ALGS出場チームの勝手なイメージ^^^^^^(後編)

前回https://note.com/yachiyo_smg/n/nc05a4c3dfeb8 の続きです。

FLORA(ふろーら)
チーム自体はずっとあるけどメンバーは何度も変わっていますね。今のロースターは元FENNELのpinotr(ぴのた)選手に、元Detonatorのmiak(みあけー)、yudu(ゆづ)選手を加えた3名となっています。FLもDTNも世界大会出場チームでしたから、3人とも実績としては日本最高峰の実力者であると言えます。ぴのたさんなんかは、元プロ選手で現在は解説者の翔丸さんがPAD(apexにはpad、つまりコントローラーとキーボード&マウスの2つのデバイスの流派がある)日本一は誰だという質問に対して「ぴのたっちですね〜」と答えた程の実力を持っています。miak選手も競技参入したての頃は「miakの火力はヤバい」と選手間で散々言われていた猛者でした。
現FLORAの強みはその火力の高さに加え、判断力にも優れているところでしょう。apexにはIn Game Leader(IGL)という役割があります。移動や場所取り、戦闘を行うか否かなどの判断は基本的にこのIGLが行います。もちろん他2人も意見は言いますし、特にIGLというポジションを置かずに合議で動きを決めていくチームもありますが、まあ基本型は2人が情報収集+ダメージ稼ぎ、IGLがチーム全体の動きを決めるっていう形です。そんな役割なので、当然IGLには前記事で書いたようなapexの"上手さ"が求められるわけです。プロチームでIGLやってるようなやつは大体apexが上手い。
で、pinotr選手とmiak選手は元鞘のチームでこのIGLを務めていたわけです。日本トップクラスのIGLが2人。状況判断においては随一のチームであると言えるでしょう。まだこの3人で組んでから日が浅いため、予選が始まる前は実力が未知数だったのですが、結果を見る限り問題なく強いようです。果たして世界大会では決勝戦に進出できるでしょうか。

CrazyRaccoon(くれいじーらくーん)
CR。かつてT1は日韓において絶対王者でした。しかし、T1にもライバルがいなかったわけではありません。実力はそのT1に匹敵すると言われ、実際にT1と苛烈な優勝争いを繰り返していたチームが2つほどありました。ひとつは当時FENNEL KOREAと呼ばれていたチーム、そしてもうひとつがこのCrazy Raccoonです。日韓で長らく覇を争ったこの3チームを並べ、当時は"韓国三強"と称されていました。その頃からはメンバーも変わりましたが、強さは健在です。それもそのはず、変わったと言ってもエースプレイヤーのRAS選手はそのままに、新たに入ってきたのは元T1のParkha(ぱくは)選手。そこに韓国人プロのwhisper選手を加えた3人が現在のCRのロースターです。
apexをやっていてRASの名前を知らない人はあまりいないでしょう。"魔王"と呼ばれ、韓国人で最も有名なapexプレイヤーです。韓国人最強プレイヤー?うーんdr1pじゃない?wとか言ってるのは一部の競技オタクだけで、カジュアル層や大会観ない人の認識では韓国人最強プレイヤーはこのRAS一択です。youtubeやtwitterはRASのスーパープレイのクリップで溢れています。実際個の強さではdr1pに勝るとも劣らない実力を持っているでしょう。韓国人最強は誰?って言われた時に、RASかsellyかparkhaかkaronpeかoblyかdr1pかで1番通っぽい答えがdr1pだからそう言ってるみたいなところはあります。
まあとにかく、そんなスター選手のRASと元T1のparkhaが組んだ新生CRがどれほどのものなのか、大会本番が楽しみです。
ちなみに予選の1週目、week1ではRAS,parkha,dr1pでCRとして出て案の定1位でした。その後dr1pはチームの方針が合わないとして脱退、FUN123へ移籍しました。僕としてはこの3人での世界大会が見たかったですね。

PULVEREX(ぱるぶれっくす)
現日韓最強Fnatic。そのFnaticの、唯一格上に存在すると言っていいのがこのpvxです。というのも、第二回世界大会において、pvx(当時はteam unite)は世界3位、fnatic(当時はgamewith)は世界9位という順位だったからです。第三回大会ではpvxのsaku選手が新型コロナ陽性ということで欠場となり、デュオでの参加となったために格付けは更新されず、そのままpvxはLejetta選手が脱退したためこのどっちが上か勝負は有耶無耶になってしまいました。

俺ァなァ…今でもuniteが日韓最強だと思ってるぜ。日韓で言えばαDもCRもrejectも!gamewithもrig northも456もFENNELもFor7もFCも………だ〜れもuniteに敵わなかったじゃねえか。北米最強と謳われたあのOPTICやTSMさえ上回る順位だったんだぜuniteは。3回めの大会以降、Fnaticは元世界4位と持て囃されているが、それをいうならuniteは元世界3位だぞ!Fnaticが4位を獲った第三回大会もフルメンバーで出てれば優勝もあり得た!第二回だって、あの7試合めでDarkZero(当時はReignite)の野郎がチャンピオンを取らなければuniteが優勝するチャンスはあったんだ!

