが使いやすくなるので、採用する価値はあるかもしれません。

・くろおび
最初は2枚入ってましたが、気がつけば0枚になってました。
溶接工から手貼りで1ターンで動くため、採用しなくても十分回ります。
トリプル加速エネルギーを主軸にしている場合は必須だと思いますが。

・トリプル加速エネルギー
ダブル無色エネルギーの代わりに採用してみましたが、盤面にエネルギーが残らないのが辛すぎました。
また、トリプル加速エネルギーをサーチする手段もないため、溶接工に特化した方が使いやすいと考え、不採用としました。

3.プレイング解説


・基本的な動かし方
まずねがいぼしやマサキの解析でポケモンけんきゅうじょを引きに行きます。
後攻の場合は、溶接工に備えてエネルギースピナーも引けると展開が楽になりますね。
ほとんどのデッキとの対戦において、ポケモンけんきゅうじょは2回使うことになるので、例え既に手札にポケモンけんきゅうじょが1枚あったとしても貼り替えをケアして2枚目を引きにいきましょう
それと前のジラーチが倒されてもいいように、余裕があれば盤面には2枚目のジラーチを置きます。
ただし、あまり手札からポケモンがいないとアバゴーラをポケモン通信で持ってこれなくなるのでそこは盤面や手札と相談です。
ポケモンけんきゅうじょで出すポケモンは、相手によって変わりますが、基本的には1ターン目にプロトーガ1体とプテラGX1体、2ターン目にプロトーガ1体とプテラGXor非エクプテラにすることが多いです。
ポケモンけんきゅうじょを2回使ってベンチを広げたら、あとは溶接工打ちながら前殴るだけです。
あまり選択肢を考えなくていいのがこのデッキの地味な長所ですね。

・対ピカゼク
有利。
ポケモンけんきゅうじょは1回でいいので、まずプテラGX2体出しましょう。
出たら、後はワザ2回打つだけで終わります。
ただし、2ターン目からカスタムキャッチャーエレキパワー2回フルドライブでプテラGXを倒された場合は少々厳しい試合展開になります。
一応ポケモンけんきゅうじょで非エクプテラとアバゴーラを挟むプランも無くはないのですが、勝てるか怪しいので大人しく投了して残りの2本取りに行く方が丸そうです。

・対ズガドーンアーゴヨン
五分。
ポケモンけんきゅうじょ2回でプロトーガ3体と非エクプテラ1体を出します。
基本的にはGXを3回倒して2枚ずつ綺麗に取って終わりますが、その際に怖いのがアーゴヨンのターニングポイントで、アバゴーラですらワンパンされてしまいます。
ただ、ターニングポイントをかわすのは無理なので、きちんとカスタムキャッチャーを温存しておき、ターニングポイントの返しにしっかりと後ろのGXを取れるようにしておきましょう。
ここまで聞いているとプテラアバゴーラが有利に見えてくるのですが、相手が上手い人だとアーゴヨンGXにビーストエネルギーを貼ってベノムシュートを連発してくるのでクソきついです。
道場かせきのキバでしかワンパンが取れず、また相手も基本的には真っ先に非エクプテラを取ってくるので、ほぼほぼ2:2交換となります。
しかしそれでもギリギリサイドレース的には間に合うので、きついですが、無理というほどではありません。

