ALGS出場チームの勝手なイメージ(前編)^^^^^^^^

ウス^^^^^^^^

2023年も始まって、もう1月も中盤ですね。そろそろアレが始まるということで、皆さん心が浮き足立っているのではないでしょうか?アレに向けて今までの復習をしたり、各国の戦略を分析したり、勝利予想をしたりなどして楽しんでいるかと思います。かくいう私も、来たるべきその日に向けて日々ライバル達の動向をチェックし、環境の変化などを楽しんでいます。

アレ………そう、ALGS(ApexLegendsGlobalSeries)に向けて!

………ALGSはapexの世界大会のことです。去年の12月に地域決勝が終わり、我らが日韓を代表する10チームが決定しました。北アジア(日韓豪)、南アジア、北アメリカ、南アメリカ、ヨーロッパ(その他)の各地域から計40チームが結集し、世界で最もapexが上手いチームを決める世界大会は今年2月のはじめに行われます。

今回は、そんなALGSの日韓代表10チームに対しての僕の個人的な印象を書いていこうかと思います。僕自身は多分apexの競技シーンはまあまあ詳しいと思いますが、メッチャオタクの人が見たら違くね?てなる所もあるかもしれないです。そこはすみません。あと一応これはおれのフォロワーに対して書いている体なので、あんまりapex知らない人でもわかるように書くつもりです。ですのでちゃんとapexやってる人にはわかりきったこともくどくど書くことになると思いますが、ご了承ください。果たしてapexに興味のない人ばかりのおれのフォロワーがこの文章を読むのかどうかは甚だ疑問ですが…。

やっていきましょう。

Fnatic(ふなてぃっく)
前世界大会4位。12月のリージョンファイナル総合1位。今日韓で、間違いなく最も強いチームです。3人の選手個々が高いスキルを持っており、抜群の安定感と確立された戦略でどの大会でも上位を獲っています。apexは言うて運ゲーなところもあるので、全ての大会で全部1位ってことは中々ないのですが、Fnaticはアベレージが高く常に上位に食い込んでおり、海外からの注目度も非常に高いです。
中でもYukaF(ゆか)選手のキャラクターコントロールとエイムの正確さは多くのプレイヤーから称賛の声が上がり、海外プロもピースキーパーを使う際にはYukaFの加護を得られるよう祈りを捧げながら撃つというシーンもありました。キャラコンに関しては海外含めても右に出るものはいないでしょう。
競技歴も長く、現在のメンバーでチームを組んでずっと一緒に戦ってきたので、連携においても隙がなく、鉄壁のチームといえます。バランス型のチームなのでどんな環境下でも戦うことができるのが強みですが、火力特化のチームに凸られてポイントが稼げないことがあるかもしれないという懸念もあります。また、世界大会2連覇を果たしたDarkZeroEsportsも同じくバランス型のチームであるため、前回大会から今回大会までに実力が追いついていなければ、優勝は難しいと言えるかもしれません。

FUN123(ふぁんわんつーすりー)
かつて日韓地域には、絶対的王者がいました。複数あった公式大会では全て1位を獲り、もし世界大会がその頃行われていたら優勝は彼らのものだったとすら言われる、伝説の韓国チーム。その実力は世界に轟き、最もレベルの高い北アメリカ地域でも彼らのプレイを手本として練習するプロチームがあったといいます。チームの名は”T1”(てぃーわん)。FUN123は、そのT1のメンバーであるoblyとkaronpeが、元For7のエースプレイヤーであったdr1pと新たに組んで結成したチームです。For7自体も韓国のトップチームであり、去年2度行われた世界大会に2度とも出場した、つまり日韓代表10チームに連続で入っていた強豪です。しかしチームは解散し、dr1pもFAとなっていたところを、新しい選手を探していたobly,karonpeの誘いでFUN123に加入することとなりました。
あくまで僕個人の評価ですが、個人単位のプレイスキルでいえばdr1pは韓国人で1番"強い"です。僕程度では"上手さ"までは理解が及ばないところもありますが、"強さ"は比較的わかりやすいです。AIMの正確さ、戦闘時の立ち位置・立ち回りなどから、そのプレイヤーがどれほど強いのかを判断します。dr1pはその全てに秀でており、個人技では彼が最強と言っても良いと感じました。そのdr1pが元T1の2人と組んだことで、一体どれほどのチームが出来上がったのか。apexはチームで戦うゲームなので、個人技最強のプレイヤーがいただけで勝てるわけではありません。また、メンバー同士の相性・シナジーもあり、個人で強い奴らを3人集めたら最強のチームが出来上がるかというとそういうわけでもありません。さらに言えば、apexで勝つためには"強さ"だけでなく"上手さ"も必要となってくるため、"強い"dr1pが入ったドリームチームのFUN123が絶対最強と断言できるわけでもありませんが、まあ間違いなく日韓でもトップレベルの実力があるチームではあると思います。世界大会ではまず決勝戦進出、つまり上位20チームに入ることを目標に頑張ってほしいと思います。優勝できたらしちゃっていいよ。

