見出し画像

人生初のトライアスロンに挑戦してみて

いや〜。壮絶な戦いでした。

正直思い出したくないほど、レース中は苦しい、きつい、やめたいという感情が渦めいていました。

ただ、終わってから振り返ってみると本当にかけがえのない人生経験になったし、なんなら次はもっと上位を狙ってトレーニングしてから出場してみたいとワクワクしている自分がいるのが不思議。

せっかくなら大会後の感情を記録しておきたいと思い、このnoteを執筆しています。

この記事でトライアスロンが少しでも身近になって、トライアスロンに挑戦する人が一人でも出たら嬉しいなと思って書いています。

人生初のトライアスロンは静岡県

僕が参加したのは静岡県の伊豆半島で行われた第7回河津フラワートライアスロン


「河津桜」で有名な河津町で開催されたトライアスロンに参加してきました。

トライアスロンに参加しようと思ったきっかけ

普段何気なく生活していて、急に「よし、トライアスロンでよう!」となるわけはないですよね。

もしそんな人がいたらかなりの変人です。笑

僕がトライアスロンに申し込もうと思ったきっかけは、ビジネス系Youtuberのまこなりさんが「退屈な毎日が一気に楽しくなる最高の趣味」という動画でトライアスロンが紹介されているのを見たことです。

動画を見る前の僕は、トライアスロンに興味はあっても相当トレーニングしてしか出場できないだろうな、という思い込みがあり一歩踏み出すことができていませんでした。

この動画がそんな不安を取り除いてくれました。

意外と普通の人が少し準備するだけで出場できる、ということがわかったんです。

あと、この動画がきっかけとなった大きなポイントが、

「トライアスロンを完走したら、自分2.0になれる」

と紹介されていたことです。

はい、何を言っているかわからないですよね。笑

他に紹介されている趣味もあなたの人生を豊かにしてくれるものばかりなので、詳しくはぜひ動画を見て頂きたいのですが、ざっくりまとめると

「トライアスロンを完走すれば、新しい自分に生まれ変われる」

ということらしいです。

これには僕も実際に完走してみて深く共感しています。

トライアスロンのために計画的にトレーニングを重ねたこと、約2.5時間ものレース中、自分との戦いに勝ったこと。そして、周りの1%の経験したことのないことを成し遂げたという謎の達成感と優越感。

自分が小さな人間なのは自覚しています。

でもトライアスロンを完走した、ちっぽけなことかもしれないけど、大きな自信になりました。

僕は「根拠のない」自信が大切だと信じているので、こういう自分がやりたい!と思ったことを周りを巻き込んでチャレンジしていける人生にしていきたい。これからもずっと。

一番の壁「スイム」が短縮される幸運

スタート前に超緊張している様子

僕が出場したのはスイム1.5km、バイク40km、ラン10kmのオリンピックディスタンスと呼ばれるトライアスロンでした。

基本的に競技は海での泳ぎ、自転車、マラソンの三種目で変わらないのですが、長さが色々な種類があります。

これはトライアスロンに申し込んでみて初めて知りました。

実際に申し込んだ後の準備期間としては約一ヶ月ほど。

僕はロードバイク歴は半年しかありませんが、旅行も兼ねて琵琶湖一周や四国一周など、普通の人よりもかなりの長距離を走っている自信があったので、自転車は特に心配なし。

ラン10kmもマラソンで走ったことがあるし、今度フルマラソン出ようと思っているので問題なし。(実際のレースでは大問題でしたが。。)

そんな激甘な見積もりを立てていたので、一ヶ月も時間があったのに練習したのは水泳のみ。

それも週に一回、市民プールに行って勝手に泳ぐだけです。

3回練習したのですが、水泳があまり得意ではないため1回目は1/3の距離である500mしか泳げず、3回目にやっと1.5km泳げましたが、海で波がある状態だと絶望的でした。