・対カラマネロ系統
微有利、ウルネクのみ微不利。
まずポケモンけんきゅうじょで1ターン目にプテラGXとプロトーガを1体ずつ、2ターン目にもまたプテラGXとプロトーガを1体ずつ置きます。
1ターン目にプロトーガを2体置いてしまうとギラティナとの殴り合いの中でアバゴーラたちがセットでギラティナのやぶれたとびらで3点分まで乗せられ、いざアバゴーラで殴りにいこうとしても、ギラティナと1:1交換になってしまう可能性があるため、ずらす方が丸いです。
ポケモンけんきゅうじょを2回使い終えた時点で大体相手のギラティナにジラーチが1〜2体倒されており、サイドが負けています。
格闘道場に貼り替えられる場合はプテラGXで、貼り替えられない場合はアバゴーラで前のギラティナを倒しましょう。
特にプテラGXで倒せた場合、サイコリチャージがベンチにしか加速出来ない都合上、相手は逃げエネもしくはポケモン入れ替えとワザに+1エネが必要となるため、大体返しは何もせずエンドになります。
マーイーカのさいみんじゅつによるターン稼ぎが少々面倒なので、エスケープボードを手札に残しておくと更に安心かもしれません。
こんな感じで適度にスタンプで手札を減らしながらプテラGXとアバゴーラで前を殴り続けていれば大体相手が止まってくれて勝てます。
ただし、例外なのがゲンミミとウルネクです。
ゲンミミは突然現れ、こちらのポケモンをワンパンしてくるのが厄介なものの、スーパーポケモン回収などがない限り、盤面に残り続けるのでサイドを3枚取らせてくれたり手札のトレーナーズを減らしてある程度対抗することが出来ます。
問題はウルネクで、プテラの特性もGXワザもほぼ刺さらない上にサイドを2枚しか取れないため、序盤ジラーチを倒された分の差をそのまま縮めることが出来ず、逃げ切られやすいです。
こちらの打点が120〜160点なので、高火力かつ弱点がつけない通常GXポケモンは本当にしんどいです。

・対サナニンフ
微不利、スーパーポケモン回収がある場合のみ超不利。
エネルギーを付け替える効果でプテラのGXワザを対策してきたり、無人発電所でプテラの特性封じてきたり、こちらの中打点を回復カードで回復して確定数をずらしてきたりと非常に面倒な相手です。
ただし、向こうもこちらをワンパンすることは不可能なので、根気強くスタンプを打ちながら殴り続ければ勝てない相手ではありません。
特に格闘道場込みのワザがプテラGXもアバゴーラも160点で、グレートポーション1回では確定数がずれないので、基本的に格闘道場とスタンプをセットで使い、突破を狙う形になります。
スーパーポケモン回収はどうしようもありません、お祈りするしかないです。

・対レシリザ
有利。
アバゴーラを2体以上立てて殴り続ければおそらく勝てると思います。
向こうが溶接工を連発し、こちらの準備が整う前に盤面を壊滅させられる恐れがありますが、それでもこちらが事故らない限り、アバゴーラが2体立てば勝てるので問題ありません。

・対ミュウミュウ
不利。
ミュウミュウ2体でターボストライク連打でクルクル回して最後にミラクルツインGXがきついです。
その他にもベノムシュートやフレアストライクなどこちらがやられて嫌なことを的確に毎ターンしてくるので、終始厳しい対戦となります。
とにかく回復されると面倒なのでダメージを受けて後ろに下がったミュウミュウを何としても倒しましょう。
カスタムキャッチャー4枚をフル活用することになるので、他のマッチ以上に大切に扱ってください。

4.当日のマッチアップ


DAY1
1戦目:ズガドーンアーゴヨン 引き分け
初手にポケモンけんきゅうじょを使用したところでジャッジを呼ばれて、テキストの説明から入りました。
試合自体は1戦目に途中事故って数ターンドローゴーしたために負けますが、2戦目は普通に回して勝ちの引き分けに。

2戦目:ガブギラマネロ 勝ち
初手にプテラGXを出したところで1回、2ターン目にアバゴーラを出したところで更に1回ジャッジを呼ばれました。
アバゴーラのテキストを見た相手が、「crazy!!」って言ってきたのでおもわず笑ってしまいました。
試合自体は、プレイング解説通りに2本とも回して勝ち。

3戦目:マニューラGX&アーゴヨン
ポケモンけんきゅうじょを手札に加えたところで1回、プテラGXを出したところでもう一回ジャッジを呼ばれました。
試合自体はプテラGXで殴り続けて勝ちました。
途中、お相手がプテラGXの特性を忘れて悪エネ6枚でデッドムーンGXを打ったのも大きかったです。