…ハイ。僕の1番贔屓はこのPULVEREXです。Lejettaさんが抜けた後、新しく入ったshunmiさんも充分上手い人ですし、pvxは確か各々がIGLを出来る選手たちだったと思うので、メンバー変更による弱体化はそこまでではないでしょう。なんとか決勝まで残ってほしい………10位以内入ってほしい………優勝…は無理でも大会で目立つ活躍をしてほしい………。

NORTHEPTION(のーせぷしょん)
順当に勝負が進んだら日韓で最も優秀な成績を収めるのはFnaticかe36でしょう。
FUNやCRもその可能性はありますが、いかんせん今のチームメンバーで始めてから日が浅いので評価が定まりきってない所があります。

しかし、もし………

もし、Northeptionが常に絶好調のコンディションで大会が進行するのであれば………

日韓最優秀…どころではない、世界1位の座すらも彼らのものとなるでしょう。

潜在能力ナンバーワンのチームです。結成してからまだ多分3…?4…ヶ月?くらい?のまだ新しめのチームで、予選開始前は実力を測りかねていたのですが、見事10位以内で終えてきました。

事が起こったのは予選、week5。ここでちょっと複雑なんですが大会のシステムを説明します。読み飛ばしてもらってもいいっちゃいいです。地域予選は計30チームが10チームごとにABCの3グループに分かれて、グループABで6試合、グループACで6試合、グループBCで6試合…というのを繰り返す形式になっていました(今さらですが、apexは20チームで戦うゲームです)。1ブロック6試合で、1週に2ブロック行われるので、各週ABCいずれかのグループは12試合行わなければなりません。6試合の順位ポイントとキルポイントの合計で1ブロックごとに順位を決め、1位25点、2位21点、3位18点、4位16点、以下1点刻みで19位まで点が与えられます。

2ブロック連続で試合があったチームの最高得点は、FLORAの39点(6位+1位)、Fnatic・PULVEREXの35点(6位+2位)、e36の34点(4位+3位)………と続きます。


………Northeptionの50点(1位+1位)を除けば。

2ブロック合計で40点を取れたチームすら存在しません。1位と6位獲ったFloraだって充分凄いです。実際選手目線で見れば、9位+9位の22点取れれば上々と言えると思います。
それを、両方1位で終わらせてしまった。1日で、50点も荒稼ぎした。快挙です。apexの歴史に刻まれました。

ノってる時のノーセプは強い。上振れた時の実力はFnaticをも凌駕し、その牙はDarkZeroにも届き得るでしょう。予選week5の時のノーセプが本番でも現れたら、世界大会優勝だって夢ではありません。

…これでマジでノーセプ優勝したらすげえドラマなんだよな、その時はみんなこのnote拡散してくれや^^^^^^^^


ganbare otousan(がんばれおとうさん)
通称GO。こんな名前ですが韓国のチームです。頑張れお父さんってのは韓国で流行ってる日本酒の名前らしいです。
元"韓国3強"FENNEL KOREAのjunghee(ジョンヒー)とdogma(ドグマ)、そこに元For7のjusna(ジャスナ)が加わったチームですね。

強い!………ですけど、正直あんまり印象ないですね。
FENNEL KOREAの時に確か日韓1位を一回獲ってましたよね。あの頃は強かった…って、今も強いんですけど、他のチームの方が勢いがある印象です。これはGOが悪いんじゃなくて、周りのチームが面白すぎるのが悪い。
確か、FENNEL KOREA→RIDDLE→REJECT→GOでしたよね?
去年行われた2回の世界大会に、ジョンヒーとドグマはrejectで、ジャスナはFor7でそれぞれ2回ずつキッチリ出てるので、間違いなく強いメンバーではあります。
元々強かったけど、周りが追いついてきたって感じです。
世界大会もねえ、実際2回とも出場して、出場できただけでもすごいんですけど、順位があんまりパッとしないんですよねえ…。
両方とも決勝進出できなくて、つまり上位20チームに入れなくて、「あのrejectでも決勝行けねえのか…!」っていう、大会のレベルの高さを表すウォーフ効果の犠牲になってしまった感がありますね。
地域予選の結果も9位と同点の8位ですから、まあギリっちゃギリかな………?
今回も、まずは決勝進出を目指して頑張ってほしいと思います。

GHS PROFESSIONAL(じーえいちえす ぷろふぇっしょなる)
正直に言って、GHSがこの枠に入ったことは意外でした。僕は、予選出場30チームのうち、ビタ当ては無理だろうと思ってたので、幅を作って14チームピックアップして、その中の10チームが日韓代表になるだろうと予想してたんですよね。その14チームは、GHSを除く記事で紹介した9チームと、NAKED,GROW,FENNEL,KINOTROPE,O2でした。
GHSは正直トップ10入ると思わなかった。ていうか絶対NAKEDは入ると思ってた。
だからあんまり印象とかもないですね。注目してなかったです。karaaju選手とかはかなり競技古参ですよね。なんか………ずっと中堅チームにいるなって………思ってます………。ごめん。サブオーダーでジブラルタル使ってるイメージ。

まあでもこの度立派なトップチームとなったわけですし、経験値を活かして、世界大会で活躍することを期待させてもらいます。


ハイというわけで、僕の勝手な印象を長々と書きました。ちょいちょい微妙に失礼なことも書いてますし、誇張したりもしてますね。多くの人に読んでもらいたいっちゃあ読んでもらいたいけど、ガチの競技オタクと、選手本人には絶対読んで欲しくないですね。まあそれは多分大丈夫でしょ。
これを読んで、少しでもapexの競技シーンに興味を持ってもらえたら幸いです。


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