1回目:500m泳いで死にそうになる。
2回目:1000mギリギリ足りてないところでリタイア。
3回目:なんとか1.5kmを泳ぐ。

ああ、せっかく大金をはたいて出場したのに最初のスイムでリタイアか、、

と半分諦めていた大会直前、スタートの10分前にまわりの選手たちがザワザワし始めます。

すると突如アナウンスが。

「波が高すぎるので海でのスイムは500mにします!」

レースの直前に、僕にとっては超ラッキーな条件に変更になったのです。

これでスイム0.5km、バイク40km、ラン10kmに。

これならある程度上位に食い込めるかもしれない。

そんな期待感が込み上げる中のスタートでした。

スイム

いざ始まってみると、500mも果てしなく遠い。

海だから足もつかなくて怖い。

周りの人の泳ぎに何度もぶつかるし、波があって体は流されるし、気づいたらまっすぐ進んでない。

目印である海に浮いているコーンを何度も確認するが、全くサイズが変わらない。

本当に前に進んでいるのか?ゴールに近づいているのか?

と不安になりながら、周りの選手と一緒に取り敢えず泳ぎ続けた。

周りの選手に力をもらいながら、なんとかついていく形でなんとか完泳。

500mだから誤魔化せたが、1.5kmだったらもっと周りと差がついていたと思う。

次トライアスロンに出る時はもっと練習していく。絶対に。

ちなみにタイムは500mを14分5秒。

まあなんとか耐えた方ではないのか。ちなみに248/324位。おっそ。笑

バイク40km

折り返し地点は毎回コケそうになる

なんとかスイムを終え、濡れた体のままウェットスーツだけ脱いでひたすら自転車を漕ぐ。

ここからはひたすら前の人の背中を追うのに必死だった。

てか早い戦闘集団の人は同じロードバイクとは思えないほど速かった。

板のようなタイヤ、フレーム、前に乗り出せるハンドルなど、ロードバイクにも空気抵抗を受けない工夫がたくさんされていて、乗り物の性能差があるのが悔しかったし、羨ましかった。将来的にはもっと課金したい。笑

こだわっている人はバイクに100万以上かけていると聞いて、トライアスロン愛好家には富裕層が多い、ということにも納得できた。

ちなみにタイムは1時間と22分。118/324位という結果だった。

スイムで遅れた分を少し挽回できたのかもしれない。

ラン10km

ここからは得意分野、と思っていた。走るのは好きだからだ。

しかし、始まってみると足が上がらない。

息が一瞬で上がる。

本当に僕か?と疑うほど前の2競技で疲労が蓄積していた。

本来ならばこのランでもっと順位を上げるつもりだった。

3種目の中ではいちばんの得意分野だと自負していたし、スイムで周りに差をつけられることはわかっていたからだ。

でも結果は49分46秒で124/324位。思ったよりまくれなかった。

ただ、人生で一番しんどい50分間だったと胸を張って言える。
(胸を張ることではない。笑)

これを耐えれたのならばなんでも乗り越えていける、そんな謎の自信がついた。

人生初のトライアスロンの結果は136/324位

最後のラン10kmはまるで永遠のようだった。

総合結果は2時間25分46秒で136/324位。

ひとまず心配だったリタイアなしで完走できてよかった。

初出場にしてはよく頑張ったと褒めてあげたい。

しかし、正直もっと準備をすればもう少し頑張れたのではないか?

自分の成長できるポイントがたくさん見つかったレースだった。

次に同じレースに出場したら最低でも100位以内、めざせ50位くらいのモチベで頑張りたい。

初出場が21歳でよかった。

ここからまだまだ成長していける。

こういうことがたくさんあるから、若いうちからいろんなことに挑戦していきたい。

次は年明けのハーフマラソンからの2月のフルマラソン。

来年もいろんなことに挑戦して、いろんな体験をして人生を充実させていきたい。

絶対トライアスロンもリベンジするぞ。

読んでいただきありがとうございます! ハートをポチっとしていただけると執筆の励みになります✌️