4戦目:ガブギラマネロ 勝ち
日本人の方がお相手でした。
これまで言葉をほとんど発せず対戦していたので、その癖でポケモンけんきゅうじょを持ってきた後、貼りますと宣言せずにシロナを使用してしまい、少しトラブルに。
しっかり宣言するという当たり前のことを忘れていたこちらのミスなので、これは相手に申し訳なかったですね。
試合自体は、プテラGXとアバゴーラで殴り続けて勝ち。
この試合、ジャッジは呼ばれませんでしたがアバゴーラのテキスト確認はされました。

5戦目:マニューラGX&アーゴヨン 勝ち
日本語を少し話せる外国人の方で楽しく雑談しながらの対戦。
試合自体は、流石にプテラGXが強すぎて普通に殴り続けて勝利しました。
この試合前に突然デッキチェックが入ってビクビクしてました、悪いことしてなくても怖いですよねこういうの。
ちなみに日本語が話せるとはいえ、読み書きは得意ではないらしく、プテラGXのテキストを読解出来ず、ジャッジを呼ばれました。
そろそろジャッジの雰囲気にも慣れ始めました。

6戦目:サナニンフ 勝ち
ここで勝てれば5-0-1で次の対戦からワンチャンIDが出来るために気合が入るものの相手は当たりたくなかったデッキタイプのサナニンフ…。
しかし、投げ出すわけにもいかないので解説通り格闘道場とスタンプをしっかり使って相手を追い詰めていきます。
また、運も非常に良く、お相手スーパーポケモン回収を3回使いますが全て裏。
おかげでサナニンフを2発で倒し続けることができ、勝利しました。
最後、お相手が「投了します、次の試合も頑張ってね」って言ってるのがわからず、ずっと「ID?ID?」って返してて恥ずかしかったです…笑
サナニンフとやりたくなさすぎて、自分が勝ってる状況でもIDしたいという思いが溢れでてましたね。
ちなみにプテラGXとアバゴーラでしっかりジャッジは呼ばれました。

7戦目:ID
8戦目:ID
7戦目対戦するか悩みましたが、怖かったのでIDして8戦目階段を踏まないことだけを祈ってました。
その祈りが通じ、8戦目も無事にIDが出来、DAY2進出が確定しました。
この時嬉しすぎて、ずっと会場歩き回ってました。

DAY2
1戦目:ウルネク 勝ち
まずはお馴染みのジャッジコールから入ったDAY2、DAY1を乗り越えたからかメンタルも強くなり、笑顔でジャッジにカードを見せます。
対戦自体はウルネクということで得意ではなかったのですが、1本目はお相手がカラマネロ3枚サイド落ちで投了、2本目はウルネクがサイド落ちで拾えた時には既に自分の盤面が完成しており勝てました。

2戦目:炎ミュウミュウ 負け


相手はチーム魑魅魍魎の仲間であるみやしし、1回戦後に当たりたくないって話してたばかりなのに…。
正直認めたくないけど自分より格上なので、気を引き締めて挑みます。
ミラクルツインGXだけは絶対に打たせるわけにいかないので、手負いのミュウミュウはカスタムキャッチャーで即処理することは徹底しました。
しかし、ここでカスタムキャッチャーを1回使うため、その後スタンプされた際にカスタムキャッチャーを揃えることが難しくなるため、対戦2本とも2回目のカスタムキャッチャーが言えずに敗北しました。
どちらもあと一歩が足りずとても悔しかったですが、対戦後にみやししがプレイング上手かったと褒めてくれてたらしいので、良しとします。
普段、周りからプレイング上手いなんて言われないので嬉しいですね(
ちなみにアバゴーラのテキスト確認されました。

