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突然ですがフエギアで香水を買いました

なにがあれば、しあわせなのかな
欲しいものだらけな気がして、たりないものだらけな気がして、頭の中がぐるぐる
そして、ふと、いや待って、いったい何があればわたしは幸せなの…と思った

まず、人生の伴侶となるパートナーがほしい
いつでも落ち着いていられる快適な居場所(家)がほしい
人前でどうどうとしていられる外見がほしい
人生をかけれる使命(仕事)がほしい
明日の朝をわくわくして迎えられる楽しみがほしい
そして衣食住を快適にできるだけのお金がほしい

これだけあれば、すべてたりていると思う
じゃあ揃えればいいんじゃないの

てかさ、伴侶がほしいというわりに、婚活しないのはなぜ
離婚から8年もたっている
元夫や子どもに遠慮しているわけではない
じゃあなぜ、「結婚したいわけではない」とか言い訳しているのか…
うん、ほんとに、そのとおり、言い訳だ
伴侶=結婚ではないけれど、もう一度だれかと結婚という選択肢もあるのに、なぜそれを言い訳つかってまで回避しようとしているのか
結婚生活にトラウマがあるわけではない
単純に、ただ、現状の両親との同居から独り立ちしたり、他人といろいろ話し合ってわかりあって生活していくことが怖くて自信がないのだ

なんで自信がないのか…
そうだ、わたしは会社の経営に自信がないのだ
言葉は悪いが「なりゆき」で父の会社を継承する
心からその事業が好きで大学生のときに起業した父の情熱に比べて、じぶんには何もないという思い
そこまでほんとに好きで人生かけられるの?と聞かれると「うーーーーーん…」って黙るしかない
けど他にやりたいことは特にないし、また転職するだけのエネルギーが自分のなかにないと感じている
けっきょく、仕事なのか

であれば
こういうときは、まずは目の前のことを精一杯やることがだいじだと思う
自分のやることに自信が持てるだけのエネルギーと努力を仕事にまず注ぐべきだ
ほんとに揺らがない自信ていうのは自分からしか生まれない
そしていま、自信がないからこそ、仕事に全力出して、それでうまくいかないことを恐れて全力だせてない自分も見えてきた
なんてしょーもない自分!
ゲームとかで遊んでいると、そんなしょーもない自分から目を背けて、ゲーム仲間が評価してくれるすてきな自分が自分だと過大評価してしまっていたよね
それはとても心地よいけど、見て見ぬ振りしてることからどんどん不安がわいてきていた
一度、安息の地を離れるしかない
褒めてくれるひとたちから離れて、不安にまみれて全力をだすのだ
そこからしか本当の居場所を切り拓いていけない気がする

そんなスタートに勇気を持ちたい今の自分に必要なものはなんだろう…

ということで、フエギアで香水を買ったのです
(前置きが長すぎました…)
先日、東京出張がありまして、最終日は夕方に飛行機に乗って帰るだけ、というスケジュールだったのでGINZA SIXのフエギアさんへ
(ほんとは国立新美術館に行こうと朝は思っていた。だけど、銀座の標識がふと目に入って、あ ちがう、銀座行こう、と思った)

なんでいきなり香水??
というのは、わたしもかなり迷いましたが
まずは靴じゃないの?欲しいと言いつつまだ買ってないし
トレーニングで体のサイズが変わったから新しい下着のほうが必須なんじゃないの?とか…
ピアスとかイヤーカフとかそういういつもつけられるものとか、ネイルカラーとか、制服になるような黒のシンプルなニットも欲しい

なんでいきなり香水なのか
それは、「いついかなるときでも自分を取り戻すために香水がいちばん効果的なんじゃないかな」と思ったからです
いまとこれからのわたしに必要なのは、落ち着いて自分自身でいられることかなと
すぐにひとのペースに巻き込まれて焦ったり、ひとのために何かしなきゃいけないような気持ちになりがちなので
その「我に帰る」という瞬間のトリガーになりそうなのが香水なのかなと思ったしだい…

さて、フエギアさんですが、ひとことで言うと「異質」
え、もう開店してますよね??入っても大丈夫ですかね???
ってキョドキョドしてしまいました(お買い物に慣れてない)
行ったのは土曜日の11時前ぐらいでしたが、お客様だれもおらず
そこだけ薄暗く静謐な洞窟みたいな店舗
けどスタッフのかたがめちゃめちゃ親切で、わたしのわかりにくい説明にも丁寧にこたえてくださいました

オーダーとしては「これから父の会社を引き継ぐ&プライベートでもひとりでしっかり自信をもって生きていったうえで、新しい出会いにも勇気をだしたい」というような内容
いくつも香りを試させていただいて決めたのは「Cuarzo de los Andes(アンデスの石英)」
「Alhambra」も気になっていたのですが、肌に乗せたときに、思いのほかAlhambraは甘さが消えすぎてしまった
Cuarzo de los Andesは、肌に乗せた直後は「あれ?思ったより香りがうすい??」と思ったのですが、時間がたつにつれていい香りが立ちのぼってきて、そこだ決め手になりました
スタッフのかたには「芯があって温かみのある香りが好きなよう」と教えていただけました
そしてCuarzo de los Andesの透明感が、香り探しのコンセプトにぴったりですね、と嬉しい言葉をかけていただけました

エッセンシアという拡散させないで自分にだけ香るような付け方をする小瓶もあって、今度は、もう少し甘くておいしそうなバニラみたいな香りを、自分のためだけに香らせるために、それを買ってみたいなと思いました
今年、関西にもフエギアの店舗ができるそうで、もう少し、香りの世界に近づけたら嬉しいな〜〜と思います

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