地域活動のいろいろ

こんばんは。
前回の記事、憧れの古民家をゲット!しかし現実は… はこちら。

本日のテーマは
▼地域活動のいろいろ です。
「いろいろ」…アバウトか。笑
今日の述べたいことはこれです。

〇地域活動ってどんなことをするの?
〇地域活動の重要性
〇難しいところは?


〇地域活動ってどんなことをするの?
地域活動
と聞いて、一般的にどんなイメージがわきますか?

・自治会、町内会活動
・地域の寄合い(般若心経を唱えます)
・環境美化活動(花を植える、木を植える、草刈り、ごみ拾い、野焼き…)
・交通安全活動(登下校見守り、安全パトロール等)
・水路の清掃(主に田植え時の農業用水路)
・お祭り、地域イベントの手伝い
・小中学校の運動会や文化祭の手伝い

私がこれまで関わったり見てきただけでもこれくらいあります。
実際はもっと多いはずですが、地域の活動って想像以上に多岐にわたっているんですね。

地域活動をおこなっているメンバーの多くは定年を過ぎた方々や主婦・主夫ですが、うちの地域では仕事が休みの日には積極的に出てきて活動する若い方も大勢います。
もちろんですが、活動はボランティア=無報酬です。むしろ会費としてお金を負担しているなんてパターンも珍しくありません。みんなすごいなー、よくやるよなーと思います。

また、こちらはそれほど知られていませんが、非常勤の地方公務員扱いとなる地域活動もいくつかあります。
・消防団員
・民生委員、児童委員
・農業委員
・公民館運営審議会委員
等々ですね。

非常勤ではありますが公務であるため報酬が発生するものがほとんどのようです。とはいえ微々たる報酬で、活動にかかる労力や時間を考えるとほとんど無報酬に近いと考えてよいのではないでしょうか。

〇地域活動の重要性
無報酬なのに大変な地域活動。なんでそんなことをしているのでしょうか。かっこつけて言うのであれば、「自分たちの住む地域を自分たちの手で住みよい地域にしていきたいから」です。地域における活動の多くはそういったことが大きな目的となっているように感じます。

具体的にいうと、
▽こどもたちが使う通学路や道路沿い
 その道沿いに草が生い茂っている
 転落や自動車事故につながりやすい
 ⇒草刈り&交通安全活動へ

▽池や川から引く田んぼの水が通る水路
 これらは地域に住むみんなの共有財
 地域のみんなで掃除して水の通りを良くしよう
 ⇒水路清掃活動へ

こういった感じでしょうか。
地域活動は、日本の田舎では当たり前のように行われてきたのだと思いますが、実はとても価値のあることだと私は考えています。外部にPRするでもなく、地域に必要だという思いから自発的に行う。これらの草の根的な活動によってこそ地域の特色や文化、地域を思う気持ちなどは長い時間をかけて醸成されるものですし、そうした活動なくして本当に強い地域はつくられないのだろうと思います。

〇実態や難しいところは?
個人的にはまちづくりにおいてとても大切な取り組みだと思っている地域の活動。これまで各地域における地域活動はごく自然に、しかし確実に遂行されきました。しかしながら今後数年から数十年の間で継続不可能になってくる地域がドンと増えるんだろうなーとも感じます。なぜならば、若い世代(若いとはいっても50代くらいまで含む)の地域活動の担い手は激減しています。人がいません。人がいないのは仕方ないとしても、さらに難しいのは意識の変化であるように感じます。
「お金にならないことはしたくない」「地域とかかわるのが面倒くさい」「自分の時間を過ごしたい」私の周りではそんなことをよく耳にします。産業構造の変化の影響も大きく、地域とのつながりが重要な一次産業が多かったひと昔前に比べると、今は仕事をするだけであれば地域とのつながりが必要になることはそんなにありません。そういったことから、この数十年間で住む場所に対する考え方や暮らしを取り巻く環境「全体」から「個」へと変わっていった、そんな印象を強く受けます。

意識を変えていくために何をしたらよいのでしょうか。。。
活動に対する何かしらのインセンティブが必要なのだろうとは思います。それが必ずしも金銭である必要はなくて、もっと別の形であるほうが良い気はします。話は少しズレますが、私の所属している消防団での出動ごとに支払われるべき個人への金銭報酬ですが、そういえばその報酬は一円も頂いたことはありません。そんなことをぼんやり思っていたらこのような記事を見つけました。

なるほどー。記事に書いてあるように報酬はまとめて団の口座に入って、飲み会や親睦旅行という名の夜遊びに使われるわけですね。うちでも普通に行われているし他もそうなんだろうと思ってはいたけど、よくよく考えたら普通じゃないよなー。そりゃあ やる気もそがれるよなー、と。

ただこういうのって本当に難しいところで、楽しみがあっての消防団の活動が成り立っている側面も否定しきれないなと思いました。

そんなところです。

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