3戦目:サナニンフ 負け
これまた当たりたくなかったデッキタイプ…、しかもしっかりマリガンでスーパーポケモン回収を確認しました。
DAY1でなんとか勝てたから今回も勝てるんじゃないかと期待しましたが、スーパーポケモン回収を2回決められ、あえなく惨敗…。
あとプテラGXとアバゴーラのテキストは知らなかったそうですが、自分の拙い英語の説明が通じ、ジャッジを呼ばずとも試合が進みました。

4戦目:炎ミュウミュウ 負け
3連続で化石にとって厳しいデッキタイプ、この時点でもう今日は無理だなと悟りました。
更にみやししとの対戦と異なり、初手にポケモンけんきゅうじょが引けなかったり溶接工が打てなかったりとぐだぐだに…。
2本とも一瞬で負けてしまいました。
ちなみにプロトーガ出した段階でジャッジ呼ばれて、進化後教えてと言われ、ジャッジに「どうする?まだ盤面に出てないカードだけど教える?」と聞かれたので教えてあげました。
一回マリガンの時に見せてたし、まあいいかなって感じですね。

5戦目:ガブギラマネロ 勝ち
上に上がれる可能性はなくなったものの最後まで化石と共に突っ走ろうと気持ちを強く持って臨んだ1戦、その思いが通じたのか久々に引いた有利マッチ。
お相手がアバゴーラのテキスト確認でジャッジを呼び、嫌な顔をするのも3戦ぶりです。
ただし、1本目は楽々勝てたものの2本目はこちらの展開が遅れ、かなり厳しい展開になります。
しかし、カラマネロを呼び出し、何とか時間を稼ぎギリギリのところで勝利しました。
カラマネロ系統は、時間がかかるから1本目負けた時にかなり厳しいという欠点が出た感じですね。

6戦目:オーベムコントロール 勝ち
配信で話題となったあの方との対戦でした。
最初は楽に勝てると思っていたのですが、戦ってみるとクッソきつかったです。
ミステリーノイズの90点が割と大きいのと、エネスピや火打石、炎の結晶が使えないために手貼りすら出来なくなるところが非常に厄介でした。
しかも、お相手ヌメラで要求エネを増やしてくるのも上手い構築だと思います。
1本目も最後のサイド1枚がなかなか取れず、負けかと思いましたが、2連続山札からエネルギーを引くことが出来、運勝ち出来ました。
2本目は、そんな奇跡も起きず、普通に負けそうになったのですが、1本目でかなり長い時間を使っていたおかげでギリギリ時間切れで勝利しました。
この試合は唯一テキスト確認されず、ジャッジも呼ばれなかった覚えがあります。

7戦目:レシリザヒードラン 負け
勝ち越せるかどうかがかかった最終戦、ここでようやくレシリザを踏みました。
めっちゃ喜んだのもつかの間、後攻な上に6回マリガンして、ポケモンけんきゅうじょが引けず…。
簡単に1本を取られ、2本目もアバゴーラを引けず、ヒードラン相手に全滅…。
世界大会の最後は、化石らしいといえば化石らしい対戦となりました。

結果:66位

5.まとめ


というわけで自分の初WCSはこういう結果となりました。
正直未だに悔しい気持ちはありますが、初参加でDAY2に進出出来ただけでも出来すぎかなって感じです。
何より自分の好きな化石ポケモンがイメージとなった大会に、化石デッキを持ち込んで勝ち進むことが出来たというのは、日本代表の中でも一番幸せを感じてると思います。

来シーズンも化石使うかはわかりませんが、WCS楽しすぎて来年も行きたいと心の底から思っているので、全力で頑張りたいと思います!!

最後に、WCSの練習に付き合ってくれた皆さん本当にありがとうございました!!
JCS同様、自分一人の力などではなく、色んな人の協力の元でここまで来れたと思っております。
来シーズンもどうぞよろしくお願いいたします。

というわけで今回はこの辺りで終わりにしたいと思います。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!!

6.ゲンミミオムスターのふしぎなアメの枚数について

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