『新せ界』が見せてくれたもの

久方ぶりの宿です。
こんにちは。こんばんは。


櫻坂46初の展覧会
『新せ界』

初日の7月28日に行ってまいりました。


元々行く前からnoteには残そうと思っていたので、
もう何回か行く予定ではありますが
まず初見の感想として
メモ代わりに書き留めておこうと思います。


※ガッツリネタバレあります。
何卒自衛をお願いします。





地続き

まず驚いたのは
この展覧会、最初に我々が目にした、
あるいは目にするのは

「鳥居坂46のロゴ」
および
「欅坂46の歴代のジャケット写真」

だったんです。

もちろん櫻坂46を語るにあたり
欅坂46を語ることは欠かせません。

ただ正直、一発目である必要はあるのか?
と感じたことは否定できません。

ではなぜそうする必要があったのか、

それはおそらく、
「欅坂46と櫻坂46が地続きであること」を
この展覧会においての大前提としたかったから


スタートが欅坂であるだけに留まらず、
展示中には随所に
「五月雨よの大樹の"根"」が。

そしてよく見ると、これらのほとんどに
欅坂46時代のCD
同リハ映像が流れるモニター
が設置されています。

どこにも
「櫻坂46は欅坂46が改名してできたグループです」とは明記されないままに。

地続きであるということは、
根っこに欅坂46を持つと同時に
「欅坂46とは異ならなければならない」
ことすら意味しうると思います。

そのためには欅坂がどうであったか、
根っこに何を持つのか、
それを明確に示す必要があった。
櫻坂の今には欅坂という過去が必要だった。
そういうメッセージだったのかなぁと
今反芻しながら考えている次第です。


こだわり

ミュージックビデオやアートワークの展示、
およびその企画書やコンテを見て感じたことは、

櫻坂46の作品に対する
クリエイターたちの並々ならぬこだわり。

「櫻坂46」というものを示さなければならなかった、
Nobody's fault期間の制作。

ジャケットのタイプごとのコンセプト、
ひいてはシャッターを切るタイミングまで書かれた
綿密な企画書。

「欅坂46と被る描写を避ける」
というこだわりすら存在していたことも知りました。

考えられすぎている。

直感的に思ったのはこれです。

櫻坂46は普段、
私が信念を持って、
私なりに真摯に向き合って
応援させてもらっている方たちです。

それ故に、
彼女たち本人が誰よりも作品に真剣であることは
一ファンながらに感じています。

でもそれだけじゃなくて、
その周りの制作陣の方々も負けないくらい、
真剣に櫻坂46と、
櫻坂46の作品と向き合っている。

その片鱗を見ることが出来たのが
何よりも嬉しかったです。
チーム櫻坂、すごい。

あと、ただ展示するのではなくて
こちらがより楽しめるようなひと工夫もあって
めちゃくちゃ面白かったです。



余談、

ぐうこた、最初は相手役もメンバーだったと知り驚き。

あと、某根っこに見つけた某ジャケット。
言葉にできない感情が喉まで込み上げてきました。
この感情の正体を探すためにも
もう一度行きたい。



痕跡

上記ホームページにも記載されている通り、
展覧会は章に分かれ、
それぞれのテーマに沿った展示が行われています。
このうちの

4章 彼女らの痕跡 -存在と不在の狭間

という展示が非常に印象的でした。


事前にインタビューなどでも述べられている、
『思ったよりも寂しくない』での
山﨑天さん撮影のビデオ
及び先日行われたJapan Expoでパリに訪れた際の
メンバーのオフショットビデオ
これらはここで3つのモニターに分かれて
上映されています。


アイドルは幻だと、
ある子は言いました。


私はずっと、
アイドルは幻かもしれない、
明日にも消えていなくなるかもしれない、
と思いながら
でもそうではない、
今私の見ているこの光景は夢ではない、
そう思える痕跡をひたすらに探し続けて、
いや、探し求めています。

だからこそ、
今回こうして「痕跡」として
展示をしてくれたのが
私はすごくすごく嬉しかった。

櫻坂46は紛れもなくそこに在るのだと
そう言いきってくれたようなあの空間が
心地よくて仕方なかった。

展示されているもの、映像は
言ってしまえば「過去」のはずなのに
あそこだけは、あの空間だけは
ずっと「今」だったような気がします。


未来

最後に展示されていた、
インタビューに対するメンバーそれぞれの回答。

推しのコメントを主に見つつ、
すごいなぁ、かっこいいなぁ、
それいいなぁなんて思いながら
全員の回答に目を通しました。

ひとつ刺さったのは守屋麗奈さんの回答。

あの日がそうじゃなかったなんて
少なくとも私は全く思わないのだけど、
去年、雑誌のインタビューでも
同じようなことを田村保乃さんが仰っていました。
メンバーがそう思うのならそうなのかなぁ。とか。
私がただ願うのは
もう一度、必ず訪れるだろうその機会も
その場に居られること、
ただそれだけです。

そして
度肝を抜かれたのが村井優さん。

すごすぎる。

あの場でああやって言いきれるのが
かっこよすぎる。

見せてください。いつか必ず。





ここまで稚拙な文章を書き連ねてしまいましたが、
読んでくださったみなさん
ありがとうございます。お疲れ様です。

もう一度行った際にはまた書きたいなーとは
思うております。ええ。

いや、
新せ界、とにかくよかった。

今日は
気づいたらグッズ購入額が
予算をはるかに上回っていたことだけ忘れて、
感傷に浸りながら寝ようと思います。

では。

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