Enterforce36(えんたーふぉーすさーてぃしっくす)
e36です。Fnaticが現日韓で最強のチームと言うならば、e36は現日韓で最も勢いのあるチームと言えるでしょう。元FAVGAMINGの3人でメンバーはそのまま、FAVの時代はあまり大会では目立った成績を残すことはありませんでしたが、ここにきて急激に伸びを見せてきたチームです。リージョンファイナル直前に行われた、本番を想定した賞金付き練習試合MOISIカスタムにおいて1位を獲り、その実力を見せつけました。元々メンバーは強い強いと言われていて、FAV時代もなんで成績伸びないんだろうねと言われていたチームなんですが、e36に所属が変わった頃から突然上位常連となり、日韓最強格のチームになりました。これについて公式実況を担当している大和周平さんは、「元々強かったから意外性はない。むしろFAV時代の低成績の方が意外だった」という趣旨の話をしていました。
やはり特筆すべきはAimbot選手の火力でしょうか。プロ選手になる前はチーターという疑いをかけられていたほどのパワーをもった選手で、いつかの地域大会ではクレーバーを使った大逆転で視聴者を大いに沸かせました。Fnaticと並んで世界大会での活躍が期待されるチームです。


FC Destroy(えふしーですとろい)
fc。新進気鋭のチームだった頃が懐かしいですね。今やお馴染みのトップチームとなりました。一貫したキルムーブで試合を徹底的に破壊し尽くすお化けチームです。そのプレイスタイルはあの"T1"にも"災害"と言われて恐れられ、一度日韓1位を獲ったこともある人気プロチーム"456"のnaohiro21選手がチームメンバーに引退を相談した際に「もうFCとかと戦っていく自信ないよ」とこぼしたことがあるくらい、選手間でも「当たりたくない相手」という認識があるようです。前に"強さ"と"上手さ"について書きましたが、fcはとにかく"強さ"でゴリ押しするプレイスタイルです。接敵したらまず戦いを挑む。彼らに防衛や撤退という戦略は無い。とにかく敵を倒せば勝てるのだ。apexの大会は順位に応じてポイントが割り振られ、15位以下では順位ポイントが入らないので基本的に序盤に戦うことはリスクが大きい。FnaticもFUNもe36も序盤の戦闘は基本的には避けます。少なくとも6分(ろくぶ)以上の有利状況でないと戦闘は行いたくありません。でもfcには関係ない。有利だからとか、場所を取るためだとか、そういう理由なんていらない。ただ出会ってしまったから戦うしかない。なんなら不利でもfcは戦いを挑みます。そんな場面何度も見ました。結果負けることも珍しくはない。でもfcは挑み続ける。南アジアと合同の練習試合をしたときには、「大会荒らし」「sushi gang」と言われ、「練習だからって適当にやってんじゃねえぞこっちは本番を想定してやってんだお前らがいるとまともな練習にならない(意訳)」とスクリム(練習試合)出禁になるという事件がありましが、日韓勢の「いやfcって本番でもこうだから」という証言により出禁は解除されました。そして、fcは3回連続で日韓代表10チームの座を勝ち取った。日韓でも屈指の"強さ"を持ったチームです。ALGSではfcの破壊ムーブを楽しみにしているファンも多いことでしょう。

ただ…………

残念ながら、FC Destroyが優勝することはないでしょう。
それは、そもそもfcのムーブが大会向けではないことが理由です。apexの大会は、順位ポイントとキルポイントの合計が50を超えるとマッチポイントとなり、マッチポイント到達チームがチャンピオンを取った時点で大会終了、そのチームが優勝というルールになっています。
前述の通り、fcはとにかくリスクのある行動を貫き通すので、キルポイントは取れるのですがチャンピオンを取ることは滅多にありません。得点は取れても、チャンピオンを取ることができなければ優勝することはできないのです。キルムーブで優勝するには、キルムーブでチャンピオンという無理を通す力、ハイリスクを押し退ける、圧倒的、「apex上手いやつ」の上澄みであるプロの中でも、更に上澄みとなれるほどの、圧倒的な戦闘能力が必要なのです。

圧倒的な…戦闘能力………

かつて、fcと同じムーブをして、世界大会で暴れに暴れたチームがありました。
ノースアメリカ代表、”FURIA Esports”。
前回大会総合結果、2位。
どのチームより先にマッチポイントに到達し、どのチームより多く得点したチームでした。
1位のDarkZeroは70ポイント、FURIAはそれを凌ぐ85ポイントを稼ぎました。しかし第9試合、マッチポイントに到達したDarkZeroがチャンピオンを取ったことによりDarkZero優勝、FURIAは2位ということになりました。

FURIAは間違いなく世界最強でした。戦闘力でいえば世界大会を2連覇したDarkZeroをも明確に凌ぐ能力を持っていた。正面から戦えばFURIAに勝てるチームは存在しなかった。

それでも、優勝はできなかったのです。FURIAは確かに強かったが、DarkZeroの方が"上手かった"のです。

fcが優勝するためには、当時のFURIAよりも強くなるか、あるいは他のプロチームに勝てるくらい"上手く"なるか。いずれも厳しい条件です。果たしてどこまで食らいついていけるのでしょうか。


なんかめちゃくちゃ長くなっちゃいましたね…。そもそも需要がない文章なのに、こんなに長々書いてしまって……。何をやっているんだおれは。なんかapex競技詳しい人には当たり前のことしか書いてないし知らん人からしたらオタクが長々語ってるだけだしでいよいよどっちつかずの意味のわからないnoteになってしまいましたね。
残りの6チームは後編ってことで後日書きます。いや書かないかもしれない。せっかく書いても反応がないとやはり寂しくなってしまうから…。

ま、書いてる間楽しかったからいっか^^^^^^